2006年05月09日

Atoll "L'Araignee-Mal" (1975)

「フランスのYes」と呼ばれたAtollの代表作です。

確かに演奏技術は素晴らしく、Christian BeyaというギタリストはSteve Howeといい勝負かと思うほどのテクニシャンです。また、バンドの楽曲構成能力も非常に高く、Yesと比較されたのも納得できます。

1曲目'Le Photographe Exorciste'は爽やかなシンセサイザで幕を明け、しばらくはフランス語のChantで穏やかに進行しますが、すぐに曲目通りのエクソシストな狂気溢れる曲調に変わります。この後も、見事なギターソロを交えながら幾度も曲調を変え、進行していきます。最後のバイオリンソロが、妖しくてよいです。

'Cazotte No.1'は彼らの演奏能力を余すところなく披露するインストゥルメンタルナンバーで、ギター・シンセサイザ・バイオリンのすさまじいインタープレイが展開されます。

'L'Araignee-Mal'はこのアルバムのB面全部を占める組曲形式の大作です。4部に分かれており、この曲でもすばらしい曲構成能力を見せてくれます。nakaQはアルバムタイトルでもある2番目のパートのシンセサイザシーケンス部分の心地よさが特に好きです。

真鍋 博を思わせる素晴らしいアルバムカバーについても一言。中央部に蜘蛛の胎内に宿った胎児が描かれています。夢魔の誕生でしょうか。蜘蛛はAtollのシンボルらしく、ライナーにも登場します。バンドの神秘主義的な面を表していて、すてきと思います。

nakaQ評価:★★★★★

Atoll "L'Araignee-Mal"
L'AraignUE-Mal


曲目リスト

1.Le Photographe Exorciste
2.Cazotte No.1
3.Le Voleur D'Extase
4.L'Araignee-Mal
a)Imaginez Le Temps
b)L'Araignee-Mal
c)Les Robots Debiles
d)Le Cimetier E De Plastique
5.Cazotte No.1
posted by nakaQ at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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