2007年04月30日

Chick Corea "Now He Sings, Now He Sobs" (1968)

1970年代のChickの大活躍を予期させる、リリカルなピアノトリオ作品

Chick Coreaが"Return To Forever"を発表し、1970年代にCrossover/Fusionで大活躍する前夜の作品です。感触はBrasil色の濃い初期Return To Foreverとも違い、真っ当なJazzトリオといった趣ですが、ChickのピアノはすでにSpanishな感覚に溢れ、いわゆるJazzピアノとはかなり違うリリカルなプレイを繰り広げています。その意味では1970年代のChick Coreaの快進撃がこの作品に予告されていたと見ることができます。

'Matrix'はどちらかというと普通のJazzですが、Chickのピアノに新しい感性が光る演奏です。曲中盤のMiroslav VitousのBassソロもよく歌い、よい感じです。

'Steps - What Was'は曲の前半部はいわゆるJazzっぽいのですが、Roy HaynesのDrumsソロを挟んで、後半"Return To Forever"の'La Fiesta'にも使われたラテンフレーバーの主題が登場します。このあたり、やはりこのアルバムは新世代のJazzとしてCrossover/Fusionの幕開けを告げる作品と言えると思います。

nakaQ評価:★★★★

Chick Corea "Now He Sings, Now He Sobs"
Now He Sings, Now He Sobs


曲目リスト

1. Matrix
2. My One And Only Love
3. Now He Beats The Drum - Now He Stops
4. Bossa
5. Now He Sings - Now He Sobs
6. Steps - What Was
7. Fragments
8. Windows
9. Pannonica
10. Samba Yantra
11. I Don't Know
12. The Law Of Falling And Catching Up
13. Gemini

Chick Corea - Now He Sings, Now He Sobs試聴できます
posted by nakaQ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz&Fusion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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