2007年05月24日

Lucia "From The Land Of Volcanos" (2004)

KMFDMの紅一点の、ポップなソロ作品

KMFDMのLuciaのソロアルバムです。

聴いた感じはMadonnaをエグくしたといった印象で、エレクトロポップな要素と生のバンド演奏がうまく使用され、ちょっとレトロフューチャーな雰囲気が漂っています。

nakaQが好きなトラックは、まずは'We Are Angels'です。この曲は明るくて親しみやすいです。浮遊感を醸し出すシンセサイザにピアノが絡み、このアルバムの代表的なトラックと思います。

'I Will'はレゲエ/ダブ風味が漂うエレクトロサウンドが面白い曲です。Luciaのボーカルもワイルドな面を強調していてよいと思います。

'Monkey Puzzle Tree'はマイナーながらアップテンポで、ノリもよくダンサブルな楽しいナンバーです。はじめ最後に収録されている'Monkey Puzzle Tree(KMFDM Version)'が気に入ったのですが、どちらかというと通常バージョンのほうが丁寧に作られている感じでよいと思います。KMFDMバージョンは若干アップテンポで勢いのあるアレンジになっています。

'Fear'は、ピアノのイントロで始まる静かなナンバーですが、記憶をくすぐるメロディラインがとても魅力的です。美しいストリングやドラマティックなギターも効果的で、この曲もアルバムの代表的な作品と言えると思います。

nakaQ評価:★★★★

Lucia "From the Land of Volcanos"(♪全曲試聴可)
From the Land of Volcanos


曲目リスト

1. So Clever
2. I Don't Care
3. Northern Star
4. Fear
5. Feels Like Summer
6. What You Become
7. We Are Angels
8. Who Asked You
9. I Will
10. Monkey Puzzle Tree
11. Little Rose
12. Ordinary Girl
13. Monkey Puzzle Tree (KMFDM version)
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2007年05月17日

Korn "Follow The Leader" (1998)

王者の自信に満ちた、ポップな作品

Kornの3rdアルバムです。

まずは、1〜12トラックに無音トラックを持ってきて、作品が13トラックから始まるというのはくだらないと思います。Princeが"Lovesexy"で全曲1トラックにするという、CDのメリットを台無しにする暴挙に出たことがありますが、そこまで悪くはなくてもなんだかつまらないアイデアです。

で、作品ですが、1stよりは曲調的に聴きやすい曲が多いです。その分重低音の迫力も後退しているように思いますが、まあいい感じには重くて、よいのではないでしょうか。

このアルバムでは14トラックの'Freak On A Leash"が好きです。このアルバムに収録されている、不安を呼び覚ますギター・シンセサイザが活躍するヘヴィ・ロックバージョンもいいのですが、"Unplugged"に収録されているEvanescenceのAmy Leeとのデュエットバージョンがとても美しい仕上がりで、大好きです。"Unplugged"にして美しいということは元のバージョンもメロディは美しいということなんですが、激しく聴こえるこのアルバム収録バージョンも実はとても美しい仕上がりです。

メロディが美しいということでは、これに続く'Got The Life'も非常にノリがよい、前向きな印象の曲です。軽快なスラップベースが目立つバンドのアンサンブルもタイトに決まり、聴きやすい曲になっています。

また、この作品ではラップ色が更に強まっており、もろラップな曲も数曲ありますが、この中でも'All In The Family'は重いドラムの音が大迫力で、好きな曲です。こんな曲を聴くと、Kornってさすがはアメリカのバンドだ、なんて妙に感心してしまいます。

nakaQ評価:★★★★

Korn "Follow The Leader"(♪全曲試聴可)
Follow The Leader


曲目リスト

1. [Silence]
2. [Silence]
3. [Silence]
4. [Silence]
5. [Silence]
6. [Silence]
7. [Silence]
8. [Silence]
9. [Silence]
10. [Silence]
11. [Silence]
12. [Silence]
13. It's On!
14. Freak on a Leash
15. Got the Life
16. Dead Bodies Everywhere
17. Children of the Korn
18. B.B.K.
19. Pretty
20. All in the Family
21. Reclaim My Place
22. Justin
23. Seed
24. Cameltosis
25. My Gift to You

Korn - Follow the LeaderUK試聴できます
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2007年05月04日

Todd Rundgren "Hermit Of Mink Hollow" (1978)

Toddの黄金の1970年代を締めくくる、哀惜感漂う名盤

Todd Rundgrenはやはり1970年代のアーティストだった。とnakaQは思います。もちろん、Toddはそれ以降も作品を発表していますし、現役であり続けているのですが、やはり彼が最も創造力に満ち、輝いていたのは1970年代でしょう。その黄金の1970年代を締めくくる名盤がこの作品です。

初めて聴いたのは結構リアルタイムなタイミングだったように思うのですが、とにかくきらきらとした音作りにびっくりしました。このキラキラ感はABBAの"Arrival"の音作りに通じるものがあります。'Dancing Queen'などの曲によって示されたキラキラした音作りが、このToddの作品にも表われています。曲のポップ感も、名盤"Arrival"に劣らず、名曲揃いです。

冒頭の'All The Children Sing'からキラキラ感抜群、曲のポップさ最高といった感じで、名曲'Can We Still Be Friends?'に続きます。Mandy Mooreもカバー曲集"Coverage"でもカバーしていますが、静かな曲調と'Shalalala...'のスキャットの胸キュンさ加減が半端でない名曲です。ほのかに漂う諦観も素敵。

Toddの作品によく登場するウルフものとHeavy Rockもの、いずれもこの作品には収録されています。'You Cried Wolf'と'Out Of Control'です。nakaQ的にはウルフものはどうでもよくて、この曲もパスしますが、'Out Of Control'はいつもの通り反吐が出るほどHeavyでありながら美しい、ToddのHeavy Rock曲でも出色の出来と思います。バラードの美しさが冴えるこの作品にあって、異色であり、かつアルバムの構成上欠かせない名曲です。

'Fade Away'は滅んでいく地球を2人で見ている、これも究極的に美しいバラードです。シチュエーションがすごいですが、そんな諦観がとても清いものに思える、美メロの極地です。

この当時のTodd Rundgrenはタイトルの通りにすっかり世捨て人になってしまった感があったのですが、曲も美しいながらどこか厭世観が漂っています。このあたり、1970年代初めに放った、これもTodd Rundgrenの代表作に挙げられる"Something/Anything?"の楽しさとは対称的で、Utopiaを率いたりした1970年代の大活躍を通じて彼が喪失した夢の残骸のようなものが、この作品をいとおしく、美しいものにしているような気がします。

nakaQ評価:★★★★★

Todd Rundgren "Hermit of Mink Hollow"(♪一部試聴可)
Hermit of Mink Hollow


曲目リスト

1. All the Children Sing
2. Can We Still Be Friends?
3. Hurting for You
4. Too Far Gone
5. Onomatopoeia
6. Determination
7. Bread
8. Bag Lady
9. You Cried Wolf
10. Lucky Guy
11. Out of Control
12. Fade Away

Todd Rundgren - Hermit of Mink HollowUSA試聴できます
posted by nakaQ at 22:17| Comment(4) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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