1曲目の'Rainy Day Women #12 & 35'は、いかにも1960年代の、中期The Beatlesでもよく登場するブンチャブンチャといったリズムの曲です。SEというか、メンバーの叫ぶ声やらがいろいろ入っていて、この意味でも'Yellow Submarine'などと似た雰囲気があるのですが、楽しくてよいと思います。
'Most Likely You Go Your Way(And I'll Go Mine)'は1曲目とちょっと似たタンタカタンタカなノリの曲で、Todd Rundgrenが"Faithful"で取り上げました。ドラムスのスネアというより小太鼓といった趣のロールがなんだかしょぼいのですが、音それぞれはしっかりとした主張をしていて、否応なしに納得させられてしまう迫力があります。さすがに、Bob Dylanのアーティストとしての勢いが曲に活力を吹き込んだような印象があります。
また、このアルバムは、泥臭いブルースもたくさん収録され、これはこれでとてもよいのですが、いわゆるフォーク系の美しいメロディを持った曲も多く収録されています。Bob Dylanの歌声は例によってぶっきらぼうなのですが、曲そのものや、フレーズの美しさなど本当に素晴らしい曲が多く、例えば'One Of Us Must Know(Sooner Or Later)'など、曲展開の美しさが特に際立つ名曲と思います。
Rolling Stone誌の"The RS 500 Greatest Albums Of All Time"では9位にランクされています。
nakaQ評価:★★★★
Bob Dylan "Blonde on Blonde"

曲目リスト
1. Rainy Day Women #12 & 35
2. Pledging My Time
3. Visions of Johanna
4. One of Us Must Know (Sooner or Later)
5. I Want You
6. Stuck Inside of Mobile With the Memphis Blues Again
7. Leopard-Skin Pill-Box Hat
8. Just Like a Woman
9. Most Likely You Go Your Way (And I'll Go Mine)
10. Temporary Like Achilles
11. Absolutely Sweet Marie
12. 4th Time Around
13. Obviously 5 Believers
14. Sad Eyed Lady of the Lowlands






