2007年11月16日

Alicia Keys "As I Am" (2007)

Aliciaのあるがまま(As I Am)が素敵に表現された名盤

Alicia Keysの3rdアルバムが発売されましたので、早速購入して聴いてみました。

Aliciaの作品ですから、つまらないわけはないのですが、今回は特に中後期のThe Beatlesを思わせるような美メロな曲が多く、またストリングス等の起用の仕方もそれっぽい曲が目立っています。反面、"Song In A minor"から"The Diary Of Alicia Keys"の時にも感じたのですが、Hip Hopには更に距離を置いたものに仕上がっています。

nakaQは"Songs In A minor"の'Girlfriend'や、"The Diary Of Alicia Keys"の'Heartburn'のようなHip HopっぽいAliciaが大好きでしたので、その意味では少し物足りない。が、そんなことも単なる感傷でしかなく、Aliciaはもっと真っ当に正統派R&Bの道を究めようとしているようです。

'Superwoman'は、まさにAliciaそのものといったタイトルですが、シンプルに聴こえる曲でAliciaはメロトロンやSynthe Bassも担当しており、まさにSuperwomanな活躍を見せています。このアルバムにあっては随分と控えめな歌唱と美しいコーラスが美メロを際立たせています。

先行シングルの'No One'はまさに美メロの極致。アタックを遅くしたJupiterシンセサイザが奏でるキメのフレーズがとても印象的です。プロモビデオはオルゴール仕立てになっていますが、ゆっくりとしたシーケンスで感動的に曲が進行します。ハスキーな歌唱で情感豊かに歌い上げるAliciaのボーカルと相まって永遠の名曲と呼ぶにふさわしい仕上がりです。

もう1つの大きな山が'I Need You'で、イントロに現れるサビのフレーズがこの曲の流れを支配しています。曲の進行もとても音楽的でかっこいい。左に定位するフランジャーをかけたアコースティックギターがアクセントになっており、ブラスサウンドの起用も曲を生き生きとしたものにしています。

クレジットを見ていると、あくまでもアコースティックな感触なこのアルバムで意外にDigital Instumentsが活躍していることがわかります。'Wreckless Love'が良い例で、全ての楽器がJack Splashによるプログラムで演奏されています。

nakaQはDVD付きの限定盤を購入したのですが、Hollywood Bowlでの'Karma','Heartburn','Wake Up'のライブパフォーマンスを収録しています。このライブでのAliciaの衣装がセクシーで、これまた素晴らしい。ブックレットのAliciaの写真も本当に美しく、今最高のところにいるAliciaのあるがまま(As I Am)が素敵に表現された名盤と思います。

ところで・・・この作品のAliciaって怒っていますよね。何に怒っているのか、nakaQはセクシーとかそんな次元だけでAliciaとBeyonceを比較して、売り上げを云々する、そんな業界に怒っているように思うのですが。稀代のミュージシャン/シンガーが獣性を発揮したのがこのアルバムのように思うのですが、いかがでしょうか。

nakaQ評価:★★★★★

Alicia Keys "As I Am"
As I Am (Snys)

アズ・アイ・アム:ザ・スーパー・エディション(期間限定盤)(DVD付)
アズ・アイ・アム:ザ・スーパー・エディション(期間限定盤)(DVD付)

Alicia Keys - As I Am試聴できます
posted by nakaQ at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | Black | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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