2011年09月18日

Lady Gaga "The Fame" (2009)

Lady Gagaのデビュー盤

Lady Gagaのこの作品も発表された当時にもレコード店で視聴したのですが、あまりピンと来ませんでした。ネーミングからしてQueenの'Radio Gaga'を思わせて妙なシャレに感じられましたし(実際名前の由来はこの曲から採ったようですが)アメリカ音楽業界がポップスターを登場させてきたように感じたからです。実際にはLady Gagaは単なるポップスターではなく、才能に溢れたアーティストで、実力はその後の快進撃が証明している通りです。

このアルバムの前半はユーロポップ調のダンス曲になっています。'Let's Dance'はダンスビートはバネが効いてよいものの曲としてはやや類型的なイメージですが、全世界でヒットし未だにLady Gagaの代表曲になっている'Poker Face'はサビのメロディーが素晴らしく傑出した出来栄えです。サビ以外の部分では低音でブツブツとつぶやくラップですが、この曲以外ではあまりラップっぽい曲はなく、この人が基本的にメロディーを重視するタイプの音楽家であることを示しています。

'Eh, Eh (Nothing Else I Can Say)'は打ち込み色の強いダンス曲ですが、開放的で楽しい曲です。

nakaQはどちらかと言うと後半のロック・ポップ調の曲のほうがこの人の持ち味が現れていると思い、好きです。特に'Brown Eyes'とか、中期のThe Beatlesを思わせるメロディなりカッティングギターがとてもよいです。

この人の場合もプロモビデオがいいので、DVD付きの日本盤「デラックス・エディション」をお勧めします。

nakaQ評価:★★★★

ザ・フェイム-デラックス・エディション-(DVD付)
ザ・フェイム-デラックス・エディション-(DVD付)

The Fame - Lady GaGa

ディスク:1

1. ジャスト・ダンス feat.コルビー・オドニス
2. ラヴゲーム
3. パパラッチ
4. ポーカー・フェイス
5. アイ・ライク・イット・ラフ
6. エイ、エイ(ナッシング・エルス・アイ・キャン・セイ)
7. スターストラック feat.スペース・カウボーイ&フロー・ライダー
8. ビューティフル、ダーティー、リッチ
9. ザ・フェイム
10. マニー・ハニー
11. ボーイズ・ボーイズ・ボーイズ
12. ペーパー・ギャングスタ
13. ブラウン・アイズ
14. サマーボーイ
15. ディスコ・ヘヴン (日本盤ボーナス・トラック)
16. アゲイン・アゲイン (日本盤ボーナス・トラック)
17. レトロ・ダンス・フリーク (日本盤ボーナス・トラック)

ディスク:2

1. ジャスト・ダンス feat.コルビー・オドニス (ミュージック・ビデオ)
2. ポーカー・フェイス (ミュージック・ビデオ)
3. エイ、エイ(ナッシング・エルス・アイ・キャン・セイ) (ミュージック・ビデオ)
4. ラヴゲーム (ミュージック・ビデオ)
5. パパラッチ (ミュージック・ビデオ)

Just Dance
Just Dance

Poker Face
Poker Face

Eh Eh (Nothing Else I Can Say)
Eh Eh (Nothing Else I Can Say)
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2010年12月18日

Utopia "Adventures in Utopia" (1990)

AOR風味のUtopia

前作"Oops! Wrong Planet"からポップになっていたUtopiaですが、このアルバムは本当にポップです。曲名にも使われている、当時のNew Waveシーンを意識したものかも知れませんが、New Waveというより70年代のAOR(Adult Oriented Rock)という言葉を思い出させる仕上がりです。

シングルヒットもしたという'Set Me Free'など、ポップさが際立っています。ベースを担当しているKasim Sultonがリードボーカルをとっていますが、コーラスはモノラルっぽいというか一発撮り的な印象で、これ以前のToddプロデュースのアルバムでコーラスをこんな風に音場処理した例はあまり知りません。これも当時のはやりでしょうか。キーボードは70年代AOR風味で、いい感じです。ホーンセクションの起用も、曲にパンチを効かせるのに効果的です。

とっちらかった印象もありますが'Shot in the Dark'もとても好きな曲です。なんだか爆発的なパワーと不思議レトロなメロディが素敵な一風変わった曲に仕上がっています。

キラキラした音色のシンセサイザとコーラスのみで奏でられる'Love Alone'はとてもロマンチックで、綺麗な1曲です。この曲もKasim Sultonがリードボーカルをとっており、コーラスが本当に素晴らしいです。

他にもディスコベースが唸る'Rock Love'とか、前作"Oops! Wrong Planet"での崇高な音世界からするとちょっと「?」な印象はあるものの聴き所は多く、ポップでありながら一級のクオリティを持った作品と思います。

nakaQ評価:★★★★

Utopia "Adventures in Utopia"
Adventures in Utopia

Adventures In Utopia +1 (アドヴェンチャーズ・イン・ユートピア+1) - Utopia

曲目リスト

1. The Road To Utopia
2. You Make Me Crazy
3. Second Nature
4. Set Me Free
5. Caravan
6. Last Of The New Wave Riders
7. Shot In The Dark
8. The Very Last Time
9. Love Alone
10. Rock Love
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2010年12月11日

Utopia "Oops! Wrong Planet" (1977)

キリスト教的世界観をコンセプトにしたポップ・プログレ名盤

本作までのUtopiaはとてもプログレっぽかったのですが、この作品からぐっとポップになっています。ポップとは言っても'Trapped'や'Martyr''Marriage of Heaven and Hell'など、キリスト教的世界観がテーマになっており、ポップ・プログレというべき作品と思います。

当時脂の乗り切ったTodd Rundgren, Roger Powell, Kasim Sulton, John Wilcoxのメンバーが作り上げたこの作品は各曲の出来がよく、Rock名盤と呼べるクオリティです。更にToddのギター、Rogerのシンセサイザがとても力強く素晴らしい演奏です。

冒頭'Trapped'はクラシカルなフレーズのシンセサイザのイントロが衝撃的です。Roger大活躍。プログレッシブ・ロック然とした導入から一転ハードなロックになりますが、このあたりの展開も劇的でかっこいいです。リードボーカルはKasimとToddがとっています。Toddの歌声は当然好きなのですが、Kasimの歌声は更に澄んでいて、美声だと思います。

次の'Windows'もRogerがボーカルを担当し大活躍ですが、ソウルっぽい曲進行がとても魅力的で、未来っぽい雰囲気を醸します。Rogerのシンセサイザのソロ、フィルインが鋭く決まり、とてもよい感じです。ところで、'Windows'というと思い出すのはMicrosoftのOSですが、この曲の歌詞には'The web of life connects each of us to the other'というフレーズがあり、今日のWebを示唆する内容になっています。MicrosoftのOSにWindowsという名称を付けることに決めた人(Bill Gates?)に、この曲に触発されたのか尋ねたい気持ちです。さらにRogerに、上のフレーズが今日のWebをイメージしたものか、確認したくも思います。

この作品ではToddがMustangによるハーフトーンを他用していることも大きな特徴です。Johnがボーカルをとる'Crazy Lady Blue'でのソロは特に素晴らしく、クリアなトーンで繊細なフレージングが決まります。'Abandon City'でのソロもハーフトーンのアタックが強くクリアな音色をうまく活用した素晴らしいものです。

他、'The Marriage of Heaven and Hell'でのコーラスが音に変化していくサウンドワークや感動的な'Love is the Answer'など聴き所が多く、nakaQとしてとても好きなアルバムです。

nakaQ評価:★★★★★

Utopia "Oops! Wrong Planet"
Oops Wrong Planet

Oops! Wrong Planet + 1 (悪夢の惑星+1) - Utopia

曲目リスト

1. Trapped
2. Windows
3. Love In Action
4. Crazy Lady Blue
5. Back On The Street
6. The Marriage Of Heaven And Hell
7. The Martyr
8. Abandon City
9. Gangrene
10. My Angel
11. Rape Of The Young
12. Love Is The Answer
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2010年07月18日

Super Furry Animals "Dark Days, Light Years" (2009)

音楽好きのおっさんたちによる極上のポップミュージック

強烈なカバーに惹かれて聴いてみましたが、実にいろいろな要素を兼ね備えたおもしろいバンドだと思いました。

1960年代を思わせるポップや、泥臭いロックがある一方でPrinceを彷彿とさせるファンクチューンがあったり、エレクトロポップな曲があったりします。全般としてはベースの低音がクリアに捉えられた重厚サウンドで、オーディオ的な興味もそそられます。

まずは映像特典になっている'The Best of Neil Diamond'がパーカッションの妙味を含めよい曲と思います。トーキングボックスによるマウスワウで何やらスペーシーな効果を上げているギターもアナクロチックで素敵。

nakaQの聴いた盤はこの曲のプロモビデオが入っているのですが、とてもおっさんたちで、まずこのバンドのメンバーを正しく知る意味でとてもよいのではと思いました。知らずに聴いているととてもイケメンのお兄さん達のバンドと思ってしまう人がいそうです。

いかにもPrince的な導入で始まり、堂々たるへヴィメタルに発展する冒頭の'Crazy Naked Girls'もすごい曲です。叫ぶギターと力強いドラムが圧巻。

'Incovenience'はこのアルバムの中でもとてもRockっぽいかっこいい曲です。

冒頭に書いたように、このアルバムはジャケットのインパクトが大きいのですが、Amazonの画像データベースに2種類登録されていますのでどちらも載せておきます。

nakaQ評価:★★★★

Super Furry Aminals "Dark Days / Light Years"
ダーク・デイズ/ライト・イヤーズ

曲目リスト

1. Crazy Naked Girls.
2. Mt.
3. Moped Eyes.
4. Inaugural Trams.
5. Inconvenience.
6. Cardiff In The Sun.
7. The Very Best Of Neil Diamond.
8. Helium Hearts.
9. White Socks / Flip Flops.
10. Where Do You Wanna Go?
11. Lliwiau Llachar.
12. Pric

Super Furry Animals "Dark Days / Light Years"
Dark Days / Light Years

Dark
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2009年12月19日

Fergie "The Dutchess" (2008)

Fergieの様々な面を見せるソロアルバム

Fergieがソロ・アーティストとしての地位を確立したソロデビュー作です。

The Black Eyed Peasの一方の顔でもあるFergieなので、will.i.amもずいぶんと気合の入った仕事をしています。具体的には、前半はThe Black Eyed Peasと同様のHip Hop路線ですが、後半になるにつれ、(nakaQはおそらくそうなんだと思うのですが、)Fergie本来の歌路線になります。

'Fergalicious'は刺激的なリズムトラックにFergieのコケティッシュな歌声が乗る軽快なナンバーで、プロモビデオの出来栄えといいこのアルバムを代表する曲です。

'London Bridge'も重いリズムに、こちらは少しけだるいFergieの声が乗ります。典型的なHip Hopナンバーで、こちらもFergieのコケティッシュな魅力が全開です。

'Big Girls Don't Cry'や'Finally'はWild Orchidで素晴らしい歌唱力を披露してくれていたFergieの歌が聴けるナンバーですが、特に'Finally'での歌はすばらしいです。nakaQとしてはこんなFergieがもっと聴きたいのですが、The Black Eyed Peasのwill.i.amと並ぶ顔としてこの路線でFergieが脱退してしまったりするとグループとしても困るでしょうから、難しいところでしょう。ともあれ、この作品でのFergieは、Wild Orchidほど歌いこんでおらず、いったんPopアーティストとしてのステータスを確立したといってよいでしょうか。

曲目リストの下に貼った画像リンクはDVD付の完結版で、nakaQもこの盤を購入しました。アルバムからの全プロモビデオが入っていますし、ボーナストラックとしてHeartの'Barracuda'が収録されていて、これもかなり聴き応えがありますので、おすすめします。
あとは、いつも通り、画像をたくさん貼っておきます。

nakaQ評価:★★★★★

Fergie "The Dutchess"
The Dutchess

曲目リスト

1. Fergalicious (Featuring Will.I.Am)
2. Clumsy
3. All That I Got (The Make Up Song) Featuring Will.I.Am
4. London Bridge
5. Pedestal
6. Voodoo Doll
7. Glamorous (Featuring Ludacris)
8. Here I Come
9. Velvet
10. Big Girls Don't Cry
11. Mary Jane Shoes (Featuring Rita Marley & The I-Three'S)
12. Losing My Ground
13. Finally

Fergie - The DutchessFergie "The Dutchess"

Fergie - The Dutchess (Deluxe Edition)Fergie "The Dutchess (Deluxe Edition)"

プリンセス・ファーギー:THE DUTCHESS~完結盤。(DVD付)
プリンセス・ファーギー:THE DUTCHESS~完結盤。(DVD付)

プリンセス・ファーギー:The Dutchess+3~決定盤。(期間限定特別価格)
プリンセス・ファーギー:The Dutchess+3~決定盤。(期間限定特別価格)

Big Girls Don't Cry
Big Girls Don't Cry

London Bridge
London Bridge

Clumsy
Clumsy

Fergalicious, Pt. 1
Fergalicious, Pt. 1


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2009年12月10日

Wild Orchid "Wild Orchid" (1997)

Fergieの原点

いまやThe Black Eyed Peasの紅一点とか、そんな肩書も不要なほどソロアーティストとしても成功を収めたFergieがデビューを飾ったのがこのWild Orchidであり、このデビューアルバムです。

最近のFergieはどちらかというとポップな曲調で、コケットさを全面に出した歌唱が特徴的だと思うのですが、このアルバムは正統派R&Bな作品に仕上がっています。nakaQは初め聴いたときは期待はずれな感じだったのですが、実はとても丁寧に作り込まれた上質の作品です。

ヒットシングルの'At Night I Play'はそんな彼女達の見事なまでの歌唱力が遺憾無く発揮された名曲です。歌い上げるFergieの歌唱が特に印象的です。nakaQの好きな矩形波シンセサイザのリリカルな音色も最高。

'Talk To Me'はずっしりとしたビートが魅力的なナンバーです。このアルバムのよい点としてこの曲のようにリズミックな曲とバラード調の曲のバランスがよいことが挙げられますが、とにかくダンサブルでよい曲と思います。

'My Tambourine'はよりハードエッジなファンクです。nakaQとしてはもう少しビートがタイトなほうが好みなのですが、まあこのくらい緩いほうが歌をじっくり聴かせるこのグループには合っているのかもしれません。

とにかく、「本当の音楽」を聴きたい向きにはとてもよい作品であることに間違いはありません。セクシーでグラマーなイメージで売っているFergieですが、そんな先入観抜きで聴いてみることをお勧めします。

nakaQ評価:★★★★

曲目リスト

1. At Night I Pray
2. Supernatural
3. I Won't Play the Fool
4. Talk to Me
5. River
6. You Don't Own Me
7. My Tambourine
8. Follow Me
9. He's Alright
10. Love Will Wait
11. Life

Wild Orchid
Wild Orchid

Wild Orchid - Wild Orchid
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2008年12月21日

Jethro Tull "Aqualung" (1971)

Jethro Tullの最高傑作

Jethro Tullの最高傑作に挙げられる作品です。
作品としてはやっぱり素晴らしくて、Jethro Tullの持ち味であるフォークっぽさとロックの要素がとてもうまく融合し、どちらかというとロックな印象が勝っている感じです。ただ、この作品でも聴かれるIan Andersonのアコースティックギターはすごく上手で、フォークな曲も大変に魅力的です。

冒頭の'Aqualung'はそんなロックっぽさを代表するような曲で、粘っこいリフがかっこいいです。ギタリストMartin Barreのソロが大活躍するのもとてもよいです。

中盤の'My God'はトータルなこの作品でも中核を為す曲です。途中荘厳なコーラスもフィーチャーされ、宗教的な深みが凄みを感じさせます。

作品後方に収録されている'Wind Up'はこの作品でも別格の曲で、nakaQが購入したのはこのページで紹介している盤と同じ17曲が収録されているものですが、通常バージョンとQuad Versionという別のバージョンが入っています。神に対する疑問を歌い上げる歌ですが、おどろおどろしくはならずにとても美しく、すがすがしい感動を与えます。

nakaQ評価:★★★★★

Jethro Tull "Aqualung"
Aqualung


曲目リスト
1. Aqualung
2. Cross-Eyed Mary
3. Cheap Day Return
4. Mother Goose
5. Wond'ring Aloud
6. Up to Me
7. My God
8. Hymn 43
9. Slipstream
10. Locomotive Breath
11. Wind Up
12. Lick Your Fingers Clean
13. Wind Up [Quad Version]
14. Excerpts from the Ian Anderson Interview
15. Songs for Jeffrey
16. Fat Man
17. Bouree
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2008年10月22日

Pink Floyd "Atom Heart Mother" (1970)

オーケストラな響きを放つ名盤

nakaQがこのアルバムを聴いたのは高校の頃に授業として部活動があって、音楽鑑賞部なるレコード音楽を講堂で聴くという非創造的な部に所属していたのですが、その顧問の先生がロックばかりかけるコアな先生で、その時このアルバムがかかり、「随分とオーケストラな印象のロックだな」と感じた覚えがあります。

今回、30年近く経って再び聴いたのですが、やはりイメージは変わらずオーケストラなロックでした。ロン・ギーシンなる現代音楽家と組んで作ったということで、納得したのですが、とにかくブルース・ロック的なテイストと、明るく輝かしく、時に前衛で奇抜な印象の芸術音楽的パートがとても上手く融合した作品と思います。

これは特にタイトルチューンでもある1曲目'Atom Heart Mother'で顕著にその成果が現れており、高揚感のあるブラスによる主題が特に良いと思います。また、中盤のDavid Guilmourのブルージーなギターソロのパートもとてもよいです。すごいテクニックだとは思わないのですが、説得力のあるソロという感じで、まあバカ速くなくてもこんなギターがいいよね、なんて和んでしまう出来です。

大曲の1曲目以外では、'Summer '68'が好きです。この曲もブラスが活躍するのですが、いかにも60年代然としたポップな曲調と、The Beach Boysを思わせるコーラスがごきげんです。

nakaQ評価:★★★★★

Pink Floyd "Atom Heart Mother"
Atom Heart Mother

曲目リスト

1. Atom Heart Mother: Father's Shout/Breast Milky/Mother Fore/Funky Dung
2. If
3. Summer '68
4. Fat Old Sun
5. Alan's Psychedelic Breakfast: Rise and Shine/Sunny Side Up/Morning ...
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2008年10月09日

Jethro Tull "Minstrel In The Gallery"(1975)

アコースティックな叙情性とエレクトリックなロックっぽさを併せ持った作品

Jethro Tull 9作目の本作品は、アコースティックギターによる叙情性とエレクトリックギターを大きくフィーチャーしたソリッドなロックっぽさを併せ持った作品に仕上がっています。

冒頭のタイトルチューン'Minstrel In The Gallery'はまさにアコースティックな叙情とエレクトリックなロックの展開が聞ける、このアルバムでも代表的な曲です。エレクトリック部分はいかにも70年代ロックしていてかっこいいです。

3曲目の'Black Satin Dancer'もロックっぽさがかっこよかったりするのですが、本当にすごいのは呻きながらフルートを吹くIan Andersonで、迫力ものです。

6曲目の'Baker St. Muse'はアコースティックギターとストリングスが美しいパートに、ギターとフルートのインタープレイもフィーチャーしたエレクトリックパートが続き、とても聴き応えのある組曲に仕上がっています。終曲部での大盛り上がりはFrank Zappaを思わせる盛り上がりぶりですが、Ian Andersonという人はFrank Zappaに比肩しうる大音楽家、という感じがします。

nakaQ評価:★★★★

Jethro Tull "Minstrel in the Gallery"(1975)
Minstrel in the Gallery

曲目リスト

1. Minstrel In The Gallery
2. Cold Wind To Valhalla
3. Black Satin Dancer
4. Requiem
5. One White Duck/O10=Nothing At All
6. Baker St. Muse: Pig-Me And The Whore/Nice Little Tune/Crush-Barrier Waltzer/Mother England Reverie
7. Grace
8. Summerdays Sands
9. March The Mad Scientist
10. Pan Dance
11. Minstrel In The Gallery (Live)
12. Cold Wind To Valhalla (Live)
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2008年09月23日

Jethro Tull "Songs From The Wood" (1977)

ケルトで、トラッドで、プログレッシブな傑作

一聴したところはとてもアコースティックな印象の音楽なのですが、実際はシンセサイザやエレクトリックギターも随分と活躍しており、Yesなどのプログレッシブロックとほぼ同じ志向性の作品です。一聴した際の印象はアコースティックギターの多用やフルートによるところが大きいようです。また、さりげなく変拍子っぽくなったりするところもプログレっぽくていいです。

それにしても、テーマからして森の音楽というくらいですから、まさにケルトトラッドな世界が展開されています。最もケルトっぽいのは'The Whistler'だと思うのですが、ケルト舞踏そのもののダイナミズムに溢れており、とてもよいと思います。特に初期のThe Corrsにはもろケルト舞踏な曲がありますが、全く同様のイメージです。

'Cup Of Wonder'も明快なリズム感を持った、ノリのよい曲です。曲調も明るく、名曲の続くこの作品の中でもとても好きな曲です。

続く'Hunting Girl'はマイナーな曲調ですが、ロックを感じさせる曲で、この曲もとても好きです。フランジャーで強烈なモジュレーションをかけたギターが効果的です。

'Pibroch(Cup In Hand)'は冒頭・曲末尾のギターソロがちょっと重苦しく感じますが、同時にロックっぽい重厚さに溢れています。組曲的に長い曲になっており、この作品の大きな山場を形成します。

nakaQ評価:★★★★★

Jethro Tull "Songs from the Wood"
Songs from the Wood

曲目リスト

1. Songs From The Wood
2. Jack In The Green
3. Cup Of Wonder
4. Hunting Girl
5. Ring Out Solstice Bells
6. Velvet Green
7. Whistler
8. Pibroch (Cap In Hand)
9. Fire At Midnight
10. Beltane
11. Velvet Green (Live)
posted by nakaQ at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする