2006年10月05日

John Coltrane Quartet "Ballads" (1962)

John Coltraneの優しく、ムーディーな演奏を堪能できる名盤"Ballads"です。

当時、Coltraneのマウスピースが傷んでおり、彼のトレードマークであるSheets Of Soundの激しいブローができなかったので、ゆっくりと優しく吹けるバラード曲集を録音したと言われていますが、そんなアクシデントめいたことでこんなに美しい作品ができてしまったのですから、何が幸いするかわからないと思います。一見、アンラッキーに見える状況でも、とりあえず何かやってみれば思わぬ成果が得られるかもしれないという好例でしょう。まあ、Coltraneの場合は日頃の鍛錬がモノを言ったということかもしれませんが。

今回下に貼ったカバーは、Deluxe Editionということで、未発表ボーナストラックを多数収録した2枚組みで、音質も大変向上しているということです。nakaQはレギュラー盤しか聞いたことがありませんが、機会があったらぜひ聴いてみたく思います。

曲の紹介ですが、冒頭'Say It(Over And Over Again)'はいかにもバラードという感じの、甘い旋律が印象的な曲です。魔人の如くにすさまじいブローを行うColtraneの、限りなく優しい面が垣間見れる、すてきな曲と思います。

'What's New'はMcCoy Tynerのピアノソロで始まりますが、このピアノがリリカルでとてもよいです。Quartetの演奏になってからも、Jimmy GarrisonのBass、Elvin JonesのDrumsとも自己主張を控えながらしっかりとColtraneのTenorソロを支えており、この時期のQuartetの充実ぶりを感じることができます。

'It's Easy To Remember'も親しみやすい旋律がとても美しい曲です。そっとやさしく旋律を奏でるColtraneの演奏が和みものです。

なお、iTunesのリンクはこのDeluxe Editionで、全22曲のアルバムが格安になっていますのでお得と思います。

nakaQ評価:★★★★

John Coltrane Quartet "Ballads"(♪全曲試聴可)
Ballads


曲目リスト

Disc 1

1. Say It (Over and Over Again)
2. You Don't Know What Love Is
3. Too Young to Go Steady
4. All or Nothing at All
5. I Wish I Knew
6. What's New
7. It's Easy to Remember
8. Nancy (With the Laughing Face)

Disc 2

1. They Say It's Wonderful
2. All or Nothing At All
3. Greensleeves
4. Greensleeves
5. Greensleeves
6. Greensleeves - 45 rpm take
7. Greensleeves
8. It's Easy to Remember (1)
9. It's Easy to Remember (2)
10. It's Easy to Remember (3)
11. It's Easy to Remember (4)
12. It's Easy to Remember (5)
13. It's Easy to Remember (6)
14. It's Easy to Remember (7)

John Coltrane Quartet - Ballads (Deluxe Edition)試聴できます
posted by nakaQ at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz&Fusion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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