2006年01月28日

Jeff Beck "Blow By Blow" (1975)

Jimmy Pageが「ロックギタリストが範とすべきレコード」と絶賛したというエピソードのある、Jeff Beckのインストゥルメンタル名盤"Blow By Blow"です。

'You Know What I Mean'からファンキーなBeckのカッティングギターが全開です。このアルバムは、Beckの作品の中でもひときわファンキーさが際立っています。ギターソロの1コーラス目のポップさと2コーラス目のブルージーさの対比も見事。この曲は途切れなく、そのままBeatlesナンバーの'She's A Woman'に続きます。

'She's A Woman'では、トーキングモジュレータを使用したソロが特徴的です。'She's A Woman'などと、ギターがしゃべっている、あの音ですね。後半、Beckのソロはジャズっぽいクリアな音色になり、フレージングもジャズギターっぽくすばやく正確なフィンガリングになります。

このアルバムで特に印象的なのは6曲目の'Cause We've Ended As Lovers'でしょう。Stevie Wonderが曲を提供しているナンバーですが、Beckのギターの音色も最高です。終盤近くで、Beckお得意のハンマリングオン・プリングオフを3連で連続させて降下するフレーズが出ますが、Stevie Wonderの"Talking Book"に入っている'Looking For Another Pure Love'でもBeckがソロで同じフレーズを使用しており、なんだかこの2曲は兄弟みたいに感じます。

この次の'Theronius'もStevie Wonderの曲ですが、このファンキーさもnakaQは大好きです。この曲でもトーキングモジュレータが大活躍していますが、オクターブボックスによる分厚い音も聴き所です。

ラストの'Diamond Dust'もいい曲です。5/4拍子でしょうか、不思議な浮遊感が漂い、ストリングスの美しさが大変印象的です。Beckのギターの音色が、この曲でも冴えわたっています。

以後、Beckは基本的にインストゥルメンタル路線のアルバムを製作することになりますが、この路線を確立した名盤で、曲が美しいのが最大の魅力と思います。

nakaQ評価:★★★★★

Jeff Beck "Blow By Blow"
Blow By Blow


曲目リスト

1.You know what I mean
2.She's a woman
3.Constipated duck
4.Air blower
5.Scatterbrain
6.Cause we've ended as lovers
7.Thelonious
8.Freeway jam
9.Diamond dust

Blow By Blow / Wired"Blow By Blow / Wired"UK試聴できます
posted by nakaQ at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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