2007年06月06日

Sepultura "Roots" (1996)

ブラジルパーカッションを取り入れたHeavy Metalアルバム

ジャケット写真はなんだかほのぼのとしたおじさん顔ですが、音のほうはさにあらずとてもヘビーなロックアルバムです。

タイトル"Roots"の通り、ブラジルのHeavy Metal RockバンドSepulturaが自らのルーツに目覚め、ブラジルパーカッションをHeavy Metalに導入したアルバムと言われていますが、ブラジルパーカッションは曲中の一部に使用されるのみで、全体を通じた印象は真っ当なHeavy Metal Rockです。

冒頭'Roots Bloody Roots'はこの作品でも典型的な曲と思いますが、全体Heavy Metalな曲調にブラジルのパーカッションが効果的に使用されています。感覚としては、U2が"The Unforgettable Fire"の'A Sort Of Homecoming'で、バックのパーカッションにスネアでない音を入れていますが、そんな感じです。音像に奥行きを与える効果が出ています。

'Ratamahatta'はこの作品でも最もブラジルパーカッションが活躍する曲です。サンバなど、ブラジル音楽の陽気さを盛り立てるパーカッションでHeavy Metalできるか、という命題に挑戦しているようにも聴こえますが、一方で陽気さを感じさせながら、見事にHeavy Metalしているという、とても面白い曲に仕上がっています。

続く'Breed Apart'はイントロからパーカッション乱打な感じですが、曲本体はストレートなHeavy Metalです。中盤ブラジルパーカッション大会になって、最後はフランジャー&ディストーションでぐしゃぐしゃな音になって終わるという、文章にしても目まぐるしい展開の曲ですが、この作品の特徴を伝えるよい出来栄えと思います。

シークレットトラックになっている終曲は、野外でのパーカッションジャムといった趣で、コオロギの声などが入っていて和みますが、この音が実は冒頭の'Roots Bloody Roots'のイントロになっていて、そういった意味ではトータルアルバムとしてのコンセプトも感じさせる作品に仕上がっています。

nakaQ評価:★★★★

Sepultura "Roots"(♪全曲試聴可)
Roots


曲目リスト

1. Roots Bloody Roots
2. Attitude
3. Cut-Throat
4. Ratamahatta
5. Breed Apart
6. Straighthate
7. Spit
8. Lookaway
9. Dusted
10. Born Stubborn
11. Jasco
12. Itsari
13. Ambush
14. Endangered Species
15. Dictatorsh*t

Sepultura - Roots試聴できます
posted by nakaQ at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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