それと、曲として特筆すべきは'The End'でしょう。爆発するような活きのいい冒頭部から、しんみりと「最後に君が持っていく愛は、君がくれた愛と同じ」と歌い上げる終盤まで、1曲にドラマが詰まっているような見事な曲ですが、この中でJohn,Paul,Georgeの3人が聴かせる掛け合いのギターソロが秀逸です。このアルバム自体が70年代を先取りしてしまっているようなところがありますが、この3人のバトルはまさに70年代のギターソロそのものです。
また、このアルバムではGeorge Harrisonの'Something'と'Here Comes The Sun'の2曲が飛びぬけて優れています。'Come Together','I Want You'でのJohnのロック魂もすばらしいし、Ringoが珍しく書いた'Octopus's Garden'もよいのですが(Paulは当然最高)、Georgeのこの2曲はアルバムの枠をはみ出してしまっています。時代を超越した曲であり、演奏だと思います。
シンセサイザをいち早く導入したのもこの作品を永遠のものにした大きなポイントと思います。単なる発振音でなく、楽器として鳴らしきっているのが、やはり彼らの偉大なところだと思います。Rolling Stone誌の"The RS 500 Greatest Albums of All Time"では14位に選ばれています。
nakaQ評価:★★★★★
The Beatles "Abbey Road"

曲目リスト
1. Come Together
2. Something
3. Maxwell's Silver Hammer
4. Oh! Darling
5. Octopus's Garden
6. I Want You (She's So Heavy)
7. Here Comes the Sun
8. Because
9. You Never Give Me Your Money
10. Sun King
11. Mean Mr. Mustard
12. Polythene Pam
13. She Came in Through the Bathroom Window
14. Golden Slumbers
15. Carry That Weight
16. End
17. Her Majesty


