2006年02月12日

Derek and the Dominos "Layla and Other Assorted Love Songs" (1970)

このアルバムというと、やはりタイトルチューンの13曲目'Layla'ということになるでしょう。印象的かつ超有名なイントロのギターフレーズに始まり、Eric Claptonが友人の奥さん(=George Harrisonの元奥さんのPatti)と恋に落ちた苦しみを声を絞るようにして歌い、Duane Allmanの神業的なスライドギターソロで前半が締めくくられます。後半は一転して、「惚れちまったものはしかたあるまい」といった、自らの運命を受け入れるかのようなリラックスしたセッションが展開されます。ジャケットのイラストといい、この曲に全てが凝縮されていると言ってもよいかと思います。

で終わりにならないのがこのアルバムの名盤たるゆえんで、他の曲もClaptonのギターがすばらしいです。このアルバム、発表当時は「Claptonがギターを弾いていない」なんて酷評されたそうですが、達人の歌心は冴え渡っています。ギターを弾いていないというのは、Cream時代と比べてのことでしょうが、nakaQはCream時代のような弾きまくっているギターというのは好きではなく、たとえば1曲目の'I Looked Away'のような曲で、軽く、キメ!っとリードを弾くClaptonが最高と思います。

あと大好きなのは、The Corrsの"Talk On Corners"でも書いたJimi Hendrixの'Little Wing'です。この曲の演奏はまさに1970年代の音楽を予見し、すべてを語りつくしているかのような名演です。若くして他界した親友の死を悼み、Claptonにこの演奏をさせた、男の友情の厚さを感じさせられます。本アルバムで競演したDuane Allmanも、この録音の後まもなく事故で他界し、Claptonは薬物中毒に陥ってしまうのですが、このあたりの人間らしさもClaptonの魅力と思います。

なお、本アルバムはリミックス盤で、なんとも「もんわり」とした音質だった旧盤のCDやLPとは全く次元の違うクリアな音質ですので、音質のせいでこのアルバムが好きになれなかった方は、ぜひ購入されてはいかがでしょうか。ロックファンでこのアルバムを聴かないというのは、絶対もったいないと思います。

Rolling Stone誌の"The RS 500 Greatest Albums Of All Time"では115位にランクされています。

nakaQ評価;★★★★★

Derek and the Dominos "Layla and Other Assorted Love Songs"
Layla (Rmst)


曲目リスト

1.I Looked Away
2.Bell Bottom Blues
3.Keep On Growing
4.Nobody Knows You When You're Down And Out
5.I Am Yours
6.Anyday
7.Key To The Highway
8.Tell The Truth
9.Why Does Love Got To Be So Sad?
10.Have You Ever Loved A Woman
11.Little Wing
12.It's Too Late
13.Layla
14.Thorn Tree In The Garden

Derek & The Dominos - Layla and Other Assorted Love Songs試聴できます
posted by nakaQ at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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