2006年01月29日

"Yellow Magic Orchestra U.S. Edition"(1979)

Yellow Magic Orchestraのデビュー盤の世界向けリミックスです。

'Firecracker'はカラフルな曲想で、大好きな曲です。Y.M.O.結成のきっかけも、細野晴臣がコンピュータでこの曲を演奏したかったから、といった話を聴いたことがありますが、たしかにシンセサイザの音色を上手に使い分けた佳曲と思います。このアルバム全般に言えるのですが、随所に坂本龍一のアコースティックピアノが効果的に使用されているのもテクノポップにありがちな単調さを救う隠し味になっています。

'Cosmic Surfin'はライブアルバム「公的抑圧」に収録されているバージョンが好きですが、それと比べるとかなり違った、よりソリッドで、ファンキーな印象のミックスになっています。これはこれでとてもよい出来と思います。この曲もRightのピアノ、Centerのベース、Leftのミュートギターの手弾き楽器が曲に柔軟性を与えています。

'Yellow Magic(Tong Poo)'はこのアルバムの中核を占める重要な曲です。若干陰鬱な雰囲気のイントロに始まり、オリエンタルな主旋律がシンセサイザで奏でられると、Tong Pooの歌が入る頃にはすっかりイケイケディスコになっているという、まさにYellow Magicな世界が展開されています。吉田美奈子のTong Pooのボーカルもかわいくて最高。

この後世界に向けて大きく羽ばたいたY.M.O.の躍進を予感させるに十分な名作と思います。彼らはテクノポップでしたが、ライブでは渡辺香津美のギターを大きくフィーチャーするなどコンピューター音楽の枠に留まらないクロスオーバーなグループとして活躍しており、このアルバムもシーケンスと手弾きの絶妙のバランスが普遍的な生命を与えています。

nakaQ評価:★★★★★

イエロー・マジック・オーケストラ(US版)
イエロー・マジック・オーケストラ(US版)


曲目リスト

1.COMPUTER GAME "Theme From The Circus"
2.FIRECRACKER
3.SIMOON
4.COSMIC SURFIN'
5.COMPUTER GAME "Theme From The Invader"
6.YELLOW MAGIC(TONG POO)
7.LA FEMME CHINOISE
8.BRIDGE OVER TROUBLED MUSIC
9.MAD PIERROT
posted by nakaQ at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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