2013年09月19日

Robert Johnson "The Complete Recordings" (2008)

伝説のブルースマンの全録音

Eric ClaptonやKeith Rechardsが多大な影響を受けたRobert Johnsonの全録音が収録されたアルバムです。
27歳で死去するまでに残してくれたこれらの録音は、ブルースを愛する人達にとって宝物になっています。

nakaQも最初に聴いたときはよく解らず、なんだか地味にギターの弾き語りをしているなと思ったのですが、よくよく聴くとギターは一人で低音弦でブギをキープしながら高音弦でフィルインを入れたり、スライドギターしたりとどうやって弾いているのかわからない、すごい演奏をしています。若い頃Eric Claptonもどうやればこんな音が出るのかと聴きあさったといいますが、その演奏の巧みさもさることながら彼の歌・演奏のグルーブ感がフルバンドの演奏に全くひけをとらないもので、自然とブルースの真髄を体得することになったのではと思います。

'Love In Vain'はRolling Stonesが"Let It Bleed"でカバーしています。Stonesのカバーはとても美しく、Robert Johnsonへの愛に溢れた演奏になっていますが、オリジナルはある意味そっけなく、しかし力強く歌い上げています。3・4小節目のコード進行が通常と違って聴こえるのですが何のことはないGからG7への進行で、とても叙情味を醸し出しているのが不思議な感じです。Stonesの演奏は、オリジナルに結構忠実だと思いました。

'Cross Road Blues'はEric ClaptonがCreamの"Wheels Of Fire"でカバーした'Cross Road'の原曲です。かっこいいリフとかはなくてプリミティブな印象ですが、この曲もそこがいいと思います。Robert Johnsonがギターの腕前と引き換えにクロスロードで悪魔に魂を売った伝説を歌った歌です。

一人フルバンドの演奏としては、たとえば'I Believe I'll Dust My Broom'などが好例ではないかと思います。完全にリズムをキープしながらフィルインを入れる奏法は当然聴き者なんですが、ギターの演奏と全く独立した力強い歌が凄いです。ちょっと聴いただけでは今の耳にはあまりに簡素に聴こえる演奏ですが、聴きこんでみると本物のブルースが奏でられており、Eric ClaptonやKeith Rechardsのような大物が敬愛してやまないこの巨人の偉大さがご理解いただけると思います。

おすすめ度:★★★★★

The Complete Recordings
The Complete Recordings



ディスク:1

1. Kind Hearted Woman Blues
2. Kind Hearted Woman Blues
3. I Believe I'll Dust My Broom
4. Sweet Home Chicago
5. Ramblin' On My Mind
6. Ramblin' On My Mind
7. When You Got A Good Friend
8. When You Got A Good Friend
9. Come On In My Kitchen
10. Come On In My Kitchen
11. Terraplane Blues
12. Phonograph Blues
13. Phonograph Blues
14. 32-20 Blues
15. They're Red Hot
16. Dead Shrimp Blues
17. Cross Road Blues
18. Walkin' Blues
19. Last Fair Deal Gone Down

ディスク:2

1. Preachin' Blues (Up Jumped The Devil)
2. If I Had Possession Over Judgement Day
3. Stones In My Passway
4. I'm A Steady Rollin' Man
5. From Four Until Late
6. Hellhound On My Trail
7. Little Queen Of Spades
8. Little Queen Of Spades
9. Malted Milk
10. Drunken Hearted Man
11. Drunken Hearted Man
12. Me And The Devil Blues
13. Me And The Devil Blues
14. Stop Breakin' Down Blues
15. Stop Breakin' Down Blues
16. Traveling Riverside Blues
17. Honeymoon Blues
18. Love In Vain
19. Love In Vain
20. Milkcow's Calf Blues
21. Milkcow's Calf Blues
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2008年07月20日

Amy Winehouse "Back To Black" (2006)

渋くって、胸キュン。

Amy Winehouseって結構深刻なアルコール中毒らしく、腕に彫られたタトゥーを見ても尋常じゃないことはわかるのですが、このアルバムはそんな彼女の豪放な一面は当然楽しめるものの、とっても胸キュンな感覚が新鮮な一枚です。

冒頭'Rehab'はもろにアルコール中毒のリハビリを勧められている彼女が'No,No,No'なんて言っている曲ですが、結構深刻な話題であるにもかかわらず50年代を思わせるノスタルジックなサウンドに乗せて明るく歌っています。彼女にとっては別に暗い話題を明るくするなんてどうでもよくって、自分の身近な話題を題材に1曲作ってみた、ってところなのでしょうが、このあたりのしたたかなプロ意識と、忘れていた郷愁をくすぐるサウンドがこの作品が大ヒットした要因でしょう。

タイトル曲の'Back To Black'はやはりこの作品のメインの雰囲気を決定している曲かと思います。この曲ではAmyの骨太い歌唱が前面にフィーチャーされていますが、やっぱりノスタルジックに胸キュンという感覚がたまらなく素敵です。

'He Can Only Hold Her'もとても素敵なメロディラインを持った1曲です。このアルバムはサウンド的には1発撮りに近い感触で、そんなに寝られた印象はないのですが、だからこそ音楽が本来持っているべき、そして最近のよく練られた音楽が失ってしまっている、心にストレートに届く感覚がたまらなく心地よい作品と言えると思います。2007年度グラミー賞で最優秀新人賞や最優秀楽曲賞など5部門で受賞しています。

nakaQ評価:★★★★

Amy Winehouse "Back to Black"
Back to Black

曲目リスト

1. Rehab
2. You Know I'm No Good
3. Me & Mr. Jones
4. Just Friends
5. Back to Black
6. Love Is a Losing Game
7. Tears Dry on Their Own
8. Wake Up Alone
9. Some Unholy War
10. He Can Only Hold Her

Amy Winehouse - Back to Black

Amy Winehouse - iTunes Festival: London - Amy Winehouse (Live)iTunes Festival: London - Amy Winehouse(Live)
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2008年02月06日

Beyonce "B'Day" (2006)

Beyonce本領発揮の超強力な1枚!

大ヒット作となった前作"Dangeously In Love"は、ジャケット写真のインパクト&美しさと、前半3曲ほどを除けば、後は結構退屈な作品だったのですが、このアルバムはそんな思いを抱かせない、まさにBeyonceの本領発揮といったイメージのある素晴らしい作品に仕上がっています。

一番上のアルバムジャケットはDeluxe Editionのもので、この作品の場合Deluxe Editionといってもいろいろあるので注意が必要です。nakaQはタイ製DVD付きのDeluxe Editionを購入しました。

AmerieとRich Harrisonが"Touch"で展開したドタバタHip Hopの成果を取り入れており、'Freakum Dress'ではRich Harrisonもソングライティングに参加しています。この曲は妖しげな雰囲気と圧倒的な盛り上がりを見せるサビの迫力がすごい。Amerieの"Touch"ではどこかキワモノ感が漂っていたのですが、この作品では初物臭さを消化し王道R&Bサウンドに仕上がっています。

'Green Light'も'Freakum Dress'と同様のドタバタHip Hopで、サビのコーラスはAmerieの'1 Thing'そっくりです。この曲のプロモがまたすごい。ボンデージな皮革スーツと極端に直立したハイヒールが強烈な印象を放ちます。脚線美の強調や、段上にバンドメンバーを配置するシーンなど、これまたAmerieの'1 Thing'のプロモを彷彿とさせます。

他にもいい曲が続くのですが、ちょっと別格なのが映画"The Dream Girl"からの1曲'Listen'で、この曲でのBeyonceの歌唱は本当にすばらしい。Destiny's Childでは、美人部門担当という感じで、歌い上げる歌唱力はそんなに目立っていなかったのですが、ゴスペル調に盛り上がるこの曲でのBeyonceは実にすごく、この人のシンガーとしての底力を見せ付けられた気がしました。

ジャケット写真は、一番上がDVD付きで曲数も多いDeluxe Edition、2番目が通常の輸入盤です。3番目以下は、例によってシングルのジャケットです。

nakaQ評価:★★★★★

Beyonce "B'day"
B'day

曲目リスト

Disc 1

1. Beautiful Liar (Beyonc and Shakira)
2. Irreplaceable
3. Green Light
4. Kitty Kat
5. Welcome To Hollywood
6. Upgrade U feat Jay-Z
7. Flaws And All
8. If
9. Get Me Bodied (extended mix)
10. Freakum Dress
11. Suga Mama
12. Deja Vu featuring Jay-Z
13. Ring The Alarm
14. Resentment
15. Listen (from the motion picture Dreamgirls)
16. World Wide Woman
17. Check On It
18. Amor Gitano (Beyonce & Alejandro Fernandez
19. Beautiful Liar (Remix- Beyonce & Shakira in English)

Disc 2(DVD)

1. Beautiful Liar (Beyonc and Shakira)
2. Irreplaceable
3. Kitty Kat
4. Green Light
5. Upgrade U featuring Jay-Z
6. Flaws And All
7. Get Me Bodied (Extended Mix) featuring Kelly Rowland, Michelle Williams
8. Freakum Dress
9. Suga Mama
10. Deja Vu featuring Jay-Z
11. Ring The Alarm
12. Listen (performance version)

Beyonce "B'day"
B'day

曲目リスト

1. Deja Vu
2. Get Me Bodied
3. Suga Mama
4. Upgrade U
5. Ring the Alarm
6. Kitty Kat
7. Freakum Dress
8. Green Light
9. Irreplaceable
10. Resentment

Beyonc? - B'Day - Deja VuUSA試聴できます

Ring the Alarm
Ring the Alarm

イレプレイスブル/リッスン(DVD付)
イレプレイスブル/リッスン(DVD付)

Check on It [12 inch Analog]
Check on It [12 inch Analog]

Deja Vu
Deja Vu

チェック・オン・イット
チェック・オン・イット

Listen
Listen

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2007年12月08日

Rihanna "Music Of The Sun" (2005)

Rihannaの新しい才能がまぶしい1stアルバム

Rihannaの1stアルバムです。

Rihannaというと、オーディションでDef-Jam社長のJay-Zがぞっこん惚れ込んでその場で契約したとかのシンデレラストーリーが語られますが、この作品を聴くとそんな逸話に素直にうなづけるような、新しい世代のシンガーとしてのRihannaの魅力が溢れています。

'Pon De Replay'は引き締まった重いボトムにRihannaの歌が乗るアゲアゲなダンスチューンですが、レゲエで、R&Bというこの人の特質がよく表われた1曲です。ボーカル的には語り口調で、低域を活用した曲です。

'If It's Lovin' That You Want'は明るい曲調で、この人の大きな可能性を感じさせます。この曲はレゲエっぽさよりR&Bっぽいアプローチのほうが目立っているかと思うのですが、新世代の歌姫の誕生を実感させる、素敵な曲です。

タイトル曲の'Music Of The Sun'は、哀愁を含んだスパニッシュな曲調で、レゲエという、言葉にするとキワモノに感じてしまいますが、実にしっとりとした良い曲に仕上がっています。社長のJay-Zが惚れ込んじゃったので無理もないのかもしれませんが、サウンドプロダクションも充実していて、オーディオ的にも優れた作品になっていますので、その意味でも一聴の価値のある作品と思います。

nakaQ評価:★★★★

Rihanna "Music of the Sun"(♪全曲試聴可)
Music of the Sun

曲目リスト

1. Pon de Replay
2. Here I Go Again
3. If It's Lovin' That You Want
4. You Don't Love Me (No, No, No)
5. That La, La, La
6. Last Time
7. Willing to Wait
8. Music of the Sun
9. Let Me
10. Rush
11. There's a Thug in My Life
12. Now I Know
13. Pon de Replay [Remix][*][Mix]

Rihanna - Music of the Sun試聴できます
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2007年11月16日

Alicia Keys "As I Am" (2007)

Aliciaのあるがまま(As I Am)が素敵に表現された名盤

Alicia Keysの3rdアルバムが発売されましたので、早速購入して聴いてみました。

Aliciaの作品ですから、つまらないわけはないのですが、今回は特に中後期のThe Beatlesを思わせるような美メロな曲が多く、またストリングス等の起用の仕方もそれっぽい曲が目立っています。反面、"Song In A minor"から"The Diary Of Alicia Keys"の時にも感じたのですが、Hip Hopには更に距離を置いたものに仕上がっています。

nakaQは"Songs In A minor"の'Girlfriend'や、"The Diary Of Alicia Keys"の'Heartburn'のようなHip HopっぽいAliciaが大好きでしたので、その意味では少し物足りない。が、そんなことも単なる感傷でしかなく、Aliciaはもっと真っ当に正統派R&Bの道を究めようとしているようです。

'Superwoman'は、まさにAliciaそのものといったタイトルですが、シンプルに聴こえる曲でAliciaはメロトロンやSynthe Bassも担当しており、まさにSuperwomanな活躍を見せています。このアルバムにあっては随分と控えめな歌唱と美しいコーラスが美メロを際立たせています。

先行シングルの'No One'はまさに美メロの極致。アタックを遅くしたJupiterシンセサイザが奏でるキメのフレーズがとても印象的です。プロモビデオはオルゴール仕立てになっていますが、ゆっくりとしたシーケンスで感動的に曲が進行します。ハスキーな歌唱で情感豊かに歌い上げるAliciaのボーカルと相まって永遠の名曲と呼ぶにふさわしい仕上がりです。

もう1つの大きな山が'I Need You'で、イントロに現れるサビのフレーズがこの曲の流れを支配しています。曲の進行もとても音楽的でかっこいい。左に定位するフランジャーをかけたアコースティックギターがアクセントになっており、ブラスサウンドの起用も曲を生き生きとしたものにしています。

クレジットを見ていると、あくまでもアコースティックな感触なこのアルバムで意外にDigital Instumentsが活躍していることがわかります。'Wreckless Love'が良い例で、全ての楽器がJack Splashによるプログラムで演奏されています。

nakaQはDVD付きの限定盤を購入したのですが、Hollywood Bowlでの'Karma','Heartburn','Wake Up'のライブパフォーマンスを収録しています。このライブでのAliciaの衣装がセクシーで、これまた素晴らしい。ブックレットのAliciaの写真も本当に美しく、今最高のところにいるAliciaのあるがまま(As I Am)が素敵に表現された名盤と思います。

ところで・・・この作品のAliciaって怒っていますよね。何に怒っているのか、nakaQはセクシーとかそんな次元だけでAliciaとBeyonceを比較して、売り上げを云々する、そんな業界に怒っているように思うのですが。稀代のミュージシャン/シンガーが獣性を発揮したのがこのアルバムのように思うのですが、いかがでしょうか。

nakaQ評価:★★★★★

Alicia Keys "As I Am"
As I Am (Snys)

アズ・アイ・アム:ザ・スーパー・エディション(期間限定盤)(DVD付)
アズ・アイ・アム:ザ・スーパー・エディション(期間限定盤)(DVD付)

Alicia Keys - As I Am試聴できます
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2007年11月07日

Mis-Teeq "Eye Candy" (2003)

DVD付きのスペシャルエディションがおすすめ

UKの女性3人組Mis-Teeqの2ndです。

3人組ということで、デスチャと比べられたりすることもあったようですが、デスチャよりはTLCに雰囲気が近いような気がします。

'Scandalous'は凄みのあるベースラインやLP盤のスクラッチを使用したリズムなど、冒険心もある良い曲です。この曲はプロモもいかがわしい雰囲気満載でとても好きなのですが、スペシャル・エディションはこのプロモも入ったDVDとの2枚組みになっていますので、ぜひこちらを入手されたほうがよいです。

'Can't Get It Back'はこのアルバムからのもう一つのシングル曲です。ちょっとニュージャックスイングでポップな曲です。この曲のプロモも離婚調停の裁判をおちょくったような内容で、楽しくてなかなかよいです。セクシーさは'Scandalous'にはかないませんが。

タイトル曲の'Eye Candy'も楽しいポップ曲です。このグループはSabrinaのボーカルはもちろんよいのですが、かわいい顔してハスキーボイスで迫るAleshaのラップがとても魅力的で、そんな彼女達の魅力に溢れた曲です。

曲は、どちらかというと繰り返し聴いたほうがよさがわかりますが、DVD付きの盤に入っているプロモは彼女達のベスト的な内容ですので、文句なしに楽しめますので、こちらを入手されたほうがよいと思います。ジャケット写真では下の写真の盤です。

nakaQ評価:★★★★

Mis-Teeq "Eye Candy"
Eye Candy


曲目リスト

1. My Song
2. Scandalous
3. Can’t Get It Back
4. Dance Your Cares Away
5. All In One Day
6. Strawberrez
7. Nitro
8. Home Tonight – Featuring Joe
9. Do Me Like That
10. That’s Just Not Me – Featuring Baby Cham
11. How Does It Feel
12. Best Friends
13. It’s Beginning To Feel Like Love
14. Eye Candy
15. Just For You

アイ・キャンディー〈スペシャル・エディション〉
アイ・キャンディー〈スペシャル・エディション〉


Mis-Teeq - EYE CANDY (アイ・キヤンデイー)試聴できます
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2007年07月26日

The Roots "Phrenology" (2002)

力強さに音楽としての美しさを秘めた骨太のラップ

The Rootsも今回初めて聴いたのですが、とても骨太のサウンドを持ったラップバンドだと思いました。骨太ではありますが、音楽としての美しさも持っていて、バックトラックが音楽的に魅力があるからラップとしてもとても楽しめるサウンドになっているのではないかと思います。このあたり、OutKastとも共通するものがあると感じました。

'Rock You'はタイトル通りとてもロックっぽいサウンドで、過激なパーカッション音と重低音が気持ちよいトラックです。ある種破壊的なサウンドで、nakaQとしてはこのアルバムでも特に好きな1曲です。

'Sacrifice'はnakaQ贔屓のNelly Furtadoが共演しています。Nellyの歌声自身は消え入るような声で、あんなに美人なのにやんちゃな歌声を聴かせるNellyらしくない感じですが、チャイム音も使用した曲はとても美しく、好きなトラックの一つです。

'Water'は特に後半で実験的なサウンドになっています。骨太ながら実に音楽的なサウンドのこのアルバムにあって、若干違和感を感じさせるところではありますが、かれらの間口の広さを物語るようで、これもとてもよいと思います。

nakaQ評価:★★★★

The Roots "Phrenology"(♪全曲試聴可)
Phrenology


曲目リスト

1. Phrentrow
2. Rock You
3. Sacrifice (feat. Nelly Furtado)
4. Rolling With Heat (feat. Talib Kweli)
5. WAOK Roll Call
6. Thought At Work
7. The Seed 2.0 (feat. Cody Chestnutt)
8. Break You Off (feat. Musiq)
9. Water
10. Quills
11. Pussy Galore
12. Complexity (feat. Jill Scott)
13. Something In The Way Of Things [In Town] (feat. Amiri Baraka)

The Roots - Phrenology試聴できます
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2007年03月14日

Sly & The Family Stone "There's A Riot Going On' (1971)

Sly & The Family Stoneの"There's A Riot Going On"です。このタイトルはMarvin Gayeの名盤"What's Going On"に呼応したものです。

このアルバムについては「ダウナーなファンク」とか、気が滅入りそうな紹介がされているのですが、実際聴いてみた印象はそんなに暗いわけでもなく、むしろSlyのファンキーさが光る楽しい作品だと思います。ただし、リズムボックスをいち早く導入しているため、無機的なビートになっている曲があり、作品の印象をクールにしている面はあります。楽器音を少なくし、隙間のある音作りは現代のHip Hopにも通じる感覚なのですが、いかんせん音が古いため、ノイズに埋もれてしまってややお寒い状況でもあります。

冒頭'Luv N' Haight'はこのアルバムの幕開けを告げるファンキーなナンバーです。女性ボーカルがとても効果的に使われています。楽器群も、ワウギター、ピアノをはじめベースも良く歌っており、よいです。

'Family Affair'でも女性ボーカルを起用していますが、ポップな曲調にセクシーな味付けがされていて、とてもよいと思います。Slyのボーカルも渋くて、いい感じです。曲調はまっとうなSoulといった印象で、リズムボックスによるリズムがちょっとファンキーです。

'Spaced Cowboy'はこのアルバムでも特に変わっていて、リズムボックスによるBossa Novaなリズムにヨーデルな詠唱が乗るという楽しい曲です。奇妙ながら、とてもノリがよく、nakaQはこのアルバムでもお気に入りの一曲です。

nakaQ評価:★★★★

Sly & The Family Stone "There's A Riot Going On"USA
There's A Riot Going On


曲目リスト

1. Luv N' Haight
2. Just Like a Baby
3. Poet
4. Family Affair
5. Africa Talks to You "The Asphalt Jungle"
6. Brave and Strong
7. (You Caught Me) Smilin'
8. Time
9. Spaced Cowboy
10. Runnin' Away
11. Thank You for Talkin' to Me Africa

George Howard - There's a Riot Goin' On試聴できます
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2007年02月10日

Ce Ce Peniston "Finally" (1992)

Ce Ce Penistonのデビューアルバム"Finally"です。
このアルバムの特徴というか、彼女の持ち味かもしれませんが、「かわいい下品さ」といったものではないかと思います。CDカバーも、下の写真をご覧の通りとてもキュートなのですが、彼女の顔にもBlack特有の力強さが感じられます。音のほうもまさにそんな印象で、かわいいバックトラックに対しCe Ce Penistonの歌声のパワフルさが時にNastyに感じられる場面もあり、それが魅力になっています。

冒頭の'We Got A Love Thang'はアルバムを象徴する曲で、かわいいシンセサイザの音色に始まり、キュートな演奏ながら、Ce Ce Penistonのちょっとパワフルな歌唱が全開すると言うとってもチャーミングな曲です。

'Finally'はこのアルバムに先行して大ヒットしたナンバーで、そのためこのアルバムのタイトルもこれになっていますが、憂いを含んだマイナーなメロディがとても印象的な、よい曲です。

'Lifeline'も渋い雰囲気の曲ですが、ミドルテンポの演奏といい、このアルバムでも特に気に入っているナンバーです。

nakaQ評価:★★★★

Ce Ce Peniston "Finally"(全曲試聴可)
Finally


曲目リスト

1. We Got a Love Thang
2. Finally
3. Inside That I Cried
4. Lifeline
5. It Should Have Been You
6. Keep on Walkin'
7. Crazy Love
8. I See Love
9. You Win, I Win, We Lose
10. Virtue
posted by nakaQ at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Black | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月06日

KanYe West "Late Registration" (2005)

KenYe Westの2枚目のアルバムです。Rap作品ですが、バックトラックがとても美しく仕上げられており、音楽としてすばらしい作品になっています。

'Touch The Sky'で聴かれるホーンセクションは1970年代テイストですが、とてもポップにうまく使用されています。ベースやドラムのリズムセクションは現代風にボトムがしっかりして、ごきげんなグルーブを送り込んで来ます。まずはこの曲でつかみはOKといったところです。

'Diamonds From Sierra Leone'は元ネタを知らないのですが、存在感の大きなボーカルを大胆にフィーチャーした大ネタものといった趣です。が、随所で使用される様々な楽器によるフィルインがそのボーカルをも霞ませるほどに美しく、効果的です。低く唸りをあげるホーン系の音色のシンセベースも最高。

'Celebration'も1970年代テイストなホーンが特徴的な曲です。エレピも活躍し、ピカピカした効果を出していますが、曲自体は短い単純なループが繰り返され、これがグルーブ感を高めています。

'Back To Basics'は豪華なシンセサイザストリングスが魅力的な曲です。このストリングスの奏でる旋律もとても楽しく美しく、音楽的です。

nakaQ評価:★★★★

KanYe West "Late Registration"(♪全曲試聴可)
Late Registration


曲目リスト

1. Wake Up Mr. West
2. Heard 'Em Say featuring Adam Levine of Maroon 5
3. Touch The Sky featuring Lupe Fiasco
4. Gold Digger featuring Jamie Foxx
5. Skit #1
6. Drive Slow featuring Paul Wall & GLC
7. My Way Home featuring Common
8. Crack Music featuring Game
9. Roses (4:05)
10. Bring Me Down featuring Brandy
11. Addiction
12. Skit #2
13. Diamonds From Sierra Leone (Remix) featuring Jay-Z
14. We Major featuring Nas & Really Doe
15. Skit #3
16. Hey Mama
17. Celebration
18. Skit #4
19. Gone featuring Consequence & Cam'Ron
20. **BONUS TRACK**Diamonds From Sierra Leone

Kanye West - Late Registration試聴できます
posted by nakaQ at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | Black | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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