2006年05月20日

Thomas Dolby "The Flat Earth" (1984)

Thomas Dolbyのこのアルバムは、いわゆるHip Hopムーブメントとは必ずしも一緒には語られなかったと思うのですが、Hip Hopな感覚満載な曲も収録されていて、実に良い出来と思います。

1曲目'Dissidents'はデジタルシンセの打ち込みと思われる重低音ベースが心地よいナンバーです。効果音も結構いろいろと入っているのですが、刺激的というよりはむしろナチュラルな印象に仕上がっています。

2曲目'The Flat Earth'はこのアルバムのタイトルナンバーですが、アフリカ風味のクリアなカッティングギターとコーラスがごきげんです。どこか哀愁を感じさせるアコースティックピアノとシンセサイザも秀逸。この曲も効果音に結構変な音が入っているのですが、印象はいたって普通で、大自然の雄大さをも感じさせるような楽曲です。

7曲目の'Hyperactive!'はnakaQがこのアルバムで最も好きな、脳天直撃型のダンスチューンです。トロンボーンのソロがなんだかとぼけていますが、短いオーケストラヒットの連打が破壊的なリズムを形成します。ベース、ギターもファンクなリズムを刻み、女性ボーカルの起用も楽曲にとてもよくマッチしています。ボコーダーが登場するのもなんだか時代じみていますが、センスがよいので古臭くはなく、むしろ斬新な印象を受けます。

マッド・サイエンティストなイメージの強いThomas Dolbyですが、このアルバムはハイテクを駆使しながらも非常にナチュラルなサウンドに仕上がっています。初めて聴くとあんまり普通に聴こえるのでもの足りなく感じるかもしれませんが、普遍的な美しさに気づかれると、ずっと聴くことのできるよいアルバムであることを実感されると思います。

nakaQ評価:★★★★★

Thomas Dolby "The Flat Earth"(♪一部試聴可)
Flat Earth


曲目リスト

1.Dissidents
2.The Flat Earth
3.Screen Kiss
4.White City
5.Mulu The Rain Forest
6.I Scare Myself
7.Hyperactive!

Thomas Dolby - The Flat EarthUK試聴できます
posted by nakaQ at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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