Abbaの'Voulez Vous'を大胆に引用した'Hung Up'は大ヒットしましたが、やはりノリのよい楽曲構成はさすがだと思います。'Voulez Vous'もディスコナンバーですが、それを当世風のヨーロピアンディスコテイストにリメイクし見事なダンスナンバーに仕上げています。
続く'Get Together'ではモジュレーションをかけたシンセサイザストリングスによるバッキングが印象的です。この曲ではもっと露骨にエレクトロディスコで、あんまりエレクトロにすると嫌味になったりする場合もあるのですが、この曲の印象はあくまでもポップで、さすがはMadonnaセンスが違うと思ってしまいます。
大ネタ使いと言うことでは、'Issac'でOfra Hazaが"Yemenite Songs"でも取り上げた'Im Nin' Alu'を引用しているのにも驚きました。これもいわゆるイスラエルトラディショナルな香りの漂う曲を素材に、Madonna流のポップを展開していて、見事です。
50歳に近いMadonnaがこんなに新鮮な印象のアルバムをリリースするということは驚異的なのですが、ボーカルの甘酸っぱさは昔と変わらず、耳をくすぐるようなウィスパリングもセクシーで、さすがにポップスの第一線に位置し続けるアーティストと思います。
例によって'Hung Up'シングルの写真も貼っておきます。
nakaQ評価:★★★★
Madonna "Confessions on a Dance Floor"(♪全曲試聴可)

1. Hung Up
2. Get Together
3. Sorry
4. Future Lovers
5. I Love New York
6. Let It Will Be
7. Forbidden Love
8. Jump
9. How High
10. Isaac
11. Push
12. Like It Or Not
Hung Up





