冒頭'Oblivious'は邦題は「思い出のサニービート」になっていますが、原題は「忘れっぽい」です。なんだか正反対の意味に思えるのですが、曲を聴いたイメージは邦題のほうが近い。そんな瑞々しい曲に妙なタイトルをつける感覚が、やっぱり英国の人らしくひねりが効いていると、そんな気がします。サウンドはアコースティックギターを大きくフィーチャーしていますが、Lynn Drumと思しきドラムサウンドやキーボードの音色にはエレクトロニクスの成果も取り入れられていて、単にアコースティック指向というに止まらない先進性も感じられます。とにかく、名曲と思います。
'Walk Out To Winter'もLynn Drumをうまく使用したポップな曲です。クリアな音色のエレクトリックギターの甘い音色に思わず和まされてしまう、すてきな曲に仕上がっています。
'Pillar To Post'もとてもポップな曲調です。同時期に活躍したThe Style Councilと同様のソウルっぽいフレーバーもあり、Roddy Frameという人の音楽的な間口が意外に広かったことを改めて感じさせられます。
ポップの名盤として、おすすめします。
nakaQ評価:★★★★★
Aztec Camera "High Land, Hard Rain"(♪一部試聴可)

曲目リスト
1. Oblivious
2. Boy Wonders
3. Walk Out to Winter
4. Bugle Sounds Again
5. We Could Send Letters
6. Pillar to Post
7. Release
8. Lost Outside the Tunnel
9. Back on Board
10. Down the Dip
11. Haywire
12. Orchid Girl
13. Queen's Tattoos


