2006年12月03日

Kate Bush "The Red Shoes" (1993)

Kate Bushの作品の中でもPopな部類に入る作品です。ジャケットの裏面は各種フルーツが並んでいますが、そんなとてもフルーティな印象の、カラフルな作品と思います。反面、表面にはKateの写真が無く、さすがに容色に衰えが来たかな、との印象もあります。そんなことは音楽には関係ありませんが。

1曲目'Rubberband Girl'はインドネシアのガムランの音色を使用したりして、彼女の新しい境地を感じさせる曲です。曲調としてもどっしりと腰の据わったFunkで、なかなかかっこいい曲に仕上がっています。

3曲目'Eat The Music'はサンバっぽい、ラテンな曲です。こんな曲調はこれまでのKateにはあまりなかったように思われ、とても新鮮な印象です。ポップで、冒頭に書いたフルーティな印象が一番強く感じられる曲です。

4曲目'Moments Of Pleasure'はモチーフからして前作"The Sensual World"に収録されているべきような官能的な曲ですが、前作での数曲と同様The Trio Blugarkaとの共演になっています。KateのボーカルとThe Trio Blugarkaのコーラスのコンビネーションはよりよくマッチングし、静かな中に情感を湛えた素晴らしい仕上がりになっています。

このアルバムで特筆すべきは11曲目の'Why Should I Love You?'でのPrinceとの共演です。実は、殿下とKateは1度も顔を合わさないままこの曲で共演しています。どういうことかと言うと、KateがPrinceと共演したいということでDel Palmerに持ちかけ、Del PalmerはKateの書いた曲をPrinceに送ったそうです。すると、Princeからこの曲に使用されている、コーラス付きの完璧なバックトラックが送り返されてきて、「自由に使ってください」ということだった、というのです。コラボレーションの新しい形というか、今で言うオープンソースでのソフトウェア開発のような、まさに先端をいくエピソードと思います。Del Palmer自身も、二人とも我が強いので、顔を合わせなかったからコラボがうまくいったと言っており、当を得た感想でしょう。曲調としても、Princeらしさの溢れた、素晴らしい出来と思います。

nakaQ評価:★★★★

Kate Bush "The Red Shoes"
The Red Shoes


曲目リスト

1. Rubberband Girl
2. And So Is Love
3. Eat the Music
4. Moments of Pleasure
5. Song of Solomon
6. Lily
7. Red Shoes
8. Top of the City
9. Constellation of the Heart
10. Big Stripey Lie
11. Why Should I Love You?
12. You're the One

Kate Bush - The Red Shoes試聴できます
posted by nakaQ at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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