2006年02月26日

Al Di Meola "Elegant Gypsy" (1977)

このアルバムも、Jeff Beckの"Wired"やMahavishnu Orchestraの"Birds Of Fire"とほぼ同時期の、Fusion全盛時の名盤です。

発売は1977年になっていますが、この当時はギターが全般的にのんびりとしていて、Jimmy PageやRichie Blackmoreなんかがテクニシャンとしてもてはやされていた時代でした。そんな中、Al Di Meolaは「そんなに速く弾くな」といいたくなるような速弾きを武器に突然現れたのですから、ショックでした。

このアルバムでもJan Hammerは大活躍で、そういった意味からもJeff Beck "Wired",Mahavishnu Orchestra "Birds Of Fire",Al DiMeola "Elegant Gypsy"はnakaQにとって兄弟のような3枚なのですが、いずれもFusionの大傑作です。

冒頭シーケンサーによる物憂げなリフで始まる'Flight Over Rio'は、ラテンパーカッションのあとすぐにAlのフランジャー処理された超速弾きギターが唸ります。この曲のギターはエフェクトがかなりかかっていて、本当に弾いているのかなんだかよくわからない印象もあるのですが、たとえばアコースティックギターでPaco De Luciaと競演する3曲目の'Mediterranean Sundance'などでは、生の超絶なギターが堪能できます。

2曲目の'Midnight Tango'は前半部非常にリラックスできるゆっくりとした演奏で、なにかへたをするとムード音楽のようなイメージがあるのですが、中盤以降一転してアップテンポのラテンミュージックになります。圧巻は終盤の、多重録音によるAlのツインギターの速弾きフレーズですが、狂おしい情感を秘めながらフェードアウトします。

ベストトラックはやはり7曲目の大作'Elegant Gypsy Suite'でしょう。ここで、Jan HammerがJeff Beckの"Wired"で披露したのと同じフレーズを中盤のソロで使用するのには笑えますが、Alのギターがとにかく一杯で、かっこいいです。彼独特のミュートによる速弾きも冴え渡っています。nakaQは学生時代タロットに凝っていたのですが、この曲がタロットをするのにイメージが最も噴出したものです。さすがは'Gypsy'を冠するだけあると思いますが、この曲のGypsy音楽っぽさってどこから来ているのでしょうか。謎です。

nakaQ評価:★★★★★

Al Di Meola "Elegant Gypsy"
エレガント・ジプシー


曲目リスト

1.Flight Over Rio
2.Midnight Tango
3.Mediterranean Sundance
4.Race With Devil On Spanish Highway
5.Lady Of Rome, Sister Of Brazil
6.Elegant Gypsy Suite

Al Di Meola - Elegant GypsyUSA試聴できます
posted by nakaQ at 07:33| Comment(0) | TrackBack(1) | Jazz&Fusion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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