2006年01月22日

Yes "Close To The Edge" (1972)

かなり古い作品ですが、音は驚くほどクリアで、John Anderson(Vocals)、Steve Howe(Guitars,Vocals)、Chris Squire(Bass,Vocals)、Rick Wakeman(Keyboards)、Bill Bruford(Percussion)の5人の達人が、コーラスワークを含め、極力オーバーダビングを減らして一発撮りに近い形で録音したのではないかと思います。通常盤とデジタルリマスター盤どちらも持っていますが、通常盤でも音の鮮度は十分高いです。

'Close To The Edge'はこのアルバムの中核をなす、Yesとしても最高の作品です。曲リストにもある通り、4部構成で、鳥のさえずり、Steve Howeのギターによるロックっぽい導入部、パイプオルガンの荘厳なパート、全員一丸となった演奏とさまざまなパートが移り変わります。また変拍子を駆使し、音楽的にはかなりややこしいのですが、聴いた印象はそんなことはほとんど感じさせず、非常にポップに仕上がっています。

続く'And You And I'も4部構成ですが、'Close To The Edge'よりは小ぶりに仕上がっています。終盤Rick Wakemanが琴の音色を使用したりして、なんとなく日本調になるのが面白いです。

終曲の'Siberian Khatru'はこのアルバムでは唯一組曲構成ではありませんが、非常に緊密な展開を見せます。nakaQが特に好きなのはエンディングのSteve Howeのギターで、まさにクロスオーバーな、非常にジャズっぽい演奏を聴かせます。

70年代初頭というと、Led ZeppelinやDeep Purpleに代表されるハードロックと、Carpentersなどのポップスが非常に流行していたのですが、Yesなどのプログレッシブロック、Mahavishnu Orchestra、Return To Foreverなどのクロスオーバー(フュージョン)なども重要な動きで、60年代の喧騒が遠ざかり、なんだか大した音楽がないように感じていたのですが、今にして思えばとんでもなく充実した時期だったことがわかります。この中で、Yesのトータルな高い芸術性は、後にもこんなすごいバンドが出現していないことを見ても、やはりとんでもない時期に現れるべくして現れた、ロックの一つの頂点を示すバンドだったのだと思います。

nakaQ評価:★★★★★

Yes "Close to the Edge"(♪全曲試聴可)
Close to the Edge


曲目リスト

1.Close to the Edge: The Solid Time of Change/Total Mass Retain/I Get Up
2.And You and I: Cord of Life/Eclipse/The Preacher the Teacher/Apocalypse
3.Siberian Khatru

Yes "Close to the Edge" [Bonus Tracks](♪全曲試聴可)

曲目リスト

1.Close To The Edge - (i)The Solid Time Of Change(ii)Total Mass Retain(iii)I Get Up, I Get Down(iv)Seasons Of A Man
2.And You And I - (i)Cord Of Life(ii)Eclipse(iii)The Preacher, The Teacher(iv)Apocalypse
3.Siberian Khatru
4.America (single version)
5.Total Mass Retain (single version)
6.And You And I (alternate version) - (i)Cord Of Life(ii)Eclipse(iii)The Preacher, The Teacher(iv)Apocalypse
7.Siberia (studio run-through of "Siberian Khatru")

Yes - Close to the Edge (Remastered)USA試聴できます
posted by nakaQ at 17:02| Comment(0) | TrackBack(1) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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