この作品はほぼリアルタイムで聴いていました。冒頭の2曲に代表される、ヨーロピアンテクノの退廃の影響を感じさせる楽曲に、当時とても感銘を受けたのですが、今聴いても感動は全く色褪せません。逆にアナログシンセなのにとてもいい音を出していることに驚きさえ覚えます。
ヨーロッパムードの代表曲は「バレエ」で、各楽器の音像ははっきりしているのに、全体として聴いたイメージは何ともいえずぼんやりとして、まさに退廃を漂わせます。メロディもかっこよく、YMOの曲の中でも大好きな1曲です。
この作品の魅力は何と言っても「1000のナイフ」と「キュー」というYMOを代表する名曲が収録されていることでしょう。「1000のナイフ」はライブでもよく演奏され、ライブパフォーマンスでは結構明るくノリのよい演奏になっていたりするのですが、このアルバムに収められているのはノイジーなシンセサイザを大胆にフィーチャーした衝撃的なバージョンです。ノイジーではありますが、とても美しい。両耳でボコボコ鳴る低音のシンセサイザも快感です。とにかく名曲。
「1000のナイフ」は坂本龍一の代表曲ですが、「キュー」は細野晴臣と高橋幸宏の2人の代表曲と言ってよいでしょう。臆面もなく大暴れするシンセベースがかっこよく、これにチベット風の旋律が乗る、YMOの楽曲の王道を行く曲です。
nakaQ評価:★★★★★
BGM

曲目リスト
1. BALLET〜バレエ
2. ミュージック・プランズ〜音楽の計画
3. ラップ・フェノメナ〜ラップ現象
4. ハッピーエンド
5. 1000ナイフス〜千のナイフ
6. CUE〜キュー
7. U.T.〜ユーティー
8. カムフラージュ
9. MASS〜マス
10. LOOM〜来るべきもの



