2006年02月10日

Jeff Beck "Jeff" (2003)

最近Jeff Beckをすべてチェックしているわけではありませんので、このアルバムがどんな位置付けになるのかよくわからないのですが、nakaQとしてはかなり気に入っているアルバムになります。

Jeff Beckもこのアルバム発表時59才ということで、"Blow By Blow"や"Wired"の頃のような鬼気迫るプレイはありませんが、円熟味を増しトーンへのこだわりを強めた素晴らしいプレイが聴けます。また、特筆すべきは、サイバーテクノなバックトラックがJeff自身リーダーシップを取って構築していることで、近未来的な音空間が、好き嫌いは分かれるでしょうが、常に新しい音楽を切り開くBeckの心意気に感心させられます。

1曲目'So What'はスライドギターによる暴力的なリフが印象的な曲です。もう、この曲で、Beckがいっちゃってることがわかる、すばらしい演奏と思います。バックの演奏もかなりサイバーな印象で、このアルバムを象徴する曲と思います。

'Seasons'はnakaQがこのアルバムで一番好きな曲です。歌心あふれるフレージングといい、バイオリン奏法による繊細なニュアンスといい、すばらしいギターと思います。やはりBeckは神。美しいバイオリン奏法は'Bulgaria'でも聴けます。

このアルバムは結構ボーカルをフィーチャーしているのですが、'Hot Rod Honeymoon'の気の抜けるコーラスには笑えます。Beckのソロも、この人でなければというほどの衝撃的なものではありませんが、いかにもHot Rodな感じで乗りは大変よいです。終盤のスライドギターも大変よい。かなり異色ですが、このアルバムで最もポップな曲でもあります。

'My Thing'も、なにやらよくわからないのですが非常にファンキーな仕上がりになっており最高です。ボーカルも、このアルバムの中では一番気合が入っていてよいのでは、と思います。

最近Beckのインタビューが朝日新聞に載っていたのですが、Django Reinherdtをもっとも偉大なギタリストに挙げていたのには驚きました。なるほど、ハードロック・ファンク・クロスオーバーなど多様な音楽を駆け抜けたこのギタージャイアントの志はここにあったのか、という感じです。

nakaQ評価:★★★★

Jeff Beck "Jeff"(♪全曲試聴可)
Jeff


曲目リスト

1.So What
2.Plan B
3.Pork-U-Pine
4.Seasons
5.Trouble Man
6.Grease Monkey
7.Hot Rod Honeymoon
8.Line Dancing With Monkeys
9.JB's Blues
10.Pay Me No Mind
11.My Thing
12.Bulgaria
13.Why Lord Oh Why?

JeffUSA試聴できます
posted by nakaQ at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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