2006年02月14日

Todd Rundgren "Something/Anything?" (1972)

このアルバムの永遠の魅力は、「異様なまでのポップさ」ということに尽きるのではないでしょうか。全てのボーカル、楽器をトッド一人でこなしているとかいうこともすごいのですが、いかんせんレコーディング機器の性能もありますし、DISC2の3曲目'Couldn't I Just Tell You'のようにリズムが激しくずれている曲もあり、やはり時代を感じずにはいられません。が、このアルバムを通じて流れる、なんだかもどかしい恋心、みたいなものはいつの時代も変わらないでいてほしいと思います。

楽曲については、トッドもライナーで「もしシングルにするなら、この曲」と書いているDISC11曲目の'I Saw The Light'がいいです。どたばたしたリズムもこの時代をよく反映していると思うのですが、トッドのリードギターが瑞々しいです。曲としても、アルバムでももっともポップでしょう。

nakaQが一番好きなのはDISC1の5曲目'It Takes Two To Tango(This Is For The Girls)'です。イントロのエレピからしてちょっと変わっているのですが、全編少し変わっていながらもポップで、耳を捉えて離さない魅力があります。パーカッションの使い方もにぎやかしいのですが、これも相まってこの曲の魅力を形作っているのでしょう。

ポップさという意味ではトッドが一人で作り上げた楽曲がよいと思うのですが、音のよさなりダイナミズムという面では、DISC2の6曲目以降がバンドによる演奏になっており、無理な多重録音してない分鮮度のある録音になっています。Rick Delingerがリードギターを弾いている'Dust In The Wind'や、名曲'Hello,It's Me'などが入っていて、このアルバムの大きな聴き所になっています。

Rolling Stone誌の"The RS 500 Greatest Albums Of All Time"では173位にランクされています。

nakaQ評価:★★★★★

Todd Rundgren "Something/Anything?"(♪一部試聴可)
Something/Anything?


曲目リスト

Disc 1

1.I Saw the Light
2.It Wouldn't Have Made Any Difference
3.Wolfman Jack
4.Cold Morning Light
5.It Takes Two to Tango (This Is for the Girls)
6.Sweeter Memories
7.Intro
8.Breathless [Instrumental]
9.Night the Carousel Burned Down
10.Saving Grace
11.Marlene
12.Song of the Viking
13.I Went to the Mirror

Disc 2

1.Black Maria
2.One More Day (No Word)
3.Couldn't I Just Tell You
4.Torch Song
5.Little Red Lights
6.Overture-My Roots: Money (That's What I Want) /Messin' With the Kid
7.Dust in the Wind
8.Piss Aaron
9.Hello It's Me
10.Some Folks Is Even Whiter Than Me
11.You Left Me Sore
12.Slut
posted by nakaQ at 00:24| Comment(0) | TrackBack(1) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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