2007年01月31日

Jennifer Lopez "On The 6" (1999)

Jennifer Lopezの1stです。

デビュー盤ということで、ある種初々しいのですが、1曲目からnakaQとしてはJenniferの曲で最も好きな'If You Had My Love'が始まるものですから、やはり超強力な作品です。デジタルシンセによると思われるアコースティックギターのアルペジオもJenniferのふわっとした持ち味をうまく引き出していて、とてもよい感じです。適度に哀愁を帯びたメロディラインも最高。

この作品からのシングルヒットというと'Waiting For Tonight'も欠かせません。ヒスパニック系としてダンサブルな曲で持ち味を発揮するJenniferですが、この曲はまさにラテンパーカッシブな曲調で、ぴったりはまっています。Jenniferの歌唱も、キーが彼女の声域にうまく合っており、情熱的な色気を感じさせてよいです。

'No Me Ames'はMark Anthonyとのデュエット曲です。Mark Anthonyというと、すでに大スターだったはずですが、そんな人と堂々と共演するところなど、やはりただの新人ではないことを見せています。Ballad Versionもいいのですが、Tropical Remixも開放的でよい仕上がりです。

nakaQ評価:★★★★

Jennifer Lopez "On the 6"
On the 6


曲目リスト

1. If You Had My Love
2. Should've Never
3. Too Late
4. Feelin' So Good
5. Let's Get Loud
6. Could This Be Love
7. No Me Ames [Tropical Mix]
8. Waiting for Tonight
9. Open Off My Love
10. Promise Me You'll Try
11. It's Not That Serious
12. Talk About Us
13. No Me Ames [Ballad Version]
14. Una Noche Mas
15. Baila [*]
16. Theme from Mahagony (Do You Know Where You're Going To) [*]

Jennifer Lopez - On the 6USA試聴できます
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2007年01月24日

"Korn" (1994)

Kornの1stアルバムです。

nakaQ、最近はToolやらNirvanaやらを聴いていますが、これまであまり最近のHeavy Rockを聴いていませんでしたのでもしかすると外しているかもしれませんが、今までこんなにAudio的に優れたRockアルバムを聴いたことがありませんでした。

Rockって、特にギターはディストーションさせるので、そもそも音が悪くどうしようもないと思っていたのですが、この作品はギターはもちろんディストーションがかかり歪んではいるものの、その歪んだ音をとてもクリアに収録しているのに驚きました。クリアに録音しているのですが、不思議なほど耳ざわりはよいです。スラップベースの重低音もすごくクリアで、録音に起因する歪みは感じられません。Jonathan Davisのボーカルはちょっとくぐもり気味ですが。

音楽としても、Heavyでありながらダンス音楽的なファンキーな味わいもあって、非常に優れた作品だと思います。Drumsも手数の多いフレーズを連発し、素敵。と同時に、心の奥の闇を照らすような、深層心理を覚醒させる感覚も持った不思議なサウンドです。

冒頭の'Blind'からノイジーなバッキングギターの洪水とベースの重低音がとても心地よいです。テンポが急に遅くなったり戻ったり、複雑な曲を実に軽やかに演奏しています。

'Ball Tongue'はこのアルバムの中でもダンスチューン的なファンキーさが際立つご機嫌な曲です。ギターの発する叫び声のようなフレーズが、Public Enemyを思わせますが、Jonathan Davisのシャウトするボーカルもラップ系のボーカルのようにリズミックで、よいです。

'Predictable'も重いながらもとてもファンキーな味わいのある曲です。低音弦を主体としたバッキングギター、ベース、バスドラムが一体となって重低音を奏で、カタルシス感のある演奏を繰り広げます。途中ギターの発する警報音的なフレーズが緊張感を高め、かっこいいです。

アートワークについても一言。女の子がブランコに乗って、直射日光に手をかざしながら何か見ていますが、左下にははさみのような二本指の宇宙人と思しき人影が。裏の写真では女の子の姿はないので、連れ去られてしまったのでしょうが、そんな突然変異的・ミュータント的なかっこよさがこの作品のサウンドにはあります。

nakaQ評価:★★★★★

"Korn"(♪全曲試聴可)
Korn


曲目リスト

1. Blind
2. Ball Tongue
3. Need To
4. Clown
5. Divine
6. Faget
7. Shoots and Ladders
8. Predictable
9. Fake
10. Lies
11. Helmet in the Bush
12. Daddy

Korn - KornUSA試聴できます
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2007年01月13日

The Beatles "Let It Be...Naked" (2003)

The Beatlesのラストアルバム"Let It Be"のオリジナル音源に忠実に制作された作品です。

"Let It Be"は、それぞれの心がばらばらになってしまったメンバーに、出発点に戻ることでもう一度やり直そう、ということでPaulが企画したものの失敗に終わり、メンバーも見向きもしなくなった"Get Back"セッションでのレコーディング音源を、Phil Spectorが職人技でなんとか発表できる作品に仕上げたアルバムでしたが、The Beatlesの作品としてはやはり生気に欠けるというか、違和感のある作品でした。

この"Let It Be...Naked"はエフェクト類を極力排除し、オリジナル音源でのThe Beatlesの演奏がいかにすばらしかったかを再認識させる作品に仕上がっています。

冒頭'Get Back'は、"Let It Be"での演奏と、聴いた印象は大きく違わないのですが、最後が突然終わるのであっけにとられた気分になります。これまで聴いてきた演奏は、"Let It Be"に収録されていたバージョンは最後に話し声が入り、シングルカットバージョンはいったん演奏が止まって、再度演奏が開始し、フェイドアウトする演奏でしたので、こんなに突然止まるといささか戸惑ってしまいます。これがオリジナル演奏なのでしょうが。

'Let It Be'や'The Long And Winding Road'の名曲については、Phil Spectorの職人芸が光り、いずれも素晴らしい演奏に仕上がっていますので、Paulが'The Long And Winding Road'にストリングスを入れるのは嫌だ、と言ったところでPhil Spectorの功績は認めないわけにはいかないでしょう。このアルバムではむしろこれらのヒット曲でない、"Let It Be"ではほとんど退屈でしかなかったロックンロールナンバーの数々が、文字通りむき出しになって、圧倒的な迫力で聴けることが最大の収穫です。

たとえば'For You Blue'は"Let It Be"ではエフェクト過剰でもわっとした音場感でしたが、このアルバムでは見違えるほどくっきりした音になっています。演奏自体はたしかに同じなのですが、スライドギターの切れ味など、いい演奏をしていたんだということを再認識させられます。

'Dig A Pony'も、確かに演奏は同じなのですが、"Let It Be"ではつまらなく聴こえた曲がこんなに荒々しく生き生きとした演奏だったことがわかります。このあたり、いわゆる"Get Back"セッションはこれまで言われていたほど失敗ではなく、実は結構実りのあったプロジェクトだったのではないかという気がします。やはりThe Beatlesは60年代に生き、60年代とともに終わる運命だったバンドで、"Get Back"から"Let It Be"「そのままにしておけ」というタイトル変更が奇しくも全てを物語っているように思います。

nakaQ評価:★★★★

The Beatles "Let It Be... Naked" [Bonus Disc]
Let It Be... Naked [Bonus Disc]


曲目リスト

1. Get Back
2. Dig A Pony
3. For You Blue
4. The Long And Winding Road
5. Two Of Us
6. I've Got A Feeling
7. One After 909
8. Don't Let Me Down
9. I Me Mine
10. Across The Universe
11. Let It Be
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2007年01月11日

Jessica Simpson "In This Skin" (2003)

ブロンドの美人ながらしっかりとした歌唱力を備えたJessica Simpsonの3作目です。この作品はJessicaが23歳の時の作品ですが、歌が実にうまい。うまいといっても機械的に正確とか、そういうことではなくて、肉声の揺れをとても上手にコントロールしていると思います。nakaQ、たとえばKate BushやPrinceなど多重録音による一人コーラスが好きなのですが、このアルバムでもJessica Simpsonの声がいっぱいで、そういった意味でも好感度が高いです。

冒頭'Sweetest Sin'は官能的な世界を歌っていますが、歌詞もさることながら浮遊感を持ったメロディラインがとても豊熟なイメージをかき立て、秀逸と思います。

'With You'はダブ的な、パーカッションが活躍するパートも素敵ですが、アコースティックギターに乗せて歌われるサビの部分がとてもポップで好きです。この曲も、Jessicaコーラスはもちろんよいです。

'Forbidden Fruit'はいかにもエレクトロポップなダンス曲ですが、抑え気味のJessicaの声がやはり魅力的です。JessicaのボーカルはところどころnakaQが嫌いなデジタル処理が施されているのですが、それより生声で歌っている部分の存在感が際立っており、いやみに聞こえないのがうれしいです。

恒例により、通常盤のカバー写真のほかに、DualDisc仕様盤と'With You'のカバー写真を貼っておきます。

nakaQ評価:★★★★

Jessica Simpson "In This Skin"(♪全曲試聴可)
In This Skin


曲目リスト

1. Sweetest Sin
2. With You
3. My Way Home
4. I Have Loved You
5. Forbidden Fruit
6. Everyday See You
7. Underneath
8. You Don't Have To Let Go
9. Loving You
10. In This Skin
11. Be

Jessica Simpson "In This Skin"(Dual Disc)
In This Skin


Jessica Simpson 'With You'
With You
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2007年01月02日

The Corrs "Live At The Royal Albert Hall" (1998) DVD

The Corrsが1998年3月、St.Patrick's DayにRoyal Albert Hallで行ったライブの模様を収めたDVDです。

当時、名盤"Talk On Corners"をリリースした頃で、当然"Talk On Corners"からの曲も多く取り上げられているのですが、そんな彼女達の勢いを感じさせる素晴らしい作品に仕上がっています。衣装はこの頃の彼女達のトレードマークでもあった黒いドレスで、文句なしにかっこよく、美しい。この作品を久々に見て、彼女達は黒髪が非常に美しいことに気づきました。

冒頭'When He's Not Around'で幕を開けますが、イントロでElectric Violinを奏でるSharonがとても知的で美しい。ステージ中央で颯爽と歌うAndreaは当然すてきで、Jimの奏でるDigital Synthesizerもブリブリと活きのいい音で、よいです。

'What Can I Do'も、"Talk On Corners"に収録されnakaQは大好きな曲ですが、オリジナルのシンセサイザによるサンプリング音でのコーラスをしたイントロが再現されていて、とてもよいです。いたずらっぽく微笑むAndreaの表情も最高。Carolineのパワフルなドラミングもよいです。

また、特に初期のThe CorrsはInstrumental曲も多く取り上げていたのですが、この作品でもInstrumental曲の出来がよいです。特に終曲となる'Toss The Feathers'はFleetwood MacのMick Fleetwoodとの共演で、大きなクライマックスを形成します。Mick Fleetwoodも叫んでいるように、確かなロック魂を持ったバンドであることを証明する素晴らしい演奏と思います。

nakaQ評価:★★★★★

ライブ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール
ライブ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール


曲目リスト

1. ホエン・ヒーズ・ノット・アラウンド
When He's Not Around
2. ノー・グッド・フォー・ミー
No Good For Me
3. ラヴ・トゥラヴ・ユー
Love To Love You
4. 遥かなる想い
Forgiven Not Forgotten
5. ジョイ・オブ・ライフ
Joy Of Life
6. インティマシー
Intimacy
7. ホワット・キャン・アイ・ドゥ
What Can I Do
8. ライト・タイム
Right Time
9. クイーン・オブ・ハリウッド
Queen Of Hollywood
10. ドリームス
Dreams
11. ヘイスト・トゥ・ザ・ウェディング
Haste To The Wedding
12. ランナウェイ
Runaway
13. 夢の中で抱きしめて
Only When I Sleep
14. ホープレスリー・アディクエッド
Hopelessly Addicted
15. アイ・ネヴァー・ラヴド・ユー・エニウェイ
I Never Loved You Anyway
16. ソー・ヤング
So Young
17. トス・ザ・フェザーズ
Toss The Feathers
posted by nakaQ at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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