2008年07月20日

Amy Winehouse "Back To Black" (2006)

渋くって、胸キュン。

Amy Winehouseって結構深刻なアルコール中毒らしく、腕に彫られたタトゥーを見ても尋常じゃないことはわかるのですが、このアルバムはそんな彼女の豪放な一面は当然楽しめるものの、とっても胸キュンな感覚が新鮮な一枚です。

冒頭'Rehab'はもろにアルコール中毒のリハビリを勧められている彼女が'No,No,No'なんて言っている曲ですが、結構深刻な話題であるにもかかわらず50年代を思わせるノスタルジックなサウンドに乗せて明るく歌っています。彼女にとっては別に暗い話題を明るくするなんてどうでもよくって、自分の身近な話題を題材に1曲作ってみた、ってところなのでしょうが、このあたりのしたたかなプロ意識と、忘れていた郷愁をくすぐるサウンドがこの作品が大ヒットした要因でしょう。

タイトル曲の'Back To Black'はやはりこの作品のメインの雰囲気を決定している曲かと思います。この曲ではAmyの骨太い歌唱が前面にフィーチャーされていますが、やっぱりノスタルジックに胸キュンという感覚がたまらなく素敵です。

'He Can Only Hold Her'もとても素敵なメロディラインを持った1曲です。このアルバムはサウンド的には1発撮りに近い感触で、そんなに寝られた印象はないのですが、だからこそ音楽が本来持っているべき、そして最近のよく練られた音楽が失ってしまっている、心にストレートに届く感覚がたまらなく心地よい作品と言えると思います。2007年度グラミー賞で最優秀新人賞や最優秀楽曲賞など5部門で受賞しています。

nakaQ評価:★★★★

Amy Winehouse "Back to Black"
Back to Black

曲目リスト

1. Rehab
2. You Know I'm No Good
3. Me & Mr. Jones
4. Just Friends
5. Back to Black
6. Love Is a Losing Game
7. Tears Dry on Their Own
8. Wake Up Alone
9. Some Unholy War
10. He Can Only Hold Her

Amy Winehouse - Back to Black

Amy Winehouse - iTunes Festival: London - Amy Winehouse (Live)iTunes Festival: London - Amy Winehouse(Live)
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2008年02月06日

Beyonce "B'Day" (2006)

Beyonce本領発揮の超強力な1枚!

大ヒット作となった前作"Dangeously In Love"は、ジャケット写真のインパクト&美しさと、前半3曲ほどを除けば、後は結構退屈な作品だったのですが、このアルバムはそんな思いを抱かせない、まさにBeyonceの本領発揮といったイメージのある素晴らしい作品に仕上がっています。

一番上のアルバムジャケットはDeluxe Editionのもので、この作品の場合Deluxe Editionといってもいろいろあるので注意が必要です。nakaQはタイ製DVD付きのDeluxe Editionを購入しました。

AmerieとRich Harrisonが"Touch"で展開したドタバタHip Hopの成果を取り入れており、'Freakum Dress'ではRich Harrisonもソングライティングに参加しています。この曲は妖しげな雰囲気と圧倒的な盛り上がりを見せるサビの迫力がすごい。Amerieの"Touch"ではどこかキワモノ感が漂っていたのですが、この作品では初物臭さを消化し王道R&Bサウンドに仕上がっています。

'Green Light'も'Freakum Dress'と同様のドタバタHip Hopで、サビのコーラスはAmerieの'1 Thing'そっくりです。この曲のプロモがまたすごい。ボンデージな皮革スーツと極端に直立したハイヒールが強烈な印象を放ちます。脚線美の強調や、段上にバンドメンバーを配置するシーンなど、これまたAmerieの'1 Thing'のプロモを彷彿とさせます。

他にもいい曲が続くのですが、ちょっと別格なのが映画"The Dream Girl"からの1曲'Listen'で、この曲でのBeyonceの歌唱は本当にすばらしい。Destiny's Childでは、美人部門担当という感じで、歌い上げる歌唱力はそんなに目立っていなかったのですが、ゴスペル調に盛り上がるこの曲でのBeyonceは実にすごく、この人のシンガーとしての底力を見せ付けられた気がしました。

ジャケット写真は、一番上がDVD付きで曲数も多いDeluxe Edition、2番目が通常の輸入盤です。3番目以下は、例によってシングルのジャケットです。

nakaQ評価:★★★★★

Beyonce "B'day"
B'day

曲目リスト

Disc 1

1. Beautiful Liar (Beyonc and Shakira)
2. Irreplaceable
3. Green Light
4. Kitty Kat
5. Welcome To Hollywood
6. Upgrade U feat Jay-Z
7. Flaws And All
8. If
9. Get Me Bodied (extended mix)
10. Freakum Dress
11. Suga Mama
12. Deja Vu featuring Jay-Z
13. Ring The Alarm
14. Resentment
15. Listen (from the motion picture Dreamgirls)
16. World Wide Woman
17. Check On It
18. Amor Gitano (Beyonce & Alejandro Fernandez
19. Beautiful Liar (Remix- Beyonce & Shakira in English)

Disc 2(DVD)

1. Beautiful Liar (Beyonc and Shakira)
2. Irreplaceable
3. Kitty Kat
4. Green Light
5. Upgrade U featuring Jay-Z
6. Flaws And All
7. Get Me Bodied (Extended Mix) featuring Kelly Rowland, Michelle Williams
8. Freakum Dress
9. Suga Mama
10. Deja Vu featuring Jay-Z
11. Ring The Alarm
12. Listen (performance version)

Beyonce "B'day"
B'day

曲目リスト

1. Deja Vu
2. Get Me Bodied
3. Suga Mama
4. Upgrade U
5. Ring the Alarm
6. Kitty Kat
7. Freakum Dress
8. Green Light
9. Irreplaceable
10. Resentment

Beyonc? - B'Day - Deja VuUSA試聴できます

Ring the Alarm
Ring the Alarm

イレプレイスブル/リッスン(DVD付)
イレプレイスブル/リッスン(DVD付)

Check on It [12 inch Analog]
Check on It [12 inch Analog]

Deja Vu
Deja Vu

チェック・オン・イット
チェック・オン・イット

Listen
Listen
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2007年12月08日

Rihanna "Music Of The Sun" (2005)

Rihannaの新しい才能がまぶしい1stアルバム

Rihannaの1stアルバムです。

Rihannaというと、オーディションでDef-Jam社長のJay-Zがぞっこん惚れ込んでその場で契約したとかのシンデレラストーリーが語られますが、この作品を聴くとそんな逸話に素直にうなづけるような、新しい世代のシンガーとしてのRihannaの魅力が溢れています。

'Pon De Replay'は引き締まった重いボトムにRihannaの歌が乗るアゲアゲなダンスチューンですが、レゲエで、R&Bというこの人の特質がよく表われた1曲です。ボーカル的には語り口調で、低域を活用した曲です。

'If It's Lovin' That You Want'は明るい曲調で、この人の大きな可能性を感じさせます。この曲はレゲエっぽさよりR&Bっぽいアプローチのほうが目立っているかと思うのですが、新世代の歌姫の誕生を実感させる、素敵な曲です。

タイトル曲の'Music Of The Sun'は、哀愁を含んだスパニッシュな曲調で、レゲエという、言葉にするとキワモノに感じてしまいますが、実にしっとりとした良い曲に仕上がっています。社長のJay-Zが惚れ込んじゃったので無理もないのかもしれませんが、サウンドプロダクションも充実していて、オーディオ的にも優れた作品になっていますので、その意味でも一聴の価値のある作品と思います。

nakaQ評価:★★★★

Rihanna "Music of the Sun"(♪全曲試聴可)
Music of the Sun

曲目リスト

1. Pon de Replay
2. Here I Go Again
3. If It's Lovin' That You Want
4. You Don't Love Me (No, No, No)
5. That La, La, La
6. Last Time
7. Willing to Wait
8. Music of the Sun
9. Let Me
10. Rush
11. There's a Thug in My Life
12. Now I Know
13. Pon de Replay [Remix][*][Mix]

Rihanna - Music of the Sun試聴できます
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2007年11月16日

Alicia Keys "As I Am" (2007)

Aliciaのあるがまま(As I Am)が素敵に表現された名盤

Alicia Keysの3rdアルバムが発売されましたので、早速購入して聴いてみました。

Aliciaの作品ですから、つまらないわけはないのですが、今回は特に中後期のThe Beatlesを思わせるような美メロな曲が多く、またストリングス等の起用の仕方もそれっぽい曲が目立っています。反面、"Song In A minor"から"The Diary Of Alicia Keys"の時にも感じたのですが、Hip Hopには更に距離を置いたものに仕上がっています。

nakaQは"Songs In A minor"の'Girlfriend'や、"The Diary Of Alicia Keys"の'Heartburn'のようなHip HopっぽいAliciaが大好きでしたので、その意味では少し物足りない。が、そんなことも単なる感傷でしかなく、Aliciaはもっと真っ当に正統派R&Bの道を究めようとしているようです。

'Superwoman'は、まさにAliciaそのものといったタイトルですが、シンプルに聴こえる曲でAliciaはメロトロンやSynthe Bassも担当しており、まさにSuperwomanな活躍を見せています。このアルバムにあっては随分と控えめな歌唱と美しいコーラスが美メロを際立たせています。

先行シングルの'No One'はまさに美メロの極致。アタックを遅くしたJupiterシンセサイザが奏でるキメのフレーズがとても印象的です。プロモビデオはオルゴール仕立てになっていますが、ゆっくりとしたシーケンスで感動的に曲が進行します。ハスキーな歌唱で情感豊かに歌い上げるAliciaのボーカルと相まって永遠の名曲と呼ぶにふさわしい仕上がりです。

もう1つの大きな山が'I Need You'で、イントロに現れるサビのフレーズがこの曲の流れを支配しています。曲の進行もとても音楽的でかっこいい。左に定位するフランジャーをかけたアコースティックギターがアクセントになっており、ブラスサウンドの起用も曲を生き生きとしたものにしています。

クレジットを見ていると、あくまでもアコースティックな感触なこのアルバムで意外にDigital Instumentsが活躍していることがわかります。'Wreckless Love'が良い例で、全ての楽器がJack Splashによるプログラムで演奏されています。

nakaQはDVD付きの限定盤を購入したのですが、Hollywood Bowlでの'Karma','Heartburn','Wake Up'のライブパフォーマンスを収録しています。このライブでのAliciaの衣装がセクシーで、これまた素晴らしい。ブックレットのAliciaの写真も本当に美しく、今最高のところにいるAliciaのあるがまま(As I Am)が素敵に表現された名盤と思います。

nakaQ評価:★★★★★

Alicia Keys "As I Am"(♪全曲試聴可)
As I Am

Alicia Keys "As I Am" + DVD(初回限定盤)
As I Am + DVD

Alicia Keys - As I Am試聴できます
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2007年11月07日

Mis-Teeq "Eye Candy" (2003)

DVD付きのスペシャルエディションがおすすめ

UKの女性3人組Mis-Teeqの2ndです。

3人組ということで、デスチャと比べられたりすることもあったようですが、デスチャよりはTLCに雰囲気が近いような気がします。

'Scandalous'は凄みのあるベースラインやLP盤のスクラッチを使用したリズムなど、冒険心もある良い曲です。この曲はプロモもいかがわしい雰囲気満載でとても好きなのですが、スペシャル・エディションはこのプロモも入ったDVDとの2枚組みになっていますので、ぜひこちらを入手されたほうがよいです。

'Can't Get It Back'はこのアルバムからのもう一つのシングル曲です。ちょっとニュージャックスイングでポップな曲です。この曲のプロモも離婚調停の裁判をおちょくったような内容で、楽しくてなかなかよいです。セクシーさは'Scandalous'にはかないませんが。

タイトル曲の'Eye Candy'も楽しいポップ曲です。このグループはSabrinaのボーカルはもちろんよいのですが、かわいい顔してハスキーボイスで迫るAleshaのラップがとても魅力的で、そんな彼女達の魅力に溢れた曲です。

曲は、どちらかというと繰り返し聴いたほうがよさがわかりますが、DVD付きの盤に入っているプロモは彼女達のベスト的な内容ですので、文句なしに楽しめますので、こちらを入手されたほうがよいと思います。ジャケット写真では下の写真の盤です。

nakaQ評価:★★★★

Mis-Teeq "Eye Candy"
Eye Candy


曲目リスト

1. My Song
2. Scandalous
3. Can’t Get It Back
4. Dance Your Cares Away
5. All In One Day
6. Strawberrez
7. Nitro
8. Home Tonight Featuring Joe
9. Do Me Like That
10. That’s Just Not Me Featuring Baby Cham
11. How Does It Feel
12. Best Friends
13. It’s Beginning To Feel Like Love
14. Eye Candy
15. Just For You

アイ・キャンディー〈スペシャル・エディション〉
アイ・キャンディー〈スペシャル・エディション〉


Mis-Teeq - EYE CANDY (アイ・キヤンデイー)試聴できます
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2007年07月26日

The Roots "Phrenology" (2002)

力強さに音楽としての美しさを秘めた骨太のラップ

The Rootsも今回初めて聴いたのですが、とても骨太のサウンドを持ったラップバンドだと思いました。骨太ではありますが、音楽としての美しさも持っていて、バックトラックが音楽的に魅力があるからラップとしてもとても楽しめるサウンドになっているのではないかと思います。このあたり、OutKastとも共通するものがあると感じました。

'Rock You'はタイトル通りとてもロックっぽいサウンドで、過激なパーカッション音と重低音が気持ちよいトラックです。ある種破壊的なサウンドで、nakaQとしてはこのアルバムでも特に好きな1曲です。

'Sacrifice'はnakaQ贔屓のNelly Furtadoが共演しています。Nellyの歌声自身は消え入るような声で、あんなに美人なのにやんちゃな歌声を聴かせるNellyらしくない感じですが、チャイム音も使用した曲はとても美しく、好きなトラックの一つです。

'Water'は特に後半で実験的なサウンドになっています。骨太ながら実に音楽的なサウンドのこのアルバムにあって、若干違和感を感じさせるところではありますが、かれらの間口の広さを物語るようで、これもとてもよいと思います。

nakaQ評価:★★★★

The Roots "Phrenology"(♪全曲試聴可)
Phrenology


曲目リスト

1. Phrentrow
2. Rock You
3. Sacrifice (feat. Nelly Furtado)
4. Rolling With Heat (feat. Talib Kweli)
5. WAOK Roll Call
6. Thought At Work
7. The Seed 2.0 (feat. Cody Chestnutt)
8. Break You Off (feat. Musiq)
9. Water
10. Quills
11. Pussy Galore
12. Complexity (feat. Jill Scott)
13. Something In The Way Of Things [In Town] (feat. Amiri Baraka)

The Roots - Phrenology試聴できます
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2007年03月14日

Sly & The Family Stone "There's A Riot Going On' (1971)

Sly & The Family Stoneの"There's A Riot Going On"です。このタイトルはMarvin Gayeの名盤"What's Going On"に呼応したものです。

このアルバムについては「ダウナーなファンク」とか、気が滅入りそうな紹介がされているのですが、実際聴いてみた印象はそんなに暗いわけでもなく、むしろSlyのファンキーさが光る楽しい作品だと思います。ただし、リズムボックスをいち早く導入しているため、無機的なビートになっている曲があり、作品の印象をクールにしている面はあります。楽器音を少なくし、隙間のある音作りは現代のHip Hopにも通じる感覚なのですが、いかんせん音が古いため、ノイズに埋もれてしまってややお寒い状況でもあります。

冒頭'Luv N' Haight'はこのアルバムの幕開けを告げるファンキーなナンバーです。女性ボーカルがとても効果的に使われています。楽器群も、ワウギター、ピアノをはじめベースも良く歌っており、よいです。

'Family Affair'でも女性ボーカルを起用していますが、ポップな曲調にセクシーな味付けがされていて、とてもよいと思います。Slyのボーカルも渋くて、いい感じです。曲調はまっとうなSoulといった印象で、リズムボックスによるリズムがちょっとファンキーです。

'Spaced Cowboy'はこのアルバムでも特に変わっていて、リズムボックスによるBossa Novaなリズムにヨーデルな詠唱が乗るという楽しい曲です。奇妙ながら、とてもノリがよく、nakaQはこのアルバムでもお気に入りの一曲です。

nakaQ評価:★★★★

Sly & The Family Stone "There's A Riot Going On"USA
There's A Riot Going On


曲目リスト

1. Luv N' Haight
2. Just Like a Baby
3. Poet
4. Family Affair
5. Africa Talks to You "The Asphalt Jungle"
6. Brave and Strong
7. (You Caught Me) Smilin'
8. Time
9. Spaced Cowboy
10. Runnin' Away
11. Thank You for Talkin' to Me Africa

George Howard - There's a Riot Goin' On試聴できます
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2007年02月10日

Ce Ce Peniston "Finally" (1992)

Ce Ce Penistonのデビューアルバム"Finally"です。
このアルバムの特徴というか、彼女の持ち味かもしれませんが、「かわいい下品さ」といったものではないかと思います。CDカバーも、下の写真をご覧の通りとてもキュートなのですが、彼女の顔にもBlack特有の力強さが感じられます。音のほうもまさにそんな印象で、かわいいバックトラックに対しCe Ce Penistonの歌声のパワフルさが時にNastyに感じられる場面もあり、それが魅力になっています。

冒頭の'We Got A Love Thang'はアルバムを象徴する曲で、かわいいシンセサイザの音色に始まり、キュートな演奏ながら、Ce Ce Penistonのちょっとパワフルな歌唱が全開すると言うとってもチャーミングな曲です。

'Finally'はこのアルバムに先行して大ヒットしたナンバーで、そのためこのアルバムのタイトルもこれになっていますが、憂いを含んだマイナーなメロディがとても印象的な、よい曲です。

'Lifeline'も渋い雰囲気の曲ですが、ミドルテンポの演奏といい、このアルバムでも特に気に入っているナンバーです。

nakaQ評価:★★★★

Ce Ce Peniston "Finally"(全曲試聴可)
Finally


曲目リスト

1. We Got a Love Thang
2. Finally
3. Inside That I Cried
4. Lifeline
5. It Should Have Been You
6. Keep on Walkin'
7. Crazy Love
8. I See Love
9. You Win, I Win, We Lose
10. Virtue
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2006年12月06日

KanYe West "Late Registration" (2005)

KenYe Westの2枚目のアルバムです。Rap作品ですが、バックトラックがとても美しく仕上げられており、音楽としてすばらしい作品になっています。

'Touch The Sky'で聴かれるホーンセクションは1970年代テイストですが、とてもポップにうまく使用されています。ベースやドラムのリズムセクションは現代風にボトムがしっかりして、ごきげんなグルーブを送り込んで来ます。まずはこの曲でつかみはOKといったところです。

'Diamonds From Sierra Leone'は元ネタを知らないのですが、存在感の大きなボーカルを大胆にフィーチャーした大ネタものといった趣です。が、随所で使用される様々な楽器によるフィルインがそのボーカルをも霞ませるほどに美しく、効果的です。低く唸りをあげるホーン系の音色のシンセベースも最高。

'Celebration'も1970年代テイストなホーンが特徴的な曲です。エレピも活躍し、ピカピカした効果を出していますが、曲自体は短い単純なループが繰り返され、これがグルーブ感を高めています。

'Back To Basics'は豪華なシンセサイザストリングスが魅力的な曲です。このストリングスの奏でる旋律もとても楽しく美しく、音楽的です。

nakaQ評価:★★★★

KanYe West "Late Registration"(♪全曲試聴可)
Late Registration


曲目リスト

1. Wake Up Mr. West
2. Heard 'Em Say featuring Adam Levine of Maroon 5
3. Touch The Sky featuring Lupe Fiasco
4. Gold Digger featuring Jamie Foxx
5. Skit #1
6. Drive Slow featuring Paul Wall & GLC
7. My Way Home featuring Common
8. Crack Music featuring Game
9. Roses (4:05)
10. Bring Me Down featuring Brandy
11. Addiction
12. Skit #2
13. Diamonds From Sierra Leone (Remix) featuring Jay-Z
14. We Major featuring Nas & Really Doe
15. Skit #3
16. Hey Mama
17. Celebration
18. Skit #4
19. Gone featuring Consequence & Cam'Ron
20. **BONUS TRACK**Diamonds From Sierra Leone

Kanye West - Late Registration試聴できます
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2006年11月20日

Funkadelic "One Nation Under Groove" (1978)

Funkadelic後期の代表作です。

タイトル通りに、グルーブによる世界統一を目指す熱い内容ですが、一方で「俺達何を馬鹿やってんだ」といった醒めた感覚もあり、クールでもあります。クールネスという意味ではParliamentの"Mothership Connection"のほうに軍配が上がりますし、ロック的な渋さではFunkadelicの"Maggot Brain"がよいと思うのですが、このあたりの成果を踏まえた、ポップなP-Funkとしての一つの到達点という印象の強い作品です。

冒頭のタイトルチューン'One Nation Under A Groove'はファンキーなリズムがごきげんなダンスナンバーです。この曲は理屈抜きに楽しいです。Funkadelicというと、ギターを大きくフィーチャーしたロックバンドというイメージですが、この曲はラテンパーカッションも大活躍し、陽気なノリで、グルーブに身を任せて踊るのが正解と思います。

'Who Says A Funk Band Can't Play Rock?'はコーラスに激しいロックギターが唸り、タイトル通りに「ファンクバンドにもロックができることを見せてやるぜ!」といった意気込みを感じさせます。メロディなりサウンドは決してヘビメタではなく、ファンキーな曲調ですので、あまり身構えなくても大丈夫です。

'Promentalshitbackwashpsychosis Enema Squad (The Doo Doo Chasers)'はやたらと長いタイトルですが、enemaとか不穏な単語が含まれており、ゆっくりとしたノリのバックサウンドに乗ってGeorge ClintonとFunkadelicの面々がSprechcorを延々と繰り広げているのですが、なにをわけのわからないことを口走っているのやら。この曲もソロギターがよく、ジャムセッションっぽくもありますが、そこはかとなくただようとぼけた雰囲気といい、このアルバムの中核を占める曲です。'P.E. Squad/Doo Doo Chasers'のインストゥルメンタルバージョンが最後から2曲目に収録されているのも、この作品のトータル性を高めるのに役立っています。

最後は名曲'Maggot Brain'のライブ録音で、こちらの演奏はオリジナルよりファンキーな仕上がりですが、アルペジオギターをバックにソロギターが泣き叫ぶ、やはりグレイトな出来栄えです。

Rolling Stone誌の"The RS 500 Greatest Albums Of All Time"では177位にランクされています。

nakaQ評価:★★★★

Funkadelic "One Nation Under a Groove" (♪全曲試聴可)
One Nation Under a Groove


曲目リスト

1. One Nation Under a Groove
2. Groovallegiance
3. Who Says a Funk Band Can't Play Rock?!
4. Promentalshitbackwashpsychosis Enema Squad (The Doo Doo Chasers)
5. Into You
6. Cholly (Funk Gettin' Ready to Roll)
7. Lunchmeataphobia (Think, It Ain't Illegal Yet!)
8. P.E. Squad/Doo Doo Chasers ["Going All-The-Way-Off" Instrumental Version]
9. Maggot Brain

Funkadelic - One Nation Under a Groove試聴できます
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2006年11月03日

Funkadelic "Maggot Brain" (1971)

Funkadelic初期の名盤"Maggot Brain"です。

George Clintonが率いたP-FunkとしてのParliamentとFunkadelicはメンバーはほぼ同じのファンクグループですが、Parliamentは歌もの主体のポップなバンド、Funkadelicはよりインストゥルメンタルに重きを置いたロックなバンドという使い分けがされていました。このアルバムはまさにその使い分けがぴたっとはまっており、黒いロック魂がまぶしい名盤に仕上がっています。特にパーカッションの使い方に、ロックというよりファンクを強く感じさせる要素もありますが、この黒さがロックの一方の正統という感じがします。もう一方の正統は、Led Zeppelinに代表されるCelt的なものとの融合によるハードロックでしょう。

タイトルチューンである、冒頭の'Maggot Brain'は左チャンネルに循環コードのアルペジオが延々と続き、右チャンネルにEddie Hazelのワウギターソロが唸るインストゥルメンタル曲です。途中Jimi Hendrixの"Electric Ladyland"のジャムを思わせる展開があり、にやっとさせられますが、Jimi Hendrixオマージュな要素を感じさせる素晴らしい演奏と思います。

'Super Stupid'もハードなロック魂が炸裂する、かっこいいナンバーです。この曲でのEddie Hazelのギターは'Maggot Brain'での泣きのギターより、アップテンポでハードな分激しさを増しており、すてきです。この曲もコンガがファンキーな味を醸し出していますが、Eddie Hazelのギターが有無を言わさぬ迫力でこの曲をロックたらしめています。

'Wars Of Armageddon'はカウベルやコンガがファンキーなバックにいろいろな音源をコラージュした曲で、"The Beatles (The White Album)"の頃のThe Beatlesや初期のFrank Zappaの影響を感じさせます。この曲もワウギターが大活躍します。

Rolling Stone誌の"The RS 500 Greatest Albums Of All Time"では486位にランクされています。

nakaQ評価:★★★★

Funkadelic "Maggot Brain"
Maggot Brain


曲目リスト

1. Maggot Brain
2. Can You Get to That
3. Hit It and Quit It
4. You and Your Folks, Me and My Folks
5. Super Stupid
6. Back in Our Minds
7. Wars of Armageddon

Funkadelic - Maggot Brain試聴できます
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2006年09月16日

"Parliament Live P.Funk Earth Tour" (1977)

George Clintonが率いたParliamentというか、P.Funkのライブアルバムです。このアルバムもライブアルバムの名盤とされていますが、聴衆の反応がすごい!演奏も、当時絶頂期だったP.Funkの面々によるものですので、当然すばらしいです。どの曲にも濃いFunk汁が溢れ、ギトギトです。

聴衆の反応という意味では、2曲目の'Dr.Funkenstein's Supergroovalisticprosifunkstication Medley'での、George ClintonのAaah!という呼びかけに呼応して聴衆が全員一丸となってAaah!と叫ぶところなど、鳥肌ものです。演奏者と聴衆が完全に一体化してすばらしいライブを作り上げた瞬間に居合わせることができるという意味で、やはり大変な名盤だと思います。

'Mothership Connection'〜'Swing Down,Sweet Chariot'は、"Mothership Connection"でも呼びかけるようなGeorge Clintonのボーカルが印象的な曲でしたが、このアルバムでは呼びかけにより聴衆を煽り、すごい盛り上がりを形成します。この時期の彼のカリスマ性を如実に感じることができるトラックです。

'Tear The Roof Off The Sucker Medley'は"Mothership Connection"でもnakaQが最も好きな曲ですが、このアルバムでもすばらしい演奏が繰り広げられています。Bootsy Collinsのベースが歌うこと!やっぱりこの人はすごい。ホーンのアンサンブル、コーラスも熱くて、完璧。

すごいライブ盤なのですが、フェードアウトしてしまうトラックが多いのはちょっと興ざめで、全曲聴かせてくれ!と言いたくなってしまいます。LP1枚に収録する必要上こうなったのでしょうが、これだけ充実したライブだから、それこそ"The Complete Concert"なるライブを発売してくれないものか、と無いものねだりをしたくなります。

nakaQ評価:★★★★★

"Parliament Live P.Funk Earth Tour"(全曲試聴可)UK
P-Funk Earth Tour


曲目リスト

1. P-Funk (Wants To Get Funked Up)
2. Dr. Funkenstein's Supergroovalisticprosifunkstication Medley
3. Do That Stuff
4. Landing (Of The Holy Mothership)
5. Undisco Kidd (The Girl Is Bad)
6. Children Of Production
7. Mothership Connection (Star Child)
8. Swing Down Sweet Chariot
9. This Is The Way We Funk With You
10. Dr. Funkenstein
11. Gamin' On Ya
12. Tear The Roof Off The Sucker Medley
13. Night Of The Thumpasorus People

Parliament - Parliament Live: P Funk Earth TourUSA試聴できます
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2006年09月10日

Stevie Wonder "Songs In The Key Of Life" (1976)

Stevie Wonderが1976年に発表した、彼の代表作です。nakaQは最高傑作だと思うのですが、必ずしもそのようには紹介されていない場合もあります。が、2枚組みのボリュームといい、収録された曲の多彩さといい、やはり最高傑作と呼ぶにふさわしい風格が漂う作品と思います。

とにかく、当時絶好調のStevie Wonderが溢れ出す創造力のままに曲を作り、アルバムにしたといったイメージで、LP2枚組みに収まらず、LP2枚+シングルという変則的なリリースがされました。下のCDでは、ディスク2の8.以下の4曲がシングル収録曲ですが、CDでは音質の低下を心配することも無く、この名盤を堪能することができます。

Disc 1ではDuke Ellingtonに捧げられた陽気な'Sir Duke'や、ブリブリ言うギター・ベースがごきげんなファンクナンバー'I Wish'、ラテンフレイバー漂う'Pastime Paradise'、映画"Flash Dance"からの大ヒットナンバー'Maniac'で知られるM.Sembelloとの共作'Saturn'などが特におすすめ曲です。

Disc 2では生まれたばかりのStevieの娘を歌い、彼の素晴らしいハーモニカが聴ける'Isn't She Lovely'、アフリカ音楽のフレーバーの'Ngiculela-Es Una Historia-I Am Singing'などが特に好きです。

とにかく全曲すばらしい出来で、またこの頃楽器なり録音技術もほぼ完成の域に達していますので、音質的にも文句ない作品です。全ての人が必ず聴くべき名盤と思います。

Rolling Stone誌の"The RS 500 Greatest Albums Of All Time"では56位にランクされています。

nakaQ評価:★★★★★

Stevie Wonder "Songs in the Key of Life"(ほぼ全曲試聴可)
Songs in the Key of Life


曲目リスト

ディスク:1

1. Love's in need of love today
2. Have a talk with God
3. Village ghetto land
4. Confusion
5. Sir Duke
6. I wish
7. Knocks me off my feet
8. Pastime paradise
9. Summer soft
10. Ordinary pain

ディスク:2

1. Isn't she lovely
2. Joy inside my tears
3. Black man
4. Ngiculela - Es una historia -I am singing
5. If it's magic
6. As
7. Another star
8. Saturn
9. Ebony eyes
10. All day sucker
11. Easy goin' evening (My Mama's call)

Stevie Wonder - Songs in the Key of Life試聴できます
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2006年09月02日

B.B.King "Live At The Regal" (1965)

B.B.Kingの1964年のライブ作品であり、ブルース・ライブ・アルバムの最高峰と言われているアルバムです。

コアなブルースについて門外漢なnakaQにはそこまですごい作品なのかどうか正直よくわからないのですが、B.B.Kingのソウルフルな歌声といいLucilleと名づけられた彼のトレードマークのGibson ES-335の甘くもシャープな音色といい、とても楽しい作品に仕上がっていることはよくわかります。

また、おそらく一発録りなのでしょうが、製作年からするととても音が良いのも特筆されます。60年代の作品というと音が悪かろうということで正直聴く気がしない人が多いと思うのですが、この作品はとても音質がよく、この意味からも聴いていただきたい作品です。

1曲目の'Every Day I Have the Blues'からして、シャッフルリズムにのってメジャーでぐんぐんくる勢いがすごいです。B.B.King快調といったイメージですね。

ロック畑のnakaQからすると、B.B.Kingが"Real Old"と紹介している2曲目の'Sweet Little Angel'のような、3連ブルース曲がいかにも心地よいです。渋く3連をキープするピアノもGood.

また、B.B.Kingの歌唱という意味では4曲目の'How Blue Can You Get?'がすごくよいです。観客の反応もすさまじい。歴史に残るライブアルバムというと、Bob Marley & The Wailersの"Live!"にせよ、P Funkの"The Earth Tour"にせよ、観客の反応が凄くて圧倒される場面があるのですが、この作品も例外ではありません。

このアルバムのカバーとしては、これまでどちらかというと下段のものが多く出回っていたように思うのですが、最近は上段のもののほうが入手しやすいようです。いかにも60年代の味があって、好きですね。

nakaQ評価:★★★★

B.B.King "Live at the Regal"(全曲試聴可)
Live at the Regal


B.B.King "Live at the Regal"
Live at the Regal


曲目リスト

1. Every Day I Have the Blues
2. Sweet Little Angel
3. It's My Own Fault
4. How Blue Can You Get?
5. Please Love Me
6. You Upset Me Baby
7. Worry, Worry
8. Woke up This Morning (My Baby's Gone)
9. You Done Lost Your Good Thing Now
10. Help the Poor
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2006年08月18日

Prince And The New Power Generation "The Love Symbol" (1992)

このアルバムのタイトルは"O+>"なる例のどう読んでよいのかわからない記号で、Prince自身は読み方を聞かれて"You don't."「読むな」と言ったといいますが、Amazonの商品タイトルでは"The Love Symbol"となっていますので、それに従いました。

このアルバムにも"Parental Advisory Explicit Lyrics"の表示にまつわっての思い出があります。Princeもこの表示には困ったのでしょう、このアルバムはカバーにこの表示がなされたExplicit版と表示のないClean版が同時発売されました。nakaQもこの表示がなんとなく後ろめたかったので表示のないClean版も当時購入したのですが、たとえば'Sexy M.F.'のサビの部分で'Fucker'という歌詞がPrinceの'Aaaoh!'といったシャウトで置き換えられており、あまりにくだらないと思い、以後この表示があるアルバムは必ず表示のあるものを購入することにしました。

それはともかく、このアルバムは出来自体はかなり良い作品と思います。冒頭の'My Name Is Prince'の過激なファンキーさといい、ポップなよい曲が並びます。皮肉なことにPrince自身はこの後'Prince'という名前を封印してしまいますが。ただ、発売当時このアルバムを聴いて、絶対愛聴盤になると思ったのに実際はそうでもなく、今聴いてもいまいちぐっと来ないのはなぜなのでしょうか。

CDのカバー裏はピラミッドですが、'7'のようにエジプトの影響を感じさせる曲があるのもこのアルバムの特徴になっています。New Power Generationのメンバーとしてクレジットされ、Princeと結婚するMayteの影響かと思いますが、サウンド上の影響に留まらず、殿下のハッピーな気分がある種のハングリー精神を喪失させたのではないでしょうか。といっても、いつまでも痛い存在であり続けるのも、人間としての殿下にとって幸せなことではないので、仕方がなかったのでしょうが。

nakaQ評価:★★★★

Prince And The New Power Generation "The Love Symbol"(♪全曲試聴可)
The Love Symbol : Prince & The New Power Generation


曲目リスト

1. My Name Is Prince
2. Sexy M.F.
3. Love 2 The 9'S
4. The Morning Papers
5. The Max
6. Blue Light
7. I Wanna Melt With U
8. Sweet Baby
9. The Continental
10. Damn U
11. Arrogance
12. The Flow
13. 7
14. And God Created Woman
15. 3 Chains O' Gold
16. The Sacrifice Of Victor
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2006年08月08日

Prince "Batman" (1989)

PrinceがBatmanのサウンドトラックとして製作したアルバムです。

Batmanという映画からしてWarner Brothersが大きな期待を持って制作し、大ヒットした映画ですので、Princeのこのサウンドトラックも当時最大のポップアイコンだったPrinceに製作を依頼したものでしょう。Princeにとっても評論家筋の絶大な評価を得ながらもカバーのためかそれほどのヒットに結びつかなかった"Lovesexy"の次の作品として、ヒットしてほっと一息ついた作品になったと思います。

音楽的にはサウンドトラックの限界と言うか、殿下のアバンギャルドな面がほとんど聴かれないポップアルバムという印象を持っていたのですが、今聴き返してみると当時の殿下に対する期待が大きすぎたのか、なかなかに楽しめる作品に仕上がっています。

'The Future'はクールなイメージのメロディラインにファンキーなリズムセクションが絡むちょっと不思議な曲ですが、さすがは当時絶頂期だった殿下らしくうまく処理しており、いかした曲に仕上げています。

'Trust'はPrinceの曲にしては珍しくアフリカ音楽に接近した曲です。この曲は、映画で実際に使用された少ない曲の一つで、明るい曲調が非常に魅力的かつ印象的な曲です。

'Batdance'は映画のシーンからのサンプリングも多用したヒップホップな印象の、メガミックス的な曲です。こんな曲をいきなりアルバムの1曲に納めてしまうあたり、当時のPrinceのダンス音楽の最先端を走っているという自負を感じます。

nakaQ評価:★★★★

Prince "Batman"USA
Batman


曲目リスト

1. The Future
2. Electric Chair
3. The Arms Of Orion
4. Partyman
5. Vicki Waiting
6. Trust
7. Lemon Crush
8. Scandalous
9. Batdance

プリンス - Batman SoundtrackUK試聴できます
posted by nakaQ at 22:59| Comment(0) | TrackBack(1) | Black | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする