2011年02月21日

Al Di Meola "Land Of The Midnight Sun" (1976)

速弾きと音楽への情熱があふれた初リーダー作

Al Di Meolaの初リーダー作です。初リーダー作として、こんなアルバムが作りたかったという思いがひしひしと伝わってくる出来です。ギターの音色が、ディストーションが軽めでフレージングがクリアに聴こえるのがnakaQ的にはポイント高いです。

中でも冒頭'The Wizard'はAlの凄まじい速弾きが炸裂するかっこいい曲です。マイナーな曲調もラテンロック風味でよいです。"Elegant Gypsy"の'Race With Devil On Spanish Highway'に通じる曲調でいかにもAlらしい曲と思っていましたら、作曲はPercussionのMingo Lewisで、びっくり。この曲ではKeyboardも担当しています。

タイトルナンバーの’Land Of The Midnight Sun’は軽めの曲調にAlの速弾き、Barry Milesのシンセサイザが絡む曲です。このBarry MilesのシンセサイザがJan Hammerばりでとてもよい感じです。

'Suite-Golden Dawn'はファンクベースにラテンパーカッションがからむラテンファンクといった趣の組曲です。この曲は終盤近くになってリズムセクションによるリフ合奏になった後Barry Milesのシンセサイザソロが入るのですが、このソロのフレーズ、音色がかっこよくて好きです。ベースはJaco Pastoriusで、ファンクのうねるグルーブを引き出すナイスプレイです。Alもこんなにかっこいいファンクを書くんだと改めて感心しました。

超速弾ギタリストとしての評価をほしいままにしたAlですが、速く弾くことに飽きたのかそれほど速弾きしていない作品もありますので、とにかく速いAlが聴きたいという方にはこの作品や次のソロアルバム"Elegant Gypsy"をお勧めします。

nakaQ評価:★★★★★

Al Di Meola "Land of the Midnight Sun"
Land of the Midnight Sun

曲目リスト

1. The Wizard
2. Land of the Midnight Sun
3. Sarabande from Violin Sonata in B Minor
4. Love Theme from "Pictures of the Sea"
5. Suite-Golden Dawn
a. Morning Fire
b. Calmer of the Tempests
c. From Ocean to the Clouds
6. Short Tales of the Black Forest
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2010年02月15日

Return To Forever "Returns Live at Montreux 2008" (2009)

第2期Return To Foreverの再結成ライブ

Return To ForeverはnakaQにとっては特別なグループです。特に"The Complete Concert"はnakaQがJazz/Fusionに入門したアルバムであり、出来栄え的にもいまだに最高に好きなアルバムです。1970年代のFusionの到達点であり、Chick Coreaの到達点と言ってよいかと思います。

"The Complete Concert"
は最終的にビッグバンド形態になったReturn To Foreverのとしてのライブアルバムでしたが、"Where Have I Known You Before"でロックバンド形態の演奏を聴いて、特にAl Di Meolaが加わったグループでのライブが出ないものか、とずっと思っておりました。

このライブの曲目では、まずは"Where Have I Known You Before"からの'Valcun Worlds'がよいです。冒頭のチャイムのフレーズは陳腐すぎるのですが、今回の演奏ではAlが適当にアレンジしてひどく陳腐には聴こえないようにしています。途中、Chickのソロが原曲にはなかったとてもブルージーな展開になるのですが、このあたりを含め、AlやStanleyのソロも期待を裏切らないよい出来と思います。

同じく"Where Have I Known You Before"からの'Song To The Pharaoh Kings'も、原曲もとても好きな曲でしたが、このライブでの演奏もとてもよいです。スタジオ録音の原曲では本当に計算されつくした曲展開で大きな盛り上がりを見せるのですが、この演奏はそこまではカチッとしていなくて、ライブ演奏らしいラフさがあります。Alのギターもすさまじく速いけれど、原曲ほどの構成美はないのですが、さすがにすばらしいソロです。

このアルバムでは同名のアルバムのタイトル曲'Romantic Warrior'がStanleyやLennyのソロを交え、最大の長さを誇る曲に仕上がっています。長さだけでなく、今やミドルの域も超えようかという彼らの円熟した境地が聴けるすばらしい演奏です。この曲がライブとしても終曲になっていたようですが、ロックバンド形態のReturn To Foreverとしてもこの境地を到達点として解散し、Chickはビッグバンド形態に移行させたのではないかといった感慨も抱かせられました。

nakaQはDVD版を購入したのですが、"Romantic Warrior"からの'The Duel of the Jester and the Tyrant"がボーナストラックとして収録されています。この曲はオリジナルのスタジオ録音では曲展開がなんともちぐはぐに感じ好きでなかったのですが、このライブ演奏はライブとしてのラフさもあり、それがよい方向に出て見直させられました。

nakaQとしては"The Complete Concert"を超えたかがひとつの大きな興味だったのですが、今のところ"The Complete Concert"のほうが構成がタイトで、出来はよいと思います。が、この作品も30年余りの年月を経て当時のままの素晴らしい演奏が展開されており、生涯の宝物の1作となることは間違いないと思います。

nakaQ評価:★★★★★

Return To Forever "Returns Live at Montreux 2008" (Btrs Dol Dts) [DVD] [Import]
Live at Montreux 2008 (Btrs Dol Dts) [DVD] [Import]

曲目リスト

1. Introduction
2. Hymn of the Seventh Galaxy
3. Vulcan Worlds
4. Sorceress
5. Song to the Pharaoh Kings
6. Al's Solo: Children's Song #3/Milonga del Angel/Falacci Improv
7. No Mystery
8. Chick's Solo: 88 + 10 A/Alice in Wonderland/88 + 1
9. Romantic Warrior
10. Bayo de Negro-Stanley's Solo
11. Lineage-Lenny's Solo
12. Romantic Warrior Continued
13. Lineage-Lenny's Solo
14. Al's Solo: Passion Grace & Fire/Mediterranean Sundance/Caf 1930/Spain
15. Friendship-Chick's Solo
16. Bayo de Negro
17. Duel of the Jester & The Tyrant

Return To Forever "Returns Live at Montreux 2008" (Btrs Dol Dts) [Blu-ray] [Import]
Live at Montreux 2008 (Btrs Dol Dts) [Blu-ray] [Import]

Return To Forever "Returns"
Returns

Return to Forever - Returns - Hymn of the Seventh Galaxy
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2009年01月11日

Herbie Hancock "Head Hunters" (1973)

Cross Overの金字塔

このアルバムを最初に聴いたのはリアルタイムではなかったのですがそれほど遅れてもいなくて、1980年くらいかと思うのですが、その頃はなんと音の悪い、陳腐な作品だ、なんて思ったものです。80年代初頭というとFusionもまだ流行っていたのですが、Chick CoreaはロックなReturn To Foreverを休止し、ビッグバンド形態に移行していた時期ですので、ファンククロスオーバーなこの作品がとても陳腐に聴こえたのだと思います。

それ以来、現在までこの作品は聴いていなかったのですが、先日図書館から借りて聴いて音のよさにびっくり。冒頭"Chameleon"のテーマを奏でるMini Moogの音のぶっとさに驚きました。他にも、随所でエレクトリックキーボード類が多用されているのですが、いずれもとてもよい音を出しています。Remasterの効果かもしれません、あるいはどんな音を「よい音」と感じるかという自分なりの基準が80年代当時と変わったのかもしれませんが、とにかくこのサウンドはElectronicな音楽としての録音のよさは特筆されるべきと思います。

音楽としても、たとえば"Future Shock"では非常に尖鋭的なMaterialによるバックトラックに対し、Herbieがキーボードを弾き始めたとたんに陳腐な印象を醸したりしていたのですが、この作品ではファンクなバックに乗って非常に自由かつ大胆な演奏を展開しており、Herbieとしても等身大の表現として納得のいく作品だったのではないかと思います。最初のシンセサイザソロの最後の部分でピッチベンドを半音くらい上げて調子っぱずれなメロディーを奏で、元に戻してああ納得、という箇所にこの作品でのHerbieの冒険と、それが見事に結晶した成果を端的にみることができる、とnakaQは勝手に思っています。

'Watermelon Man'の冒頭の印象的な笛の音はジャケットからアフリカの音楽かと思っていたのですが、バリ島の音楽を収録したCDにほぼ同じ演奏が入っていました。この曲ではBennie Maupinによるサックスが大活躍しており、Herbieのキーボードは控えめなのですが、それでもフィルイン的に叫びをあげるシンセサイザは結構強烈です。

どんな音楽でも定型化してしまうと面白くもなんともなくなってしまうものですが、この作品はまだまだ無限の可能性を秘めていたクロスオーバー音楽初期の金字塔として記憶されるべき作品です。

nakaQ評価:★★★★★

Herbie Hancock "Head Hunters"
Headhunters

曲目リスト

1. Chameleon
2. Watermelon Man
3. Sly
4. Vein Melter
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2007年09月27日

Mahavishnu Orchestra "Between Nothingness And Eternity" (1973)

John McLaughlinの超速弾きが炸裂するMahavishnu Orchestraのライブアルバム

ライブアルバムとは言っても"The Inner Mounting Flame"や"Birds Of Fire"の曲をライブで再現しているわけではなく、新しい曲での演奏を収録したものですので、オリジナルアルバムの1つとして聴くことができる作品です。

このアルバムのインタープレイはとにかくすさまじい。John McLaughlinのギターはこの当時神がかり的だったと思うのですが、超絶な速弾きがこれでもかとばかりに繰り広げられますので、バカテクなギターソロを聴きたい人には最適な作品かと思います。Jan HammerのMoogもいい感じで叫びを上げ、よいです。

反面、なにぶんインプロビゼーションが主体の構成ですので、曲自体のよさとかはほとんど印象に残らず、そういう意味では"Birds Of Fire"のようにカチッと1曲1曲がまとまっているアルバムのほうがとっつきはよいと思います。

いずれにしても、70年代前半の「ジャズ・ロック」ムーブメントを飾る代表的な作品には違いないと思われ、聴いて損はない充実度を持ったアルバムです。

nakaQ評価:★★★★

Mahavishnu Orchestra "Between Nothingness and Eternity"
Between Nothingness and Eternity


Mahavishnu Orchestra - Between Nothingness & EternityUSA試聴できます
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2007年08月31日

Mahavishnu Orchestra with John McLaughlin "The Inner Mounting Flame" (1971)

John McLaughlin率いるMahavishnu Orchestraの1stアルバム

この作品は、フュージョンというかジャズロックに分類されるのでしょうが、nakaQ的にはJohn McLaughlinのブルース魂に深く感銘を受けました。

メンバーは"Birds Of Fire"と同じ顔ぶれですが、特にJan HammerがMoogに開眼していなかった頃と思われ、おとなしくピアノを弾いているのが印象的です。おとなしくとは言っても十分自己主張はしているのですが、とにかくJohn McLaughlin(g)とJerry Goodman(v)に伍してシンセサイザで叫びまくるJan Hammerは"Birds Of Fire"を待て、といったところで、その分この2人の暴れ具合が痛快な作品に仕上がっています。

冒頭'Meeting of the Spirits'からJohn McLaughlinのギターはテンション全開で、Billy Cobham(d)のパワフルなドラミングもいい感じで暴力的です。Jerry Goodmanのバイオリンもロックしていて素敵です。

ブルースっぽいということでは、'The Dance of Maya'もよいです。アルペジオで始まるイントロはロックっぽくもあるのですが、Jerry Goodmanのソロのあたりから3連ブルースなノリになります。が、実際は変拍子で、それと感じさせずにエモーショナルな演奏を繰り広げるあたり、やはり卓抜なテクニシャン集団と思います。

'A Lotus On Irish Streams'はリリカルなアコースティックな味わいの曲です。シュアなテクニックを誇る人たちですので、さすがに実力が光るというか、ブルースっぽいこの作品にあって一滴の清涼剤のようなみずみずしい曲に仕上がっています。

nakaQ評価:★★★★★

Mahavishnu Orchestra "The Inner Mounting Flame"
The Inner Mounting Flame

曲目リスト

1. Meeting of the Spirits
2. Dawn
3. Noonward Race
4. Lotus on Irish Streams
5. Vital Transformation
6. Dance of Maya
7. You Know You Know
8. Awakening
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2007年04月30日

Chick Corea "Now He Sings, Now He Sobs" (1968)

1970年代のChickの大活躍を予期させる、リリカルなピアノトリオ作品

Chick Coreaが"Return To Forever"を発表し、1970年代にCrossover/Fusionで大活躍する前夜の作品です。感触はBrasil色の濃い初期Return To Foreverとも違い、真っ当なJazzトリオといった趣ですが、ChickのピアノはすでにSpanishな感覚に溢れ、いわゆるJazzピアノとはかなり違うリリカルなプレイを繰り広げています。その意味では1970年代のChick Coreaの快進撃がこの作品に予告されていたと見ることができます。

'Matrix'はどちらかというと普通のJazzですが、Chickのピアノに新しい感性が光る演奏です。曲中盤のMiroslav VitousのBassソロもよく歌い、よい感じです。

'Steps - What Was'は曲の前半部はいわゆるJazzっぽいのですが、Roy HaynesのDrumsソロを挟んで、後半"Return To Forever"の'La Fiesta'にも使われたラテンフレーバーの主題が登場します。このあたり、やはりこのアルバムは新世代のJazzとしてCrossover/Fusionの幕開けを告げる作品と言えると思います。

nakaQ評価:★★★★

Chick Corea "Now He Sings, Now He Sobs"
Now He Sings, Now He Sobs


曲目リスト

1. Matrix
2. My One And Only Love
3. Now He Beats The Drum - Now He Stops
4. Bossa
5. Now He Sings - Now He Sobs
6. Steps - What Was
7. Fragments
8. Windows
9. Pannonica
10. Samba Yantra
11. I Don't Know
12. The Law Of Falling And Catching Up
13. Gemini

Chick Corea - Now He Sings, Now He Sobs試聴できます
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2006年10月14日

Weather Report "Mr.Gone" (1978)

Weather Reportが"Heavy Weather"に続いて発表したアルバムです。

ポップな音楽性は前作と同様の傾向ではあるものの、この作品ではJosef Zevinulのワンマンシンサイザオーケストラの方向を推し進め、せっかくのWayne ShorterのSaxophoneやJaco PastoriusのBassが隅に追いやられているように感じる曲があります。作品全体としても、前作ほどのポップさは感じられません。

'The Pursuit Of The Woman With The Feathered Hat'は、Josef Zavinulがこの作品で表現しようとしたシンセサイザオーケストラによる曲の躍動感がもっともよく伝わる曲と思います。原点回帰といった趣のアフリカなメロディやビートが特徴的で、ボーカルもアフリカな印象でとてもよいです。

'River People'の前半部はもっとシンセサイザオーケストラな感じで、単調なビートが続くのですが、この単調さがなぜかFunkな味を醸していて、よいです。中盤以降はもっと普通のWeather Reportらしいバンド演奏になりますが、それでもシンセサイザがやはり大きく活躍しています。

タイトル曲の'Mr.Gone'はビョーキっぽいイントロから始まる、やはりこのアルバムを象徴するような曲です。Bass Runningもシンセサイザに聴こえますが、このゴージャズなジャズバンドグルーブがほとんどシンセサイザばかりで演奏されていることはやはり驚異的です。

nakaQ評価:★★★★

Weather Report "Mr. Gone"(♪全曲試聴可)
Mr. Gone


曲目リスト

1. Pursuit of the Woman With the Feathered Hat
2. River People
3. Young and Fine
4. Elders
5. Mr. Gone
6. Punk Jazz
7. Pinocchio
8. And Then

Weather Report - Mr. GoneUK試聴できます
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2006年10月05日

John Coltrane Quartet "Ballads" (1962)

John Coltraneの優しく、ムーディーな演奏を堪能できる名盤"Ballads"です。

当時、Coltraneのマウスピースが傷んでおり、彼のトレードマークであるSheets Of Soundの激しいブローができなかったので、ゆっくりと優しく吹けるバラード曲集を録音したと言われていますが、そんなアクシデントめいたことでこんなに美しい作品ができてしまったのですから、何が幸いするかわからないと思います。一見、アンラッキーに見える状況でも、とりあえず何かやってみれば思わぬ成果が得られるかもしれないという好例でしょう。まあ、Coltraneの場合は日頃の鍛錬がモノを言ったということかもしれませんが。

今回下に貼ったカバーは、Deluxe Editionということで、未発表ボーナストラックを多数収録した2枚組みで、音質も大変向上しているということです。nakaQはレギュラー盤しか聞いたことがありませんが、機会があったらぜひ聴いてみたく思います。

曲の紹介ですが、冒頭'Say It(Over And Over Again)'はいかにもバラードという感じの、甘い旋律が印象的な曲です。魔人の如くにすさまじいブローを行うColtraneの、限りなく優しい面が垣間見れる、すてきな曲と思います。

'What's New'はMcCoy Tynerのピアノソロで始まりますが、このピアノがリリカルでとてもよいです。Quartetの演奏になってからも、Jimmy GarrisonのBass、Elvin JonesのDrumsとも自己主張を控えながらしっかりとColtraneのTenorソロを支えており、この時期のQuartetの充実ぶりを感じることができます。

'It's Easy To Remember'も親しみやすい旋律がとても美しい曲です。そっとやさしく旋律を奏でるColtraneの演奏が和みものです。

なお、iTunesのリンクはこのDeluxe Editionで、全22曲のアルバムが格安になっていますのでお得と思います。

nakaQ評価:★★★★

John Coltrane Quartet "Ballads"(♪全曲試聴可)
Ballads


曲目リスト

Disc 1

1. Say It (Over and Over Again)
2. You Don't Know What Love Is
3. Too Young to Go Steady
4. All or Nothing at All
5. I Wish I Knew
6. What's New
7. It's Easy to Remember
8. Nancy (With the Laughing Face)

Disc 2

1. They Say It's Wonderful
2. All or Nothing At All
3. Greensleeves
4. Greensleeves
5. Greensleeves
6. Greensleeves - 45 rpm take
7. Greensleeves
8. It's Easy to Remember (1)
9. It's Easy to Remember (2)
10. It's Easy to Remember (3)
11. It's Easy to Remember (4)
12. It's Easy to Remember (5)
13. It's Easy to Remember (6)
14. It's Easy to Remember (7)

John Coltrane Quartet - Ballads (Deluxe Edition)試聴できます
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2006年09月25日

Miles Davis "Kind Of Blue" (1959)

2006年9月23日付けの朝日新聞の天声人語にMiles DavisとJohn Coltraneのことが書かれていました。John Coltraneの誕生日にちなんでの記事ですが、このJazzの2人の巨人がセッションに参加している作品の中での最も有名なのがこのアルバムと思います。

同記事に、寺山修司さんのユリイカの記事から「ジャズは・・・故郷喪失の音楽だって気がした」と引用されていますが、故郷喪失というか人工的な味わいはモダンジャズの持つクールな感覚によるところが大きいと思います。このアルバムでは、ソロの自由度を広げるためにモード旋法が導入されましたが、これも普通和声を中心に楽曲が組み立てられることが多いことを考えると、人工的な味わいの手法と言えるでしょう。

冒頭の'So What'はMilesの口癖から曲名が付けられたといいますが、イントロのPaul Chambersのベースソロからして「それで?」どころでない、クール極まりないブルースが展開されます。MilesのトランペットもColtraneのTenor Saxも素晴らしいトーンで一気に聴かせます。

'Freddie Freeloader'も'So What'に似た曲想ですが、冒頭ホーンの合奏で始まり、このトーンがとても暖かいためクールな感触は若干少なめな印象で、より親しみやすい曲です。この曲ではピアノのWynton Kellyのソロが最初に入りますが、とてもよい演奏と思います。

'All Blues'もColtraneのTenor Saxがやはり素晴らしい。すばやいパッセージを繰り出しながらもトーンは芳醇で、Tenor Saxはかくあるべしと言う見本のような演奏です。

Rolling Stone誌の"The RS 500 Greatest Albums Of All Time"では12位にランクされています。Jazzアルバムでは最高位です。

nakaQ評価:★★★★

Miles Davis "Kind of Blue"
Kind of Blue


曲目リスト

1. So What
2. Freddie Freeloader
3. Blue In Green
4. All Blues
5. Flamenco Sketches
6. Flamenco Sketches (Alternate Take)

Miles Davis - Kind of BlueUSA試聴できます
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2006年09月17日

Norah Jones "Come Away With Me" (2002)

ハイテックでエレクトロニックなダンスビートが大好きなnakaQですが、その対極にあるような、アコースティックで優しい歌声が魅力のNorah Jonesのデビューアルバムです。

シタール奏者Ravi Shankarの娘ですが、その影響のほどは現在のメインストリームジャズ然とした音楽性からはよくわかりません。同じく音楽の道に進んだと言うことが最大の影響でしょうか。

とにかく、大ヒットしたアルバムで、第45回グラミー賞で以下の賞に輝いています(Wikipediaより)。

アルバム『Come Away With Me』に対し、
最優秀アルバム賞(Album of the Year)
最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞(Best Pop Vocal Album)
最優秀録音賞、ノン・クラシカル(Best Engineered Recording, Non-Classical)

ノラ・ジョーンズ本人に対し、
最優秀新人賞(Best New Artist)

曲目『Don't Know Why』に対し、
最優秀レコード賞(Record of the Year)
最優秀楽曲賞(Song of the Year (songwriter)、作者:ジェシー・ハリス)
最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞(Best Female Pop Vocal Performance)

プロデューサーのアリフ・マーディンに対し、
最優秀プロデューサー賞(Producer of the Year)

上記の通りプロデューサーはArif Mardinですが、Scritti Polittiの歴史的名盤"Cupid & Psyche '85"も彼のプロデュースです。"Cupid & Psyche '85"はこのアルバムのようにグラミー賞を総なめにすることはありませんでしたが、この作品も製作段階ではこんなにヒットするとは考えられていなかったようで、良い仕事をする姿勢が節目節目で名盤を生み出しているようです。

冒頭'Don't Know Why'はこのアルバムを象徴するかのような優しさに溢れた曲で、ピアノが特によいです。全体のフレーバーはジャズなのですが、フォークっぽい爽やかさがいい感じです。

'Seven Years'はギターワークが素晴らしい曲です。スライドによるソロも最高。左右に振れるコンガもアクセントになっています。

'Feelin' The Same Way'もギターとスライドギターソロが心地よい曲です。スネアとウッドベースがジャズっぽい雰囲気を醸していますが、実はかなりフォーク寄りのアレンジです。

必ずしもジャズでなく、もっと幅広い音楽性を持った、とても心地よい作品です。カバーは、上のものが通常盤で、下のものは"Live In New Orleans"のDVD付のDeluxe Editionです。

nakaQ評価:★★★★

Norah Jones "Come Away With Me"
Come Away With Me


曲目リスト

1. Don't Know Why
2. Seven Years
3. Cold Cold Heart
4. Feelin' the Same Way
5. Come Away With Me
6. Shoot the Moon
7. Turn Me On
8. Lonestar
9. I've Got to See You Again
10. Painter Song
11. One Flight Down
12. Nightingale
13. The Long Day Is Over
14. The Nearness of You

Norah Jones - Come Away With Me試聴できます

Norah Jones "Come Away with Me"
Come Away with Me

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