2008年02月13日

やの雪 and Aeon "Eyemoon" (2001)

Thereminの可能性を再認識させる名盤

nakaQがはじめてThereminの演奏を聴いた曲はThe Beach Boysの'Good Vibrations'ですが、あの完全にポルタメントで滑らかにピッチアップ&ダウンする不思議な音は一体なんだろう、なんて思ったものです。楽器に手を触れないで、空間上の両手の位置でピッチとボリュームをコントロールする演奏スタイルはまさに独特のもので、演奏するのはとても難しいようです。

やの雪さんはそんなTheremin奏者の一人で、このアルバムはクラシック曲の何かの楽器の代わりとかにとどまらない、コンテンポラリーな曲でのThereminの可能性を認識させる、すばらしい作品に仕上がっています。

冒頭の'ソング・フォー・デス'はまさにそんな曲で、古楽器を使用した枯れた演奏をバックに女声と聞き間違うようなThereminのソロが展開されます。音域による個性付けもすばらしく、ソプラノとアルトで、別々の声を持ったシンガーを表現するかのような演奏になっています。

声域による声色の変化で別々のキャラクターを表現するというと、Kate Bushをイメージする方がおられると思いますが、何曲かでやの雪さんがVocalも担当しており、その声なり表現がKate Bushにとてもよく似ています。'クリスタル・ファーム'など、曲調も中近東的ですし、呪術的な雰囲気があるところなど、Kate Bushの"The Dreaming"を思わせます。

'ロータス'ではDeath Techno的な演奏を聴かせ、'歌劇カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲より'では多重録音により「合唱」効果を表現したりと、まさにThereminの可能性を再認識させる意欲的な演奏が続きますが、Theremin曲では定番の'白鳥'もハープをバックに美しく歌うTheremin演奏が収録されていて、これもたまらない魅力を放っています。

nakaQ評価:★★★★

アイムーン
アイムーン

曲目リスト

1. ソング・フォー・デス
2. アトランティス
3. クリスタル・ファーム
4. ラウダ
5. 聖母マリアのカンティガ集より
6. アヴェ・マリア
7. 白鳥
8. 歌劇カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲より
9. ブラウエ・ブルーメ
10. モルダヴァイト・レイン
11. ロータス
12. オデュッセリア
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2008年02月06日

Beyonce "B'Day" (2006)

Beyonce本領発揮の超強力な1枚!

大ヒット作となった前作"Dangeously In Love"は、ジャケット写真のインパクト&美しさと、前半3曲ほどを除けば、後は結構退屈な作品だったのですが、このアルバムはそんな思いを抱かせない、まさにBeyonceの本領発揮といったイメージのある素晴らしい作品に仕上がっています。

一番上のアルバムジャケットはDeluxe Editionのもので、この作品の場合Deluxe Editionといってもいろいろあるので注意が必要です。nakaQはタイ製DVD付きのDeluxe Editionを購入しました。

AmerieとRich Harrisonが"Touch"で展開したドタバタHip Hopの成果を取り入れており、'Freakum Dress'ではRich Harrisonもソングライティングに参加しています。この曲は妖しげな雰囲気と圧倒的な盛り上がりを見せるサビの迫力がすごい。Amerieの"Touch"ではどこかキワモノ感が漂っていたのですが、この作品では初物臭さを消化し王道R&Bサウンドに仕上がっています。

'Green Light'も'Freakum Dress'と同様のドタバタHip Hopで、サビのコーラスはAmerieの'1 Thing'そっくりです。この曲のプロモがまたすごい。ボンデージな皮革スーツと極端に直立したハイヒールが強烈な印象を放ちます。脚線美の強調や、段上にバンドメンバーを配置するシーンなど、これまたAmerieの'1 Thing'のプロモを彷彿とさせます。

他にもいい曲が続くのですが、ちょっと別格なのが映画"The Dream Girl"からの1曲'Listen'で、この曲でのBeyonceの歌唱は本当にすばらしい。Destiny's Childでは、美人部門担当という感じで、歌い上げる歌唱力はそんなに目立っていなかったのですが、ゴスペル調に盛り上がるこの曲でのBeyonceは実にすごく、この人のシンガーとしての底力を見せ付けられた気がしました。

ジャケット写真は、一番上がDVD付きで曲数も多いDeluxe Edition、2番目が通常の輸入盤です。3番目以下は、例によってシングルのジャケットです。

nakaQ評価:★★★★★

Beyonce "B'day"
B'day

曲目リスト

Disc 1

1. Beautiful Liar (Beyonc and Shakira)
2. Irreplaceable
3. Green Light
4. Kitty Kat
5. Welcome To Hollywood
6. Upgrade U feat Jay-Z
7. Flaws And All
8. If
9. Get Me Bodied (extended mix)
10. Freakum Dress
11. Suga Mama
12. Deja Vu featuring Jay-Z
13. Ring The Alarm
14. Resentment
15. Listen (from the motion picture Dreamgirls)
16. World Wide Woman
17. Check On It
18. Amor Gitano (Beyonce & Alejandro Fernandez
19. Beautiful Liar (Remix- Beyonce & Shakira in English)

Disc 2(DVD)

1. Beautiful Liar (Beyonc and Shakira)
2. Irreplaceable
3. Kitty Kat
4. Green Light
5. Upgrade U featuring Jay-Z
6. Flaws And All
7. Get Me Bodied (Extended Mix) featuring Kelly Rowland, Michelle Williams
8. Freakum Dress
9. Suga Mama
10. Deja Vu featuring Jay-Z
11. Ring The Alarm
12. Listen (performance version)

Beyonce "B'day"
B'day

曲目リスト

1. Deja Vu
2. Get Me Bodied
3. Suga Mama
4. Upgrade U
5. Ring the Alarm
6. Kitty Kat
7. Freakum Dress
8. Green Light
9. Irreplaceable
10. Resentment

Beyonc? - B'Day - Deja VuUSA試聴できます

Ring the Alarm
Ring the Alarm

イレプレイスブル/リッスン(DVD付)
イレプレイスブル/リッスン(DVD付)

Check on It [12 inch Analog]
Check on It [12 inch Analog]

Deja Vu
Deja Vu

チェック・オン・イット
チェック・オン・イット

Listen
Listen

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2008年01月13日

Spice Girls "Greatest Hits" (2007)

Spice Girls 初のプロモDVD付きGreatest Hits!

どうしてこの時期にSpice GirlsのGreatest Hitsなのかよくわかりませんが。よりにもよって、初のプロモDVD付きで登場です。nakaQ的には曲は聴き飽きるくらい聴いたし、プロモも基本的にはMTVとかで見ているし、まあなんということもないのですが、しかしプロモDVD付きとなるとなにやら胸騒ぎがして、難波のタワーレコードでNTSC DVD付きの盤を見たと思いきやいつの間にかレジで黄色の袋を受け取っている私がおりました。

で、とにかくやはりこのアルバム、DVDのプロモがやはり話題の中心と思うのですが、古いプロモがとてもきれいな映像で見られて、うれしかったです。'Wannabe'とか、MTVのクリップでもやっぱりVHS時代の映像という感じで、最初のタイトルとかぼやけた赤い字で表示されていたのですが、このあたりもはっきりくっきり!で、全体に色もよく乗っていてきれいです。

'2 Become 1'も、VHS作品"Official Video Vol.1"とかではナレーションに続いて始まるので、MTVとかでも前の方をかなりカットしたバージョンになっていましたが、このアルバムのプロモはやはりマスタから起こしたものらしく、曲の始めからフェードインして始まるのでとてもうれしいです。やっとこのプロモの全体像を見ることが出来た!という感じです。

あと好きなのは'Goodbye'でしょうか。この曲は比較的新しいのでMTVで見たバージョンとそんなにはイメージが違わないのですが、やはり色が良く乗っていてきれいです。冷え切った館を彼女達のGirl Powerで暖める、感動的なクリップで、やはりいい曲だな、と思いました。

ブックレットに5人のメンバーがそれぞれコメントを寄せているのですが、nakaQ的に一番おもしろかったのはVictoriaで、To my boys:としてDavid(!),Brooklyn,Romeo and Cruzの名を挙げ、Brooklyn,Romeo,Cruzの子供達にMummy was a pop star!!!と書いているのが、・・・終わったな、という感じです。でも、とっても幸せな感じが伝わってきて、なんだかんだと悪口を言われつつも一番幸せなのは彼女じゃないか、と思ってしまいました。

アルバムジャケットを2種類貼っておきますが、DVD付きは上の黒いジャケットのものです。

nakaQ評価:★★★★★

Spice Girls "Greatest Hits"
Greatest Hits

Spice Girls "Greatest Hits"
Greatest Hits

Spice Girls - Spice Girls: Greatest Hits試聴できます
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2007年12月24日

Evanescence "Fallen" (2004)

ヘヴィな中に美しさを湛えた新世代ゴスアルバム

Evanescenceというと、ボーカルのAmy Leeがゴスの女王とか言われてちょっとキワモノ的なイメージがあります。ある種おどろおどろしい側面はあるものの、美しい歌声と、ロマンティックな楽曲がこの作品をヘヴィではあるが非常に格調高いものに仕上げています。

'Going Under'はオープニングナンバーであると同時に、この作品を特徴づけるヘヴィかつ美しい1曲です。ノイジーなギターのバッキングに混じって奏でられるピアノがリリカルな効果を上げており、Amy Leeのボーカルも凛として素敵です。

'My Immortal'はピアノとストリングスの伴奏により静かに歌われます。この曲などを聴くと、Amy Leeは果たしてヘヴィメタルなバッキングが似合っているのか、実はこんな静寂な演奏で歌うほうがこの人に合っているのではないか、なんて思ってしまいます。魂を洗われるような思いになるのはnakaQだけでしょうか。

'Tourniquet'はヘヴィなディストーションギターと美しいストリングスが印象的な曲ですが、悲痛な叫びを上げるハイトーンのギターがとても効果的です。元祖ゴスともいえるSiouxsie & The Bansheesも多用した種類のギターサウンドですが、この崇高な美しさは気高いBansheesのファンだった方々にもぜひ聴いていただきたいです。

nakaQ評価:★★★★

Fallen
Fallen

曲目リスト

1. Going Under
2. Bring Me To Life
3. Everybody's Fool
4. My Immortal
5. Haunted
6. Tourniquet
7. Imaginary
8. Taking Over
9. Hello
10. My Last Breath
11. Whisper

Evanescence - FallenUSA試聴できます
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2007年12月08日

Rihanna "Music Of The Sun" (2005)

Rihannaの新しい才能がまぶしい1stアルバム

Rihannaの1stアルバムです。

Rihannaというと、オーディションでDef-Jam社長のJay-Zがぞっこん惚れ込んでその場で契約したとかのシンデレラストーリーが語られますが、この作品を聴くとそんな逸話に素直にうなづけるような、新しい世代のシンガーとしてのRihannaの魅力が溢れています。

'Pon De Replay'は引き締まった重いボトムにRihannaの歌が乗るアゲアゲなダンスチューンですが、レゲエで、R&Bというこの人の特質がよく表われた1曲です。ボーカル的には語り口調で、低域を活用した曲です。

'If It's Lovin' That You Want'は明るい曲調で、この人の大きな可能性を感じさせます。この曲はレゲエっぽさよりR&Bっぽいアプローチのほうが目立っているかと思うのですが、新世代の歌姫の誕生を実感させる、素敵な曲です。

タイトル曲の'Music Of The Sun'は、哀愁を含んだスパニッシュな曲調で、レゲエという、言葉にするとキワモノに感じてしまいますが、実にしっとりとした良い曲に仕上がっています。社長のJay-Zが惚れ込んじゃったので無理もないのかもしれませんが、サウンドプロダクションも充実していて、オーディオ的にも優れた作品になっていますので、その意味でも一聴の価値のある作品と思います。

nakaQ評価:★★★★

Rihanna "Music of the Sun"(♪全曲試聴可)
Music of the Sun

曲目リスト

1. Pon de Replay
2. Here I Go Again
3. If It's Lovin' That You Want
4. You Don't Love Me (No, No, No)
5. That La, La, La
6. Last Time
7. Willing to Wait
8. Music of the Sun
9. Let Me
10. Rush
11. There's a Thug in My Life
12. Now I Know
13. Pon de Replay [Remix][*][Mix]

Rihanna - Music of the Sun試聴できます
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2007年11月16日

Alicia Keys "As I Am" (2007)

Aliciaのあるがまま(As I Am)が素敵に表現された名盤

Alicia Keysの3rdアルバムが発売されましたので、早速購入して聴いてみました。

Aliciaの作品ですから、つまらないわけはないのですが、今回は特に中後期のThe Beatlesを思わせるような美メロな曲が多く、またストリングス等の起用の仕方もそれっぽい曲が目立っています。反面、"Song In A minor"から"The Diary Of Alicia Keys"の時にも感じたのですが、Hip Hopには更に距離を置いたものに仕上がっています。

nakaQは"Songs In A minor"の'Girlfriend'や、"The Diary Of Alicia Keys"の'Heartburn'のようなHip HopっぽいAliciaが大好きでしたので、その意味では少し物足りない。が、そんなことも単なる感傷でしかなく、Aliciaはもっと真っ当に正統派R&Bの道を究めようとしているようです。

'Superwoman'は、まさにAliciaそのものといったタイトルですが、シンプルに聴こえる曲でAliciaはメロトロンやSynthe Bassも担当しており、まさにSuperwomanな活躍を見せています。このアルバムにあっては随分と控えめな歌唱と美しいコーラスが美メロを際立たせています。

先行シングルの'No One'はまさに美メロの極致。アタックを遅くしたJupiterシンセサイザが奏でるキメのフレーズがとても印象的です。プロモビデオはオルゴール仕立てになっていますが、ゆっくりとしたシーケンスで感動的に曲が進行します。ハスキーな歌唱で情感豊かに歌い上げるAliciaのボーカルと相まって永遠の名曲と呼ぶにふさわしい仕上がりです。

もう1つの大きな山が'I Need You'で、イントロに現れるサビのフレーズがこの曲の流れを支配しています。曲の進行もとても音楽的でかっこいい。左に定位するフランジャーをかけたアコースティックギターがアクセントになっており、ブラスサウンドの起用も曲を生き生きとしたものにしています。

クレジットを見ていると、あくまでもアコースティックな感触なこのアルバムで意外にDigital Instumentsが活躍していることがわかります。'Wreckless Love'が良い例で、全ての楽器がJack Splashによるプログラムで演奏されています。

nakaQはDVD付きの限定盤を購入したのですが、Hollywood Bowlでの'Karma','Heartburn','Wake Up'のライブパフォーマンスを収録しています。このライブでのAliciaの衣装がセクシーで、これまた素晴らしい。ブックレットのAliciaの写真も本当に美しく、今最高のところにいるAliciaのあるがまま(As I Am)が素敵に表現された名盤と思います。

ところで・・・この作品のAliciaって怒っていますよね。何に怒っているのか、nakaQはセクシーとかそんな次元だけでAliciaとBeyonceを比較して、売り上げを云々する、そんな業界に怒っているように思うのですが。稀代のミュージシャン/シンガーが獣性を発揮したのがこのアルバムのように思うのですが、いかがでしょうか。

nakaQ評価:★★★★★

Alicia Keys "As I Am"
As I Am (Snys)

アズ・アイ・アム:ザ・スーパー・エディション(期間限定盤)(DVD付)
アズ・アイ・アム:ザ・スーパー・エディション(期間限定盤)(DVD付)

Alicia Keys - As I Am試聴できます
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2007年11月07日

Mis-Teeq "Eye Candy" (2003)

DVD付きのスペシャルエディションがおすすめ

UKの女性3人組Mis-Teeqの2ndです。

3人組ということで、デスチャと比べられたりすることもあったようですが、デスチャよりはTLCに雰囲気が近いような気がします。

'Scandalous'は凄みのあるベースラインやLP盤のスクラッチを使用したリズムなど、冒険心もある良い曲です。この曲はプロモもいかがわしい雰囲気満載でとても好きなのですが、スペシャル・エディションはこのプロモも入ったDVDとの2枚組みになっていますので、ぜひこちらを入手されたほうがよいです。

'Can't Get It Back'はこのアルバムからのもう一つのシングル曲です。ちょっとニュージャックスイングでポップな曲です。この曲のプロモも離婚調停の裁判をおちょくったような内容で、楽しくてなかなかよいです。セクシーさは'Scandalous'にはかないませんが。

タイトル曲の'Eye Candy'も楽しいポップ曲です。このグループはSabrinaのボーカルはもちろんよいのですが、かわいい顔してハスキーボイスで迫るAleshaのラップがとても魅力的で、そんな彼女達の魅力に溢れた曲です。

曲は、どちらかというと繰り返し聴いたほうがよさがわかりますが、DVD付きの盤に入っているプロモは彼女達のベスト的な内容ですので、文句なしに楽しめますので、こちらを入手されたほうがよいと思います。ジャケット写真では下の写真の盤です。

nakaQ評価:★★★★

Mis-Teeq "Eye Candy"
Eye Candy


曲目リスト

1. My Song
2. Scandalous
3. Can’t Get It Back
4. Dance Your Cares Away
5. All In One Day
6. Strawberrez
7. Nitro
8. Home Tonight – Featuring Joe
9. Do Me Like That
10. That’s Just Not Me – Featuring Baby Cham
11. How Does It Feel
12. Best Friends
13. It’s Beginning To Feel Like Love
14. Eye Candy
15. Just For You

アイ・キャンディー〈スペシャル・エディション〉
アイ・キャンディー〈スペシャル・エディション〉


Mis-Teeq - EYE CANDY (アイ・キヤンデイー)試聴できます
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2007年10月12日

Christina Aguilera "Back To Basics" (2006)

やっぱりChristina Aguileraはブロンドでなくては!

ブロンドに戻ったChiristina Aguileraの美しいポートレートが印象的なアルバムです。

ブロンドに戻るなんて外見的なことで、音楽としてはどうでもよいことなのかもしれません。事実、このアルバムも、いかにもBack To Basicsなオールディーズ的な楽曲も多いのですが、特にオールディーズでもノスタルジックでもない、まさに今のブラックミュージックシーンそのものの楽曲もたくさん収録されています。

それでもnakaQとしてChristina Aguileraが美しいブロンド姿でいて欲しいと思うのは、やはり彼女ほど美しいアメリカ女性を体現できる人もいないと思うからです。あまりリアルに、ありのままの自分を曝け出すことに執着するよりは、美しくグラマーなアメリカンブロンドという夢を人々に見させる稀有なキャラでいてほしい、と思います。

この作品では、やはりDisc 2の'Candyman'がポップでよいです。この曲はアルバムタイトルの"Back To Basics"という言葉をストレートに音にした、本当に楽しい曲です。のびのびと歌うChristinaの歌唱ももちろん最高です。

この曲はDisc 2の前半に収録されていますが、このあたりはアルバムでも山場を形成する佳曲が集まっている部分で、'Nasty Naughty Boy'とかもとてもよい曲です。曲名からして妖しいですが、アメリカ大衆音楽の黄金時代の40〜50年代を髣髴とさせる雰囲気に満ちています。それを歌うChristinaの確かな表現力もたいしたもので、やっぱりnakaQ的にはこういうChristinaが最高に好きです。

ノスタルジーからは外れますが、Disc 1の'Without You'もアコースティックなピアノといかにもシーケンスなバスドラムの対比が不思議な情感を漂わせる、とても好きな曲です。Christinaのさわやかな感触のコーラスもいいです。

アイドル時代の彼女が好きだった人にはちょっと渋いかもしれませんが、とても上質の、今のChristinaを素直に表現した好盤と思います。

nakaQ評価:★★★★★

Christina Aguilera "Back to Basics"
Back to Basics


1. Intro (Back To Basics)
2. Makes Me Wanna Pray featuring Steve Winwood
3. Back In The Day
4. Ain't No Other Man
5. Understand
6. Slow Down Baby
7. Oh Mother
8. F.U.S.S. (Interlude)
9. On Our Way
10. Without You
11. Still Dirrty
12. Here To Stay
13. Thank You (Dedication To Fans...)
14. Enter The Circus
15. Welcome
16. Candyman
17. Nasty Naughty Boy
18. I Got Trouble
19. Hurt
20. Mercy On Me
21. Save Me From Myself
22. The Right Man
23. Back To Basics (Bonus Video)

Christina Aguilera - Back to Basics試聴できます
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2007年09月27日

Mahavishnu Orchestra "Between Nothingness And Eternity" (1973)

John McLaughlinの超速弾きが炸裂するMahavishnu Orchestraのライブアルバム

ライブアルバムとは言っても"The Inner Mounting Flame"や"Birds Of Fire"の曲をライブで再現しているわけではなく、新しい曲での演奏を収録したものですので、オリジナルアルバムの1つとして聴くことができる作品です。

このアルバムのインタープレイはとにかくすさまじい。John McLaughlinのギターはこの当時神がかり的だったと思うのですが、超絶な速弾きがこれでもかとばかりに繰り広げられますので、バカテクなギターソロを聴きたい人には最適な作品かと思います。Jan HammerのMoogもいい感じで叫びを上げ、よいです。

反面、なにぶんインプロビゼーションが主体の構成ですので、曲自体のよさとかはほとんど印象に残らず、そういう意味では"Birds Of Fire"のようにカチッと1曲1曲がまとまっているアルバムのほうがとっつきはよいと思います。

いずれにしても、70年代前半の「ジャズ・ロック」ムーブメントを飾る代表的な作品には違いないと思われ、聴いて損はない充実度を持ったアルバムです。

nakaQ評価:★★★★

Mahavishnu Orchestra "Between Nothingness and Eternity"
Between Nothingness and Eternity


Mahavishnu Orchestra - Between Nothingness & EternityUSA試聴できます
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2007年09月19日

Foxxi misQ "GLOSS" (2007)

nakaQ的にはThe Best Album of 2007

Music CollectionではJ-Popを取り上げることは滅多にないのですが、今回のFoxxi misQはすごく気に入ったので紹介します。

テレビのオーディション番組で選ばれた3人組ということですが、3人ともすごくかわいく、セクシーです。3人ともそれぞれに個性があって、人を惹きつける魅力に溢れています。「和製Destiny's Child」を目指して結成されたということです。たとえば'A-L-I-V-E'なんてもろデスチャという感じですが、アルバム全体を通して聴いた印象はもっと幅広い音楽性を持ったグループと思います。

nakaQが一番好きなのは終曲の'Party Booty Shake'です。Tabulaのイントロに始まり、存在感をアピールするデジタルシンセサイザが中央部に定位し、コーラスが左右一杯に配置されています。ポップなメロディラインに、Miss Mondayのラップをフィーチャーした、ノリノリな曲です。プロモビデオも最高で、このグループのかわいい魅力が満載。下のジャケット画像からのリンクはこのプロモビデオを収録したDVD付きの初回限定盤です。

このアルバムに先行して発売されていたシングルはどれもアップテンポで出来がいいのですが、nakaQが特に好きなのは'Luxury ride'です。ライドなハンドクラッピングがビシッ!と厳しく決まり、快感です。ZEEBRAのラップもかっこよくてよいです。

彼女達のデビューシングルになった'Tha F.Q's Style'も、なんかオリエンタルなムードをかもし出すサウンドでとってもよいです。このあたり、YU-Aの「ガンガン踊れる曲」という志向が強く表われた曲かと思いますが、単なるR&Bのまねっこでない、本物のR&Bシンガー&ダンサーグループであることを印象付ける曲です。彼女達のライブのオープニングアクトの定番ということもうなづけます。

ほとんどの曲で、ギターを除く全ての楽器をプロデューサーチームFace 2 fAKEが担当しており、洋楽にひけをとらないサウンドプロデュースを展開しています。ギターの音をシンセサイザで表現することも可能だとは思うのですが、'Party Booty Shake'でバッキングに効果的に使用されているストラトキャスターのセクシーな音色を聴いて、この人たちのギターに対するこだわりなのでは、なんて感じました。

例により画像をたくさん貼っておきます。DVD付きのCDSも多いのですが、どれも彼女達の魅力に溢れ最高。YouTubeやVeohTVなど、動画をダウンロードできるサイトも増えていますが、DVDの動画はやっぱり透明感が違いますので、コレクションするなら全部買う!しかないでしょう。今日本のアーティストで、彼女達以上に「見れる」アーティストはいないと思います。

nakaQ評価:★★★★★

Foxxi misQ "GLOSS(初回限定盤)(DVD付)"
GLOSS(初回限定盤)(DVD付)


曲目リスト

ディスク:1

1. Tha F.Q’s Style feat.JiN
2. Ultimate Girls
3. Introduction -I like it-
4. I like it
5. Higher feat.B-BANDJ(FU-TEN)
6. Crush on you
7. Interlude
8. I’ll never know
9. Delicious Circus
10. A-L-I-V-E
11. Golden Palace feat.CORN HEAD
12. A Taste Of Honey -GLOSS mix-
13. Luxury ride feat.ZEEBRA
14. Magnetic Love
15. Introduction -Party Booty Shake-
16. Party Booty Shake feat.Miss Monday

ディスク:2

1. Behind The Scenes(本人達のインタビューと今までのPV、メイキング映像で綴るこれまでのFQ)
2. Party Booty Shake feat.Miss Monday(プロモーションビデオ)

Foxxi misQ - GLOSS試聴できます

Tha F.Q’s Style(DVD付)
Tha F.Q’s Style(DVD付)


ULTIMATE GIRLS(初回生産限定盤)(DVD付)
ULTIMATE GIRLS(初回生産限定盤)(DVD付)


A-L-I-V-E
A-L-I-V-E


Luxury ride featuring ZEEBRA(初回生産限定盤)(DVD付)
Luxury ride featuring ZEEBRA(初回生産限定盤)(DVD付)


Foxxi misQ "Say you luv me~魔法のコトバ"
Say you luv me~魔法のコトバ~
posted by nakaQ at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | Jpop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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