2006年02月11日

Siouxsie And The Banshees "A Kiss In The Dreamhouse" (1982)

このアルバムも、nakaQ言うところの「死のイメージ」の音楽になるのでしょうが、しかしとても美しい。すごくカラフルなアルバムでもあります。

1曲目'Cascade'はベースのイントロに始まり、ドラムが空間を切り裂いてSiouxsie Siouxのボーカルが入ります。曲名の通り、愛の恍惚を滝に喩え、うめく犠牲者達が滝で笑うと歌う、歌い方も相まってかなり呪術的な雰囲気の曲ですが、ギターのアルペジオなど、大変美しいです。

6曲目の'Melt!'はこのアルバムのベストトラックと思うのですが、ロシアのバラライカ風の弦に合わせ、Siouxsieが「溶けて・・・恋人よ、溶けて」と歌う、これも愛の恍惚を歌った歌です。クレジットを見ても特にバラライカを使ったとも書いていないので、ギターでこの音を出したのでしょうか。とにかく、John McGeochというギタリストは本当にうまい人だと思います。

7曲目'Painted Bird'は大変ロックらしいビートの曲ですが、この曲もJohn McGeochのギターがすばらしい。ノイズを発し、またアルペジオで悲痛な叫びを上げ、見事に曲をリードします。「皆それぞれに色を塗った鳥だ。もう悲しみなんて捨て去ってしまった」と歌う、自らを偽って生きる我々の現実を鋭く突いた曲です。

とにかくこのアルバムはどの曲もすばらしく、ロックの最重要作品の一つと言って過言ではないと思います。一般にはそこまでは評価されていないように思いますが、バンドの演奏力の高さといい、詩の精神性の高さといい、魔法にかかったようで、ある意味神がかりです。この神はCeltの神かもしれませんが。

nakaQ評価:★★★★★

Siouxsie And The Banshees "A Kiss In The Dreamhouse"(♪全曲試聴可)
Kiss in Dreamhouse


曲目リスト

1.Cascade
2.Green Fingers
3.Obsession
4.She's A Carnival
5.Circle
6.Melt!
7.Painted Bird
8.Cocoon
9.Slowdive

Siouxsie and The Banshees - A Kiss in the Dreamhouse試聴できます
posted by nakaQ at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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