2006年03月25日

Jeff Beck "Beck-Ola" (1969)

第1期Jeff Beck Groupのもうひとつの作品、"Beck-Ola"です。

アルバムカバーはSurrealistのRene Magritteの作品ですが、この部屋に過剰な大きさで威圧感を与えるりんごは作品を端的に表しています。当時何かわからないが威圧する音、息苦しくなるような音楽というのは、まさに怪物Hard Rockの誕生だったのでは、と思います。

1作目"Truth"と似てはいるのですが、"Truth"がカバーのアートワークと同様に、曲によっては繊細さも感じさせるBlues Rockなのに対し、このアルバムは明るさと圧倒的なパワーを放ち、何曲かはHard Rockと呼ぶしかない迫力を持っています。

音圧と言う意味では'Jailhouse Rock'が圧倒的な迫力です。曲自体はRock'n Rollですが、音のでかさがHard Rockにしています。

'Plynth (Water Down the Drain)'は分厚いギターのイントロはいわゆるHard Rockフォーマットの典型と思いますが、それにしてはなんだかファンキーです。Jeffのすばやいパッセージを繰り出すギターもそうですが、Bongoの使用等、後のHard Rockでは誰も追従しなかった要素がたくさんあって、興味深いです。Jeffのユーモア感覚の現れとも見えますが、第2期Jeff Beck Groupや"Blow By Blow"でのFunk路線への伏線とも思えます。

'Rice Pudding'はJeffのギターをメインにしたインストゥルメンタル曲ですが、まさにHard Rockな演奏が展開されます。暴力的にたたきつけるようなJeffのギターが快感。Hard Rockの持つカタルシスを与えてくれると言う点で一級のRockインストゥルメンタルと言えると思います。

nakaQ評価:★★★★

Jeff Beck "Beck-Ola"(一部試聴可)
Beck-Ola


1.All Shook Up
2.Spanish Boots
3.Girl from Mill Valley
4.Jailhouse Rock
5.Plynth (Water Down the Drain)
6.Hangman's Knee
7.Rice Pudding

Jeff Beck "Truth & Beck-Ola"
Truth & Beck-Ola


Jeff Beck - Truth & Beck-OlaTruth & Beck-OlaUK試聴できます
posted by nakaQ at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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