2006年02月23日

Kate Bush "Hounds Of Love" (1985)

Kate Bushが"The Dreaming"の3年後に発表したアルバムです。

さすがにKateも"The Dreaming"の路線を続けるのはしんどかったのでしょう。また、第2次British Invasionを経て、音楽の流行も「死のイメージ」の音楽からよりダンサブルなものになっていました。

アルバムの特徴として2部構成になっていて、LPのA面にあたる前半部は"Hounds Of Love"としてシングル向きの曲が集められ、B面にあたる後半部は"The Ninth Wave"として組曲になっています。

このアルバムが発表された当時、非常にダンサブルなので話題になりましたが、"The Dreaming"のCelticな舞曲的要素が気に入っていたnakaQとしては特に驚きはなく、とても心地よく感じたものです。

1曲目の'Running Up That Hill'からして、ドラムの叩きだすリズムが非常にダンサブルです。怪鳥の鳴き声のようなデジタルシンセにKateの歌が入り、徐々に情感を高めて、Kateの大コーラスに発展していくドラマチックな曲構成が見事です。プロモビデオも期待したのですが、見てがっかりという感じのビデオです。アルバム発表のころ、Kateのプロモーション費用がかなり厳しい状況だったらしく("The Dreaming"のせい?)アルバムが売れたらプロモを作る、というようなことをKateが言っていました。

これに対し、このアルバムが意外に売れたからでしょうか、'Cloudbusting'のビデオはよい出来です。雲を作る機械を作っていた夫が当局に連行され、Kateか丘の上にその機械を持ってあがって見事に雲を製造する、という内容ですが、科学者の男の夢を奥さんとか子供がかなえてくれる、というのはある種理工系の男の憧れではないでしょうか。曲も、徐々に盛り上がる展開がスケールの大きさを感じさせて、とてもよい曲です。

後半は組曲仕立てになっていて、コンセプトアルバム風の仕上がりになっています。'Jig Of Life'ではCeltの舞曲を披露しており、また'Hello Earth'は大変感動的な出来になっています。

ただ、このアルバムの頃から、Kateが'Big Sky'などでCindy Lauperに感化されたような歌い方をするようになったのがnakaQには面白くありません。まあ、いつまでもぶりぶりぶりっ子な歌い方をしているわけにもいかなかったのでしょうが、なんでCindy Lauperなのか、どうにも理解ができません。

nakaQ評価:★★★★★

The Hounds of Love (+6 Bonus Track)
The Hounds of Love (+6 Bonus Track)


曲目リスト

1.Running Up That Hill (A Deal With God)
2.Hounds Of Love
3.The Big Sky
4.Mother Stands For Comfort
5.Cloudbusting
6.And Dream Of Sheep
7.Under Ice
8.Waking The Witch
9.Watching You Without Me
10.Jig Of Life
11.Hello Earth
12.The Morning Fog
13.The Big Sky (Meteorogical Mix)
14."Running Up That Hill (12"" Mix)
15.Be Kind To My Mistakes
16.Under The Ivy
17.Burning Bridge
18.My Lagan Love

Hounds of LoveUK試聴できます

posted by nakaQ at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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