2013年09月07日

Scritti Politti "Provision" (1988)

名盤"Cupid & Psyche 85"と対をなす佳作アルバム

Scritti Polittiが名盤"Cupid & Psyche 85"に続いてリリースしたアルバムです。
nakaQも聴いた当初は"Cupid & Psyche 85"の続編のように感じてあまり好きでなかったのですが、今こうして聴きなおしてみるとこの時期の彼らが持っていたキラキラした音色感覚が心地よく、やっぱりこれは無二の作品だと思います。

RogerのRoger TroutmanとMiles Davisの参加が話題になりましたが、Rogerは'Boom! There She Was'や'Sugar and Spice'でトーキングモジュレータで存在感を発揮しています。中性的なGreen Gartsideの声もあり無機的になりがちな(そこがこの頃の彼らの作品の魅力なんですが)楽曲にうまく人間的な効果を与えています。音はシンセサイザなので過度に人間ぽくないのもよいです。

Miles Davisは'Oh Patti (Don't feel sorry for loverboy)'のソロで参加しています。ミュートを付けたフニャっとした音で、ソロ自体もフニャっとしていますが、この曲にはよくマッチしています。Jazzの帝王がHip Hopのアルバムに参加したというのもすごいのですが、この巨匠は最期まで時代を見据えていたということでしょう。
曲としても美しいメロディラインが印象的で、どちらかというとリズム中心に聴いてしまうグループの別の魅力を引き出しています。

'First Boy In This Town (Lovesick)'もとても好きな曲です。この時期の彼ららしいウルトラクリーンな音世界ですがコーラスを含むノリがもろに人間っぽくて、元気いっぱいの作品に仕上がっています。

おすすめ度:★★★★

Provision
Provision

USA
曲目リスト

1. Boom! There She Was
2. Overnite
3. First Boy In This Town (Lovesick)
4. All That We Are
5. Best Thing Ever
6. Oh Patti (Don't Feel Sorry For Loverboy)
7. Bam Salute
8. Sugar And Spice
9. Philosophy Now
10. Oh Patti (Extended)
11. Boom! There She Was (Dub)
posted by nakaQ at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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