2006年01月17日

Scritti Politti "Cupid & Psyche 85" (1985)

アルバムタイトルの通りに1985年にリリースされたこのアルバムは、ハイテックとダイナミックを兼ね備え、ポップスとして永遠の輝きを放っているのはもちろんですが、後のポップミュージック全般のあり方に影響を与えたといっても過言ではないと思います。

このあたりの影響度は、先に取り上げたThe Art Of Noiseも同様なのですが、Scritti Polittiのほうがポップなため、より広範囲に影響を与えたと言えるのではないか、と思っています。

3曲目の'Absolute'はシンフォニックなデジタルシンセをバックにハイトーンのグリーンの声で始まりますが、すぐに破壊的なドラムとベースがダンス空間を構築します。立ち現れては消えるデジタルシンセの音色が快感で、途中間奏部分でガムランのような音が雰囲気をガラッと変えますが、基本的にはデジタルビートの効いたダンス音楽になっています。

9曲目の'Hypnotize'は各音色の立ち現れては消える様子がより鮮明で、またよりリズムを強調した曲になっています。ロボット的というか、規則正しく刻まれるビートに思わず自らを預け、浸ってしまう不思議な魅力をもった曲と思います。11曲目以降に3曲のVERSIONが収録されていますが、この曲のVERSIONがnakaQとしては一番好きです。

このアルバムの一番の聴きどころは、8曲目の'Wood Beez'でしょう。冒頭のシンセブラスとラウドなドラムのイントロは、ちょっと他のアルバムでは味わえないショックを与えてくれます。"Each time I go to bed, I pray like Aretha Franklin"「ベッドに入る時、僕はいつもアレサ・フランクリンのように祈るんだ」という風変わりなリフレインが印象的ですが、ドラムの破壊感と、エコーによる空間処理がとにかくかっこよく、これにどちらかというと控えめにデジタルシンセと、ギターが絡みます。

nakaQ評価:★★★★★

Scritti Politti "Cupid & Psyche 85"(♪一部試聴可)
Cupid & Psyche 85


曲目リスト

1.Word Girl (Flesh and Blood)
2.Small Talk
3.Absolute
4.Little Knowledge
5.Don't Work That Hard
6.Perfect Way
7.Lover to Fall
8.Wood Beez (Pray Like Aretha Franklin)
9.Hypnotize
10.Flesh & Blood
11.Absolute [Version]
12.Wood Beez (Pray Like Aretha Franklin) [Version]
13.Hypnotize [Version]

Scritti Politti - Cupid & Psyche 85USA試聴できます
posted by nakaQ at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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