2007年02月20日

Nirvana "In Utero" (1993)

名盤"Never Mind"で圧倒的な成功を収めたNirvanaが次に発表した作品です。

前作があまりにもヒットしたために、どうしても"Never Mind"と比較されてしまう作品ですが、プロデューサSteve Albiniの影響もあってか、よりワイルドで荒削りな作風になっています。が、その一方で、フォークロックを思わせるような叙情的な曲も多く、この意味で"Never Mind"とは違った方向性を持った作品と言えます。

冒頭の'Serve The Servant'の、導入部は荒々しいのですが、サビでどうしようもなく和み系のメロディアスなフレーズになってしまうところに、まずは前作との大きな差を感じます。nakaQはこの手のメロディアスさは大好きですが。

'Radio Friendly Unit Shifter'は、ほとんど制御が利かない暴発性の演奏をなんとか曲にした観があります。曲全編を通して聴かれる激しくハウリングするギターの音が、この曲がすさまじい音量で録音されたことを如実に示しています。

'All Apologies'ではギターのアルペジオとストリングスがとても叙情的な美しさを醸し出し、素敵なのですが、このアルペジオが途中激しくディストーションするギターの音色になり、どんどん音が歪んで、最後は単に歪みとしかいいようの無い音になっていく様が、とても実験的で、よいと思います。

この作品のいくつかの曲で感じられる、異様なまでの荒っぽさは、前作の呪縛から逃れるためのKurt Cobainの必死の叫びだったのかもしれません。結局、彼はこの作品を最後に、自らの命を絶ってしまったのですが。

nakaQ評価:★★★★

Nirvana "In Utero"(♪全曲試聴可)
In Utero


曲目リスト

1. Serve the Servants
2. Scentless Apprentice
3. Heart Shaped Box
4. Rape Me
5. Frances Farmer Will Have Her Revenge on Seattle
6. Dumb
7. Very Ape
8. Milk It
9. Pennyroyal Tea
10. Radio Friendly Unit Shifter
11. Tourette's
12. All Apologies

Nirvana - In Utero試聴できます
posted by nakaQ at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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