2006年08月19日

Tears For Fears "Songs From The Big Chair" (1985)

Tears For Fearsも80年代のエレクトロポップを代表するグループと思いますが、彼らの代表作がこの作品です。

この当時はまさに群雄割拠時代で、1985年というと後のポップミュージック全般を根本から変えてしまったScritti Polittiの"Cupid & Psyche 85"も発表されています。そういう意味では、後のポップミュージックシーンを塗り替えてしまうほどのインパクトはなかったものの、非常に上質な楽曲と演奏によりとても魅力的に仕上げられた作品と言えると思います。

'Shout'は重く凄みのあるバックトラックに印象的なコーラスが乗る、彼らの代表曲です。凄みという意味ではFrankie Goes To Hollywoodの'Relax'("Welcome To The Pleasuredome"に収録)に通じるものもあるのですが、あの曲ほどしつこさはなく、ワールドミュージック的なバックトラックが心地よい名曲です。

'Everybody Wants To Rule The World'も大ヒットしましたが、このアルバムではどちらかというとおおらかでアナログな演奏が他の曲とミスマッチに感じられます。USAでヒットしたのもうなづける、シャッフルビートが特徴的ですが、これをきちっとUSA向けにシングルカットしたのがさすがだと感心します。

'Broken'〜'Head Over Heels/Broken(Live)'は一応2トラックになっていますが、曲名からもわかる通り、メドレー形式になっています。'Broken'はいわゆるエレクトロポップなイメージの、凄みも感じさせる曲で、'Head Over Heels'はこれに比べると落ち着いた乗りを持つ曲です。最後の'Broken(Live)'で突然ライブになってびっくりしますが、このあたりの演出も見事です。この2トラックが後半部分のアルバムの核になっています。

最近Deluxe Editionとして2CD仕様のものも発売されています。CDカバーのうち、上が通常のもの(ただし、リマスター盤で多くのトラックが追加されています)で、下がDeluxe Editionです。

nakaQ評価:★★★★

Tears For Fears "Songs from the Big Chair"
Songs from the Big Chair


曲目リスト

1. Shout
2. Working Hour
3. Everybody Wants to Rule the World
4. Mothers Talk
5. I Believe
6. Broken
7. Head over Heals/Broken [Live]
8. Listen
9. Big Chair [*][Mix]
10. Empire Building [*][Mix]
11. Marauders [*][Mix]
12. Broken Revisted [*][Mix]
13. Conflict [*][Mix]
14. Mothers Talk [U.S. Remix] [Bonus Beats][*]
15. Shout [U.S. Remix] [Bonus Beats][*]

Tears for Fears - Songs from the Big Chair試聴できます

Tears For Fears "Songs from the Big Chair"(Deluxe Edition)
Songs from the Big Chair

posted by nakaQ at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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