2006年02月28日

Prince "Black Album" (1987)

Princeの最高傑作"Black Album"です。

といっても、もともとBootlegとして発表されたアルバムなので正確なことがよくわからず、タイトルも"The Black Album"なのか、"The"が要るのか・・・と思ってWarner Bros.から出た「正規盤」を見ても、なんとも書いてありませんでした。アルバムジャケットについても、下のジャケット画像は実はAmazonの画像データベースではなく、単に真っ黒に塗った画像なんですが、本当にこの通り、何にも書かれていません。

さて、内容的には、1曲目の'Le Grind'からごきげんなFunkビートの連続です。この曲の冒頭にも、"1999"と同様にJimi Hendrixばりの「神の声」が登場しますが、こちらは随分と控えめ。歌い踊るPrinceの姿を彷彿させる、ダンサブルなナンバーです。ハイのプレゼンスを上げたベースが大活躍します。

続く'Cindy C.'はSheila E.のパーカッションとCatのラップを大きくフィーチャーしたナンバーです。James BrownからFunkにホーンセクションはつきものですが、この曲でもホーンが大活躍しています。ホーンを多様しているのもこのアルバムの特徴と思いますが、非常にジャズっぽいアプローチが目立ち始めたのもこの頃からです。

'Dead On It'も強烈なFunkビートが炸裂するダンスナンバーです。バスドラムのビートとカッティングギター、Princeのコーラスが最高。この曲のかっこよさにはもはやお手上げです。

もともと、このアルバムは、それまでPrinceが時代を切り開いてきたのですが、孤高の作品を発表するうちに、ラップが興隆してきました。Princeの場合どちらかというと本領はファルセットボイスを活かした歌唱と思われ、ラップとしてはどうしても甘くなります。「奴にはラップはできない」といった悪口に憤慨したPrinceが、「そんなことがあるか」と製作したのがこのアルバムですが、常にみんなをハッピーにするつもりで音楽を製作してきたはずの自分がとんでもない憎悪の感情を露にしたアルバムを製作してしまったことに気づき、リリースを取りやめ、"Lovesexy"に差し替えたというのが本作が幻のアルバムとなった理由とされています。

とにかく、このアルバムはPrinceのPrinceらしさが最も自然な形で表出された名盤と思います。入手が難しいかもしれませんが、興味のある方はぜひWarner Bros.からの正規盤を入手してください。nakaQの盤のCD番号は2-45793となっています。

nakaQ評価:★★★★★

Prince "Black Album"(♪一部試聴可)
BlackAlbum.jpg


曲目リスト

1.Le Grind
2.Cindy C.
3.Dead On It
4.When 2 R In Love
5.Bob George
6.Superfunkycalifragisexy
7.2 Nigs United 4 West Compton
8.Rockhard In A Funky Place
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"The Beatles"(The White Album) (1968)

The Beatlesオリジナルアルバムでは唯一の2枚組み、通称"The White Album"です。

このアルバムは1曲目の'Back In The U.S.S.R.'をはじめ、'Ob-La-Di,Ob-La-Da','While My Guitar Gently Weeps','Birthday'など、ヒット曲がたくさん収録されています。が、このアルバムを特徴づけるのは、「騒々しさ」ではないかと思います。

特に騒々しいのは2枚組みLPのDisc 2 Side Aの、'Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey'や'Helter Skelter'といった曲でしょう。特に'Helter Skelter'はマンソン事件を引き起こしたといわれるほど物騒な雰囲気のけたたましい曲ですが、この曲をもってThe Beatlesをヘヴィ・メタルの元祖という人もいるようです。nakaQはちょっと違うと思いますが。とにかく、いろいろな面で時代を超えていた彼らが、「ロック的な表現」を推し進めたところ、ハードロックに極めて近い音楽を作ってしまったというのは非常に興味深いと思います。

けたたましい音楽もいいのですが、nakaQはこのアルバムでは'Blackbird','Rocky Raccoon','Martha,My Dear'といったPaulの曲の叙情性が大好きです。どれも素朴な味わいなのですが、曲として非常に魅力が高い。このアルバムが4人のソロ曲の寄せ集めといった趣なのも、Paulの魅力を際立たせているように思います。

また、'While My Guitar Gently Weeps','Piggies'や'Savoy Truffle'といった、Georgeの曲も大好きです。The BeatlesといえばLennon-McCartneyだと思うのですが、この2人の曲とは違った輝きを放っています。後に"Abbey Road"で'Here Comes The Sun'や'Something'などの名曲を送り出す彼の、途中経過的ではありますが、大変魅力的な作品と言えると思います。

nakaQがこのアルバムでベストトラックを選ぶとすれば'Ob-La-Di,Ob-La-Da'になります。この曲はThe Beatlesで最もくだらない曲などにも選ばれているようで、おそらく歌詞はばかばかしいのだと思いますが、ショートディレイによるボーカルの左右の定位や、はじめてレゲエをポップ音楽に取り入れるなど、実験的要素は見逃せないものがあると思います。効果音も大変クリアに入っているので、とても楽しい仕上がりになっています。

いずれにせよ、"Sgt.Pepper's..."とは違った意味で、永遠に輝きを保つアルバムと思います。Rolling Stone誌の"The RS Greatest 500 Albums Of All Time"では10位にランクされています。

nakaQ評価:★★★★★

"The Beatles" (The White Album)
The Beatles (The White Album)


曲目リスト

Disc 1

1.Back in the U.S.S.R.
2.Dear Prudence
3.Glass Onion
4.Ob-La-Di, Ob-La-Da
5.Wild Honey Pie
6.Continuing Story of Bungalow Bill
7.While My Guitar Gently Weeps
8.Happiness Is a Warm Gun
9.Martha My Dear
10.I'm So Tired
11.Blackbird
12.Piggies
13.Rocky Raccoon
14.Don't Pass Me By
15.Why Don't We Do It in the Road?
16.I Will
17.Julia

Disc 2

1.Birthday
2.Yer Blues
3.Mother Nature's Son
4.Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey
5.Sexy Sadie
6.Helter Skelter
7.Long, Long, Long
8.Revolution 1
9.Honey Pie
10.Savoy Truffle
11.Cry Baby Cry
12.Revolution 9
13.Good Night
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2006年02月27日

Frank Zappa "Sheik Yerbouti" (1979)

数ある(本当に多い)Frank Zappaの作品の中でも、とびきり楽しい作品と思います。

基本的にはライブアルバムで、ライブ収録したマテリアルにスタジオワークをオーバーダブして仕上げるという、ライブアルバムとしてみると反則のような手法ですが、それをスタジオアルバムとして発表するという・・・普通、ライブアルバムにはオーバーダブがされていないか、されていても隠すとおもうのですが、このアルバムの場合Over-dubs:lotsとか堂々と書かれていて、手法として全く違うということを主張しています。

出来ですが、曲がポップなのがまずもっていいです。それと、ZappaのよくわからないFusionギターソロがないのがnakaQにはありがたいです。'Rat Tomago','The Sheik Yerboui Tango'のようなギターソロ曲はありますが、マイナースケールでわかりやすくて、Goodです。

好きな曲としては'Bobby Brown Going Down'がいいです。歌詞はゲイの歌で、誇らしく、情けなく、変態な世界が展開しています。メロディーが輝かしく、コーラスの分厚さも感動ものですが、このメロディの素晴らしさと歌詞の落差が大きく、余人には真似の出来ない、Zappaの唯一無二の世界と言えると思います。

また、これもZappaの永遠の名曲といえる'Dancing Fool'も、当然ながらよいです。タイトル通りダンサブルなナンバーで、Zappaの音楽で多用されるシロホンも大活躍しています。

nakaQ評価:★★★★★

Frank Zappa "Sheik Yerbouti" (Rmst)(♪一部試聴可)
Sheik Yerbouti (Rmst)


曲目リスト

1.I Have Been In You
2.Flakes
3.Broken Hearts Are For Assholes
4.I'm So Cute
5.Jones crusher
6.What Happened To All The Fun In The World
7.Rat Tomago
8.Wait A Minute
9.Bobby Brown Goes Down
10.Rubber Shirt
11.The Sheik Yerbouti Tango
12.Baby Snakes
13.Tryin' To Grow A Chin
14.City Of Tiny Lites
15.Dancin' Fool
16.Jewish Princess
17.Wild Love
18.Yo' Mama

Sheik YerboutiUSA試聴できます
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2006年02月26日

Return To Forever "Where Have I Known You Before" (1974)

1974年の作品ですので、Mahavishnu Orchestraの"Birds Of Fire"やJeff Beckの"Blow By Blow"とほぼ同時期の作品です。

Return To ForeverはリーダーがChick Corea、ベーシストがStanley Clarkであるというのは不変ですが、初期のブラジル音楽っぽい編成から本作のロックバンド的な編成を経て、"Music Magic"の頃はビッグバンド風になったりといろいろに変化しています。このアルバムはReturn To Foreverの中でも最もロック色の濃い時期のものです。

1曲目の'Vulcan Worlds'は陳腐なチャイムに始まり、「何だこれは」と思いますが、その後の展開は実にロック的で、Chick Coreaのシンセサイザ、Al Di Meolaのギター、Stanley Clarkのベースがそれぞれにソロをとります。Mahavishnu Orchestraみたいなインタープレイではありませんが、Stanleyのベースがバックに回った時も暴れているのが面白いです。

Alのギターということでは、6曲目の'Earth Juice'は曲のテンポがゆっくりしていますので、あまり早弾きではありませんが、溜めの効いたプレイという趣で、味のあるギターを聞かせてくれます。バッキングギターもいい。Al Di Meolaって早弾きで有名ですが、バッキングが実にうまいです。

このアルバムのハイライトはなんといっても14分に及ぶ大曲の、8曲目'Song To The Pharoah Kings'でしょう。時代を感じさせる音色のChickのシンセサイザソロに始まり、Chickのキーボードいっぱいという感じの後、Stanleyがベースソロをとり、いったん静かになってからChickのエレピに導かれてAlのギターが入るのですが、ここでのソロがなんといってもかっこいい!早弾きも冴え渡り、何度聴いても好きです。全員ぴったりと息が合って音の塊になる瞬間もすごい。この曲のような組曲は、やはりChickの作曲能力の高さが光っています。

nakaQ評価:★★★★

Return To Forever "Where Have I Known You Before"(♪全曲試聴可)
Where Have I Known You Before


曲目リスト

1.Vulcan Worlds
2.Where Have I Known You Before?
3.Shadow of Lo
4.Where Have I Danced With You Before
5.Beyond the Seventh Galaxy
6.Earth Juice
7.Where Have I Known You Before?
8.Song to the Pharoah Kings
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Al DiMeola "Elegant Gypsy" (1977)

このアルバムも、Jeff Beckの"Wired"やMahavishnu Orchestraの"Birds Of Fire"とほぼ同時期の、Fusion全盛時の名盤です。

発売は1977年になっていますが、この当時はギターが全般的にのんびりとしていて、Jimmy PageやRichie Blackmoreなんかがテクニシャンとしてもてはやされていた時代でした。そんな中、Al Di Meolaは「そんなに速く弾くな」といいたくなるような速弾きを武器に突然現れたのですから、ショックでした。

このアルバムでもJan Hammerは大活躍で、そういった意味からもJeff Beck "Wired",Mahavishnu Orchestra "Birds Of Fire",Al DiMeola "Elegant Gypsy"はnakaQにとって兄弟のような3枚なのですが、いずれもFusionの大傑作です。

冒頭シーケンサーによる物憂げなリフで始まる'Flight Over Rio'は、ラテンパーカッションのあとすぐにAlのフランジャー処理された超速弾きギターが唸ります。この曲のギターはエフェクトがかなりかかっていて、本当に弾いているのかなんだかよくわからない印象もあるのですが、たとえばアコースティックギターでPaco De Luciaと競演する3曲目の'Mediterranean Sundance'などでは、生の超絶なギターが堪能できます。

2曲目の'Midnight Tango'は前半部非常にリラックスできるゆっくりとした演奏で、なにかへたをするとムード音楽のようなイメージがあるのですが、中盤以降一転してアップテンポのラテンミュージックになります。圧巻は終盤の、多重録音によるAlのツインギターの速弾きフレーズですが、狂おしい情感を秘めながらフェードアウトします。

ベストトラックはやはり7曲目の大作'Elegant Gypsy Suite'でしょう。ここで、Jan HammerがJeff Beckの"Wired"で披露したのと同じフレーズを中盤のソロで使用するのには笑えますが、Alのギターがとにかく一杯で、かっこいいです。彼独特のミュートによる速弾きも冴え渡っています。nakaQは学生時代タロットに凝っていたのですが、この曲がタロットをするのにイメージが最も噴出したものです。さすがは'Gypsy'を冠するだけあると思いますが、この曲のGypsy音楽っぽさってどこから来ているのでしょうか。謎です。

nakaQ評価:★★★★★

Al Di Meola "Elegant Gypsy"
エレガント・ジプシー


曲目リスト

1.Flight Over Rio
2.Midnight Tango
3.Mediterranean Sundance
4.Race With Devil On Spanish Highway
5.Lady Of Rome, Sister Of Brazil
6.Elegant Gypsy Suite

Al Di Meola - Elegant GypsyUSA試聴できます
posted by nakaQ at 07:33| Comment(0) | TrackBack(1) | Jazz&Fusion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mahavishnu Orchestra "Birds Of Fire" (1973)

このアルバムもnakaQが学生の頃よく聴きこんだものです。

やっぱり、この頃のJan Hammerは最高!ですね。nakaQが特に好きなのは3曲目の'Celestial Terrestrial Commuters'ですが、変拍子(11/16拍子?)に乗ってJan HammerのMini Moogがまさに天上と地上を行き来する軽やかさで鳴きます。もちろん、John McLaughlinのギターとJerry Goodmanのバイオリンの掛け合いも最高。Billy Cobhamのドラムも、このややこしい変拍子を、豪華なおかずを入れながら正確無比なビートで叩き出すのですから、もうお手上げです。

また、2曲目の'Miles Beyond'もnakaQはすごく好きです。この曲ではJan Hammerはクールにエレピでイントロを奏で、この後ドラム、ギター、ベースが一体となって盛り上げた後、John McLaughlinのギターが叩きつけるようなすさまじいギターソロを展開します。今もってわからないのですが、この人のこのころのスケーリングはなんというのでしょうか?ブルーススケールっぽいような気もするのですが、普通にブルーススケールでプレーするより怒っているというか、よくもこんなフレーズが飛び出すものだと感心します。

John MaLaughlinは非常に端正なギターを弾く人なんですが、この頃の彼はなんだか神がかっていてすごい!です。Mahavishnuの名前は伊達じゃないです。

nakaQ評価:★★★★★

Mahavishnu Orchestra "Birds of Fire"(♪全曲試聴可)
Birds of Fire


曲目リスト

1.Birds of Fire
2.Miles Beyond
3.Celestial Terrestrial Commuters
4.Sapphire Bullets of Pure Love
5.Thousand Island Park
6.Hope
7.One Word
8.Sanctuary
9.Open Country Joy
10.Resolution

Mahavishnu Orchestra - Birds of FireUSA試聴できます
posted by nakaQ at 07:28| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz&Fusion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Jeff Beck "Wired" (1976)

Jeff Beckは高校生の頃(1977年頃?)によく聴きました。Jeff Beckの絶頂期は"Blow by Blow"(1975)や"Wired"(1976)の頃だと思うのですが、ちょうどあの頃です。当時はギター少年でしたが、とにかく"Wired"の1曲目'Led Boots'のギターは衝撃的でした。あんなにひたすら暴力的、攻撃的に唸りを上げるギターというのは後にも先にも聴いたことがありません。指の速いプレーヤーとか、歪んだ音色のギターというのは、後になってみればいろいろとあったのですが、志が違うというのか、気合の入り方が違うと思います。気合といっても、こめかみに青筋を立てるのではなくて、ユーモア感覚があるというか、そういった意味を含めての気合です。

また、このアルバムで聴かれるJan HammerのMini Moogはこれまた衝撃的で、Jeff Beckのギターを霞ませてしまうほどファンタスティックな音色・フレーズを聴かせます。nakaQ、当時このアルバムを聴いて、ギターというのは遂にロックのメイン楽器の座をシンセサイザに譲るのか、と思ったほどです。

Jan HammerがBilly Cobhamばりのドラミングを聴かせる'Blue Wind'や、Jeff BeckとJan Hammerの応報がすさまじい'Sophie'もよいのですが、nakaQは'Play With Me'のちょっとリラックスした、Jan Hammerのプレイも大好きです。やっぱり、名盤ですね。

nakaQ評価:★★★★

Jeff Beck "Wired"(♪一部試聴可)
Wired


曲目リスト

1.Led Boots
2.Come Dancing
3.Goodbye Pork Pie Hat
4.Head For Backstage Pass
5.Blue Wind
6.Sophie
7.Play With Me
8.Love Is Green

Blow By Blow / Wired"Blow By Blow / Wired"UK試聴できます
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2006年02月25日

The Rolling Stones "Let It Bleed" (1969)

The Rolling Stonesの初期の代表作、"Let It Bleed"です。

冒頭の'Gimme Shelter'は何かやばい状況になりつつあるので、隠れ家を探している歌です。この作品が発表された1960年代末というのはベトナム戦争もあり、こんな雰囲気だったのでしょう。曲は非常にロックっぽい演奏になっており、女性ボーカルの起用もあいまってパワフルな印象です。このアルバムでは'Midnight Rambler'や'Live With Me','Monkey Man'がこのタイプの曲です。

Robert Johnsonの'Love In Vain'は、初めて聴いたときは「これは何だ」と思いました。Mickの歌もひどく音程を外しているように感じましたし、そもそも音楽なのかもわからない、といった印象でした。Robert Johnsonのオリジナルも聴いた今では、本当に原曲への愛情に溢れ、丁寧に美しくカバーした曲であると思います。ブルースへの愛情と言うのは、このバンドの最大のキーワードですが、このアルバムはこの愛情がとてもよく現れた作品と思います。

nakaQがこのアルバムで最も好きなのは'You Can't Always Get What You Want'です。冒頭の混声コーラスはやめてほしかったですが、曲途中でも盛り上げに使用されているのでまあよしとしましょう。むしろパワフルな演奏と女性ボーカルで一気に突き進む乗りが大変いい感じの曲です。「欲しいものがいつも手に入るとはかぎらないが、まあやってみろよ」というちょっと斜に構えたメッセージが彼らっぽくてすてきです。曲のスケールの大きさから、The Beatlesの'Hey,Jude'を思い出すのですが、ひたすらに「彼女ともういちどがんばれ」と励ますのとはスタンスが違っており、そのままこの2大グループのキャラクターの違いとも受け止めることができ、面白いです。

Rolling Stone誌の"The RS Greatest 500 Albums Of All Time"では32位にランクされています。

nakaQ評価:★★★★

The Rolling Stones "Let It Bleed"(Hybr)(ほぼ全曲試聴可)
Let It Bleed (Hybr)


曲目リスト

1.Gimme Shelter
2.Love In Vain
3.Country Honk
4.Live With Me
5.Let It Bleed
6.Midnight Rambler
7.You Got The Silver
8.Monkey Man
9.You Can't Always Get What You Want

Let It Bleed
posted by nakaQ at 17:46| Comment(0) | TrackBack(2) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Outkast "Speakerboxxx/The Love Below" (2003)

Andre 3000とBig Boiのソロアルバムを強引に2枚組みにしたものですが、それぞれ単体でも満腹になりそうな完成度と収録時間のアルバムがペアになっているのですから、超強力!です。

このアルバムOutkastは第46回グラミー賞で次の3部門で受賞しています。

・Album Of The Year "Speakerboxxx/The Love Below"
・Best Urban/Alternative Performance 'Hey Ya!'
・Best Rap Album "Speakerboxxx/The Love Below"

3つ目の"Best Rap Album"というのは的を射ていて、当然Big Boiの"Speakerboxxx"に与えられた賞と思いますが、'Ghettomusick'をはじめとする怒涛のRapが有無を言わさずかっこいい!です。このほか、'Bowtie'とか'Church'も大好きなトラックです。Rapもすごいのですが、リフレインがとてもキャッチーで、基本的に音楽的に優れた人たちなのだということがよくわかります。

もう一方の、Andre3000の"The Love Below"ですが、これがまた困り者で、RapグループだったはずのOutkastが、全編歌っています。おそらく、才能に溢れてこんなアルバムを作りたくなったAndre3000が、Outkastとは別にソロを出すのも契約かなにかでできなくて、Big Boi側も"Speakerboxxx"というソロアルバムにして、2枚くっつけたというところじゃないかと思うのですが、前述の'Hey Ya!'から'Roses'の流れは2枚通した中でも最高にかっこいい部分と思います。ただし、こちらはAndre3000の実験精神もかなり色濃くて、"Speakerboxxx"のほうが気軽に楽しめるため、nakaQ的には愛聴度は"Speakerboxxx"のほうが上です。たまに聴くと「やっぱり凄い!」のですが。もちろん、"The Love Below"のほうが好きという人もたくさんいると思います。

とにかく、この2人には、これからも質の高いBlack Musicをリリースして欲しいと思います。

nakaQ評価:★★★★★

Outkast "Speakerboxxx/The Love Below"(♪大半試聴可)
Speakerboxxx/The Love Below


曲目リスト

Big Boi "Speakerboxxx"

1.Intro
2.Ghetto Musick
3.Unhappy
4.Bowtie
5.The Way You Move
6.The Rooster
7.Bust (with Killer Mike)
8.War
9.Church
10.Bamboo (Interlude)
11.Tomb of the Boom (with Ludacris)
12.E-Mac (Interlude)
13.Knowing
14.Flip Flop Rock (with Killer Mike)
15.Interlude
16.Reset
17.D-Boi (Interlude)
18.Last Call (with Slimm Calhoun)
19.Bowtie (Postlude)

Andre 3000 "The Love Below"

1.The Love Below (Intro)
2.Love Hater
3.God (Interlude)
4.Happy Valentine's Day
5.Spread
6.Where Are My Panties?
7.Prototype
8.She Lives in My Lap
9.Hey Ya!
10.Roses
11.Good Day, Good Sir
12.Behold a Lady
13.Pink & Blue
14.Love in War
15.She's Alive
16.Dracula's Wedding
17.The Letter
18.My Favorite Things
19.Take Off Your Cool
20.Vibrate
21.A Life In The Day Of Benjamin Andre
posted by nakaQ at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Black | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月24日

Elton John "Goodbye Yellow Brick Road" (1973)

Elton Johnの代表作"Goodbye Yellow Brick Road"です。

冒頭の'Funeral For A Friend'から、シンセサイザが鳴り渡り荘厳な雰囲気になりますが、すぐに軽快なロックンロール'Love Lies Bleeding'になります。この曲の乗りのよさはごきげんで、友達の葬送とどういう関係があるのかよくわかりません。

このアルバムはタイトル曲をはじめ、いい曲がそろっているのですが、特に有名なのはDiana妃が事故死したときに歌詞を替えて'England's Rose'という曲名で歌われた'Candle In The Wind'と思います。原曲はNorma JeanつまりMarilyn Monroeを歌った歌です。どちらも急逝されたことは本当に残念なのですが、だからこそ永遠に語り継がれる女性になったのでしょう。

個人的に面白くて好きなのは'Jamaica Jerk-Off'です。いちはやくレゲエをポップ音楽に取り入れた感覚の鋭さにも感心しますが、とても楽しい曲に仕上がっています。リズムボックスも大活躍しており、時代を先取りした曲と思います。

とにかく、全曲Eltonの最高の時期を捉えた、最高の出来になっています。Rolling Stone誌の"The RS Greatest 500 Albums Of All Time"では、Stevie Wonderの"Talking Book"に続き91位に選ばれています。

nakaQ評価:★★★★★

Elton John "Goodbye Yellow Brick Road"(♪全曲試聴可)
Goodbye Yellow Brick Road


曲目リスト

1.Funeral for a Friend (Love Lies Bleeding)
2.Candle in the Wind
3.Bennie and the Jets
4.Goodbye Yellow Brick Road
5.This Song Has No Title
6.Grey Seal
7.Jamaica Jerk Off
8.I've Seen That Movie Too
9.Sweet Painted Lady
10.Ballad of Danny Bailey (1909-34)
11.Dirty Little Girl
12.All the Girls Love Alice
13.Your Sister Can't Twist (But She Can Rock 'n Roll)
14.Saturday Night's Alright for Fighting
15.Roy Rogers
16.Social Disease
17.Harmony

Goodbye Yellow Brick RoadUSA
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The Black Eyed Peas "Elephunk" (2004)

Fergieが参加して4人組となったThe Black Eyed Peasの第1弾アルバムです。

まずは'Let's Get Retarded'ですが、この曲は文句なしにかっこいいです。このグループ、音楽性が多彩なのはいいのですが、へたをするとポップグループになってしまうきらいがあります。それが人気がある理由なんでしょうが。とにかく、nakaQとしてはちょっとコアな方がよいのですが、この曲はグルーブ感もいいし、Fergieも活躍していてよいです。プロモも、いろいろなものが落ちてきて迫力ものです。

ところで、このアルバムに本来収録されているのは'Let's Get Retarded'で、シングルカットにあたりほぼ全てを入れ替え、'Let's Get Started'として発表したようです。'Let's Get It Started'のほうが、ボーカルの音量が大きくミックスされてクリアに聴こえ、曲の印象がかなり違います。なお、The Black Eyed Peasはこの曲で第47回グラミー賞の"Best Rap Performance By A Duo Or Group"を受賞しています。

'Shut Up'も、プロモがとてもよい1曲です。Fergieのアップが多用され、きれいな女性を一杯見たなあ、という気分になれます。もちろんボーカルでも大きくフィーチャーされています。アンプでトレモロをかけたギターはなんだかすごくレトロな感じですが、これが味を出しているというか、プロモビデオのような演劇性を醸し出していると思います。

好きな曲としては'Where Is The Love?'がいいです。コーラス部分はファルセットボイスがいかしていますが、「人々が傷つき、死んでいき、・・・愛はどこにあるの」ということで、メッセージ色も濃い作品です。メロディラインも美しく、胸キュンな1曲です。ストリングスやチェロの低音も美しい。ポップ過ぎてどうのこうのと言う割には、この曲にはもはやお手上げです。「?」のマークを貼りまくるプロモビデオも、なんだか地味ながらダイレクトにメッセージを伝えてくる作品だな、と思っていましたら、DirectorはWill I Amでした。すごいと思います。

nakaQ評価:★★★★★

The Black Eyed Peas "Elephunk" [Bonus Track](♪全曲試聴可)
Elephunk [Bonus Track]


曲目リスト

1.Hands Up
2.Labor Day (It's A Holiday)
3.Let's Get Retarded
4.Hey Mama
5.Shut Up
6.Smells Like Funk
7.Latin Girls
8.Sexy
9.Fly Away
10.The Boogie That Be
11.The apl Song
12.Anxiety
13.Where Is The Love?
14.Let's Get It Started

Elephunk
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2006年02月23日

Kate Bush "Hounds Of Love" (1985)

Kate Bushが"The Dreaming"の3年後に発表したアルバムです。

さすがにKateも"The Dreaming"の路線を続けるのはしんどかったのでしょう。また、第2次British Invasionを経て、音楽の流行も「死のイメージ」の音楽からよりダンサブルなものになっていました。

アルバムの特徴として2部構成になっていて、LPのA面にあたる前半部は"Hounds Of Love"としてシングル向きの曲が集められ、B面にあたる後半部は"The Ninth Wave"として組曲になっています。

このアルバムが発表された当時、非常にダンサブルなので話題になりましたが、"The Dreaming"のCelticな舞曲的要素が気に入っていたnakaQとしては特に驚きはなく、とても心地よく感じたものです。

1曲目の'Running Up That Hill'からして、ドラムの叩きだすリズムが非常にダンサブルです。怪鳥の鳴き声のようなデジタルシンセにKateの歌が入り、徐々に情感を高めて、Kateの大コーラスに発展していくドラマチックな曲構成が見事です。プロモビデオも期待したのですが、見てがっかりという感じのビデオです。アルバム発表のころ、Kateのプロモーション費用がかなり厳しい状況だったらしく("The Dreaming"のせい?)アルバムが売れたらプロモを作る、というようなことをKateが言っていました。

これに対し、このアルバムが意外に売れたからでしょうか、'Cloudbusting'のビデオはよい出来です。雲を作る機械を作っていた夫が当局に連行され、Kateか丘の上にその機械を持ってあがって見事に雲を製造する、という内容ですが、科学者の男の夢を奥さんとか子供がかなえてくれる、というのはある種理工系の男の憧れではないでしょうか。曲も、徐々に盛り上がる展開がスケールの大きさを感じさせて、とてもよい曲です。

後半は組曲仕立てになっていて、コンセプトアルバム風の仕上がりになっています。'Jig Of Life'ではCeltの舞曲を披露しており、また'Hello Earth'は大変感動的な出来になっています。

ただ、このアルバムの頃から、Kateが'Big Sky'などでCindy Lauperに感化されたような歌い方をするようになったのがnakaQには面白くありません。まあ、いつまでもぶりぶりぶりっ子な歌い方をしているわけにもいかなかったのでしょうが、なんでCindy Lauperなのか、どうにも理解ができません。

nakaQ評価:★★★★★

The Hounds of Love (+6 Bonus Track)
The Hounds of Love (+6 Bonus Track)


曲目リスト

1.Running Up That Hill (A Deal With God)
2.Hounds Of Love
3.The Big Sky
4.Mother Stands For Comfort
5.Cloudbusting
6.And Dream Of Sheep
7.Under Ice
8.Waking The Witch
9.Watching You Without Me
10.Jig Of Life
11.Hello Earth
12.The Morning Fog
13.The Big Sky (Meteorogical Mix)
14."Running Up That Hill (12"" Mix)
15.Be Kind To My Mistakes
16.Under The Ivy
17.Burning Bridge
18.My Lagan Love

Hounds of LoveUK試聴できます

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2006年02月22日

Queen "A Night At The Opera" (1975)

Queen初期の代表作"A Night At The Opera"です。

この頃のQueenは妙なところにこだわっていて、アルバムのライナーにわざわざ"No Synthesisers!"なんて書いています。シンセサイザは使っていないのですが、7曲目の'Seaside Rendezvous'などでは声でいろいろな管楽器の音をシミュレートしていて、歌声シンセサイザともいうべき妙なことをしています。

それはともかく、アルバムとしては大傑作といってよいと思います。

シングルヒットした'You're My Best Friend'は、イントロのエレピの音からして大好きです。他のメンバーがあんまりすごいのでいつも目立たないJohn Deaconですが、この曲のベースはすごく端正でかっこいい。プロモビデオの影響でしょうか、なぜかこの曲を聴くとクリスマスを思い出します。9曲目の'Love Of My Life'も、優しくていい曲と思います。

このアルバムのベストトラックは当然'Bohemian Rhapsody'でしょう。Freddyのピアノの弾き語りに始まり、Brian Mayのギターソロ(最高!)、オペラ風の展開を経て、終盤ハードなロックで終わる、というパターンは、Led Zeppelinの'Stairway To Heaven'など、この頃完成した典型的なハードロックの様式美にも通じるものがありますが、曲構成の見事さといい、有無を言わさぬ美しさがあります。このあたりは、同年にリリースされた10ccの"The Original Soundtrack"の影響が話題になりますので、興味のある方は合わせてお聞きになると納得されるかもしれません。

Rolling Stone誌"The RS Greatest 500 Albums"では230位です。

nakaQ評価:★★★★★

Queen "A Night at the Opera"[Bonus Tracks](♪Bonus以外全曲試聴可)
A Night at the Opera [Bonus Tracks]


曲目リスト

1.Death on Two Legs (Dedicated to...)
2.Lazing on a Sunday Afternoon
3.I'm in Love With My Car
4.You're My Best Friend
5.'39
6.Sweet Lady
7.Seaside Rendezvous
8.Prophet's Song
9.Love of My Life
10.Good Company
11.Bohemian Rhapsody
12.God Save the Queen
13.I'm in Love With My Car [Remix][#][*]
14.You're My Best Friend [Remix][#][*]

A Night At the Opera試聴できます
posted by nakaQ at 23:44| Comment(0) | TrackBack(5) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Britney Spears "Britney" (2001)

Britney Spearsのアルバム中nakaQが一番好きなのがこの作品です。

"My Prerogative" DVDでも書きましたが、やっぱり製作した時期がよかったのでしょう。この作品の前はアイドル然としていましたし、Britneyが大胆に変身を図ったのがこの作品だと思いますが、野心的に成長を図った内容がいい方向に出ており、成功作と思います。ある意味では人気を失ったのですが、反面より多くの支持を得、結果としてセックスシンボルとして大人のシンガーへの脱皮を成し遂げたアルバムと言ってよいでしょう。

1曲目の'I'm A Slave 4 U'は音楽的にもビジュアル的にも冒険作です。nakaQもプロモビデオを初めて見たときは度肝を抜かれました。これ以前にも'Don't Let Me The Last To Know'など、ビデオはかなりセクシーな方向に向かっていましたから、そんなに驚くべきことではなかったのかもしれませんが、ベリーダンスをベースにした、腰を激しくくねらせる踊りは、やはりそれまでのBritneyにはなかったものです。曲もパーカッションの独特な使い方にPrinceの影響が感じられ、妖しさを醸し出しています。

2曲目の'Overprotected'も大好きな曲です。ハープシコードの音が入っていますが、なにやらクラシカルな響きになる場面もあって面白い。曲のよさとダンサブルな要素がうまく融合したいい曲と思います。

4曲目の'I'm Not A Girl,Not Yet A Woman'は、大好きなのですが、nakaQが持っているのはDVDとペアになった特別限定版で、15曲目にスパニッシュなバージョン(Metro Remix)が入っていて、これも大好きです。原曲は、中途半端ではあるがおそらく人生で最も輝いている時期を愛しむような響きをもっているのですが、このバージョンはもっとメランコリックに聴こえます。なんだか、アサヒスーパードライのCMソングのようなイメージもあって、意外にもこの曲のメロディーによくマッチしたアレンジになっており、Goodです。

nakaQ評価:★★★★

Britney Spears "Britney"
Britney


曲目リスト

1.I'm A Slave 4 U
2.Overprotected
3.Lonely
4.I'm Not A Girl, Not Yet A Woman
5.Boys
6.Anticipating
7.I Love Rock 'n' Roll
8.Cinderella
9.Let Me Be
10.Bombastic Love
11.That's Where You Take Me
12.When I Found You
13.Before The Goodbye - BONUS TRACK
14.What It's Like To Be Me

ブリトニー・スピアーズ - BritneyUSA試聴できます

Britney Spears "Britney" [Australia Bonus Tracks & DVD]
Britney [Australia Bonus Tracks & DVD]


曲目リスト

Disc 1(CD)

1.I'm a Slave 4 U
2.Overprotected
3.Lonely
4.I'm Not a Girl, Not Yet a Woman
5.Boys
6.Anticipating
7.I Love Rock & Roll
8.Cinderella
9.Let Me Be
10.Bombastic Love
11.That's Where You Take Me
12.When I Found You
13.Before the Goodbye [*]
14.What It's Like to Be Me
15.Overprotected [Darkchild Remix Radio Edit] [*]
16.I'm Not a Girl, Not Yet a Woman [Metro Remix][*]
17.I'm a Slave 4 U [Thunderpuss Radio Mix]

Disc 2(DVD)

1.Britney Talks, Pt. 1
2.I'm a Slave 4 U
3.Britney Talks, Pt. 2
4.Lights, Camera, Action 'Overprotected'
5.Britney Talks, Pt. 3
6.I'm Not a Girl, Not Yet a Woman
7.Britney Talks, Pt. 4
8.Overprotected [Darkchild Remix]
9.Britney Talks, Pt. 5
10.Making of Pepsi (Right Now) (Taste the Victory)
11.Britney Talks, Pt. 6
posted by nakaQ at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

XTC "Skylarking" (1986)

XTCのAndy Partridgeはある意味Paul McCartneyと肩を並べる音楽家なのかもしれない。と本気で思うことがあります。とにかく、メロディーメイカーとしての才能はすごい。けれど、セールス的に遠く及ばないので、やっぱりPaulにはかなわないのでしょう。

このアルバムが製作された頃も、XTCにとってはかなり危機的な状況で、レコード会社から「次のアルバムが売れなかったら解散するしかない」と宣告されていました。で、Todd Rundgrenにプロデュースの依頼をしたらしいのですが、Toddとしては当代随一の才能を持ったバンドを救う、なんてことは全然考えず、単にプロのプロデューサーとして、売れるレコードを作った。ということらしいです。

出来はというと、見事なまでにToddの色になっています。XTCってポップでありながらどこか角を残しているというか、Andyががなっているというか、ポップさを否定するようなところがあるのですが、このアルバムは見事にポップです。サウンドも、エッジが立ったような音はなくて、あくまでもスムーズに、ボワーンと広がるような音場になっていて、良くも悪くもTodd風です。

曲的には'Summer's Cauldron'から'Grass'へシームレスに続く2曲が最高にポップです。また、4曲目の'That's Really Super,Supergirl'なんて、化粧品のコマーシャルに使えそうな曲で、これまたポップ過ぎ。他にも、'Ballet For A Rainy Day'や、'Marmaid Smiled'とか、本当にポップな曲が、あくまでもポップに仕上げられています。

'1000 Umbrellas'なんて、ストリングスの使い方からしてもろにThe Beatlesで、Toddの趣味かXTCの意向かわからないのですが、まあこの顔合わせにしてこの曲という、最高にはまった1曲ではないかと思います。

終盤に'The Man Who Sailed Around His Soul'というジャジーな曲がありますが、これはそれまでのXTCにはなかったタイプの曲で、Todd流アルバム構成美学のなせる業と思います。Todd本人のアルバムであれば、このあたりは大概強烈にハードなロックを持ってくるところですが、XTCなので遠慮して代わりにジャズを持ってきた、というところかと思います。

ということで、やっぱりいいアルバムだと思います。

'Dear God'のプロモビデオはここから見られます。

nakaQ評価:★★★★★

XTC "Skylarking" [Bonus Track](♪全曲試聴可)
Skylarking [Bonus Track]


曲目リスト

1.Summer's Cauldron
2.Grass
3.Meeting Place
4.That's Really Super, Supergirl
5.Ballet for a Rainy Day
6.1000 Umbrellas
7.Season Cycle
8.Earn Enough for Us
9.Big Day
10.Another Satellite
11.Mermaid Smiled
12.Man Who Sailed Around His Soul
13.Dying
14.Sacrificial Bonfire
15.Dear God

Skylarking試聴できます
posted by nakaQ at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月19日

t.A.T.u. "200 km/h In The Wrong Lane" (2003)

はやり物好きのnakaQとしては、t.A.T.u.が流行していた2003年はかなりよく聴きましたが、'Not Gonna Get Us'や'All The Things She Said'は楽曲としての完成度も非常に高いと思います。これらの曲は御大Trevor Hornがプロデュースしていますが、ロシア語オリジナルバージョンもイメージはそんなに変わりません。それくらい、ロシアのミュージックシーンも成熟しているのだと思います。

'All The Things She Said'はプロモビデオで2人が派手にキスするので話題になりましたが、少なくとも通常のバージョンは見ていてそんなに不快になることもない、よい出来ではないかと思います。というのは、'Not Gonna Get Us'のプロモは最後に2人の乗ったトレーラーがなにかをぶっ飛ばして、ガラスを割って突然終わりますが、その終わり方がなんとも不安というか、ヨーロッパ式の知性なのでしょうが、nakaQは嫌いです。彼女達のマネージャーでありプロデューサでもあったIvan ShapovalovがMTVで、「なんでもハッピーハッピーで終わるプロモビデオなんて誰も見ないよ」なんて言っていましたが、nakaQとしてはプロモはそのようなものであって欲しいのですが。

nakaQ、このアルバムでは他には'30 Minutes'のリミックスバージョンも大好きです。通常のバージョンは非常に繊細な、こわれそうな雰囲気のある曲ですが、リミックスバージョンはレイドバックしているというか、なにやらスラブ系の雰囲気の漂う、大変心地よい演奏になっています。

キワモノとして扱われた彼女達ですが、このアルバムはとてもよくできた、上質のポップアルバムです。妙な偏見を持たないで聴くと、Juliaのシンガーとしての資質も大変高いことがわかると思います。

nakaQ評価:★★★★★

t.A.T.u. "200 KM/H in the Wrong Lane" [Import Bonus Tracks](2002)
200 KM/H in the Wrong Lane [Import Bonus Tracks]


曲目リスト

ディスク: 1

1.Not Gonna Get Us
2.All The Things She Said
3.Show Me Love
4.30 Minutes
5.How Soon Is Now?
6.Clowns (Can You See Me Now?)
7.Malchik Gay
8.Stars
9.Ya Soshla S Uma
10.Nas Ne Dagonyat
11.Show Me Love
12.30 Minutes (Remix Version)
13.Malchik Gay (Remix Version - UK Bonus Track)
14.Ne Ver, Ne Boisia (Eurovision 2003 Version - Bonus Track)

ディスク: 2

1.25 Minute Documentary
2.All The Things She Said (Video)
3.Not Gonna Get Us (Video)
4.How Soon Is Now? (Video)

200 km/h In the Wrong Lane"200 km/h In the Wrong Lane"試聴できます

t.A.T.u. ロシア語ヴァージョン・アルバム 「200ポ・フストレーチノィ」
t.A.T.u. ロシア語ヴァージョン・アルバム 「200ポ・フストレーチノィ」


曲目リスト

1.ザチャム・ヤー
2.ヤー・サシュラー・ス・ウマー
3.ナス・ニェ・ダコーニャット
4.ダシターイ・ダ・スタ(日米盤初収録曲)
5.トゥリィツァッティ・ミヌート
6.ヤー・トゥヴォイ・ヴラーク (日米盤初収録曲)
7.ヤー・トゥヴァヤー・ニ・ピェールウ゛ァヤ
8.ラボート (日米盤初収録曲)
9.マーリチック・ゲイ
10.ナス・ニ・ダゴーニャット
11.トゥリィツァッティ・ミヌート ~ハードドラム・リミックス
12.ヤー・サシュラー・ス・ウマー ~DJラム・リミックス
13.ヤー・サシュラー・ス・ウマー ~エス・ガロヤン・リミックス

Dvesti Po Vstrechiy"Dvesti Po Vstrechiy"試聴できます

t.A.T.u. 〜デラックス・エディション
t.A.T.u. 〜デラックス・エディション


曲目リスト

1.ノット・ゴナ・ゲット・アス
2.オール・ザ・シングス・シー・セッド
3.ショウ・ミー・ラヴ
4.30ミニッツ
5.ハウ・スーン・イズ・ナウ?
6.クラウンズ (キャン・ユー・シー・ミー・ナウ?)
7.マルチック・ゲイ
8.スターズ
9.ヤー・サシュラー・ス・ウマー (「オール・ザ・シングス・シー・セッド」ロシア語ヴァージョン)
10.ナス・ニェ・ダゴーニャット (「ノット・ゴナ・ゲット・アス」ロシア語ヴァージョン)
11.ショウ・ミー・ラヴ (EXTENDED VERSION)
12.30ミニッツ (REMIX)
13.マルチック・ゲイ (Remix Edit)
14.オール・ザ・シングス・シー・セッド (dj Monk’s Breaks Mix Edit)
15.ニ・ヴェーリ、ニ・ボイシャ (新曲)
posted by nakaQ at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月18日

Frank Zappa/The Mothers Of Invention "We're Only In It For The Money" (1968)

カバーは見ての通りThe Beatlesの"Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band"のパロディーです。"Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band"は古今東西の有名人が配されていて、これも不気味に思ったものですが、こちらのカバーは見るからに凶暴な感じで、怖いです。

ジャケットのインパクトが強いのでデザイン面から書きましたが、サウンドもポップでよい出来です。nakaQがこのアルバムで特に好きなのは'What's The Ugliest Part Of Your Body?'で、普通はLoveliest Partを尋ねるようなポップなメロディに乗せて、よりによって最も醜いパーツを尋ねています。「ある人は君の鼻と言い、別の人は君のかかとというけれども、僕は君の心だと思うよ(I Think It's Your Mind, Your Mind, Your Mind...)」というリフレインが、この手のポップスによくあるYou're Mineに聴こえるという、凝った皮肉っぽい歌詞が素敵です。

最後の曲はZappaが影響を受けたEdgar Varese風の現代音楽っぽい'The Chrome Plated Megaphone Of Destiny'です。この曲はシニカルなZappaの本領発揮というところですが、他の曲のポップさと比べかなり違和感を感じる恐ろしい曲です。まあ、この反応こそがZappaの狙ったところなんでしょうが。この曲に限らず、このアルバムにはZappaのモンタージュ手法がそこかしこに散りばめられており、ポップさに隠された彼の皮肉が所々で炸裂している、という感じです。

Rolling Stone誌の"The RS 500 Greatest Albums Of All Time"では296位にランクされています。

nakaQ評価:★★★★

Mothers Of Invention "We're Only in It for the Money"
We're Only in It for the Money


曲目リスト

1.Are You Hung Up?
2.Who Needs The Peace Corps?
3.Concentration Moon
4.Mom & Dad
5.Telephone Conversation
6.Bow Tie Daddy
7.Harry, You Are A Beast
8.What's The Ugliest Part Of Your Body?
9.Absolutely Free
10.Flower Punk
11.Hot Poop
12.Nasal Retentive Calliope Music
13.Let's Make The Water Turn Black
14.The Idiot Bastard Son
15.Lonely Little Girl
16.Take Your Clothes Off When you Dance
17.What's The Ugliest Part Of Your Body? (Reprise)
18.Mother People
19.The Chrome Plated Megaphone Of Destiny

We're Only In It for the MoneyUSA試聴できます
posted by nakaQ at 07:53| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Beach Boys "Pet Sounds" (1966)

The Beatlesの"Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band"と双璧を成す、Pop Musicの金字塔。と、よく言われますが、はてそこまですごいアルバムなのかはnakaQにはよくわかりません。もちろん、大好きなアルバムなのですが、"Sgt.Pepper's..."が多感な中学生時代に初めて聴いて感動したのに対し、こちらは社会人になってから初めて聴いたので、のめり込み方というか、どれほど大事に聴くかが全然違います。それはもちろんこの作品の責任ではありませんが。

"Sgt.Pepper's..."が当時最新の録音技術を駆使して製作されたのに比べ、このアルバムはもっと自然にポップオーケストラの演奏を録音していますので、音源としての意味合いが全く違います。後日ステレオとモノラルの2in1 CDも発売され、nakaQが持っているのもこの盤ですが、アルバム自体のサウンドはオリジナルのモノラル盤と特に変わりません。当然、ステレオのほうが音が自然に広がっています。下の写真のDVD-AUDIO盤には5.1ch、モノラル、ステレオの3バージョンが入っているようです。

"Sgt.Pepper's"が、ジャケットと同じく古今東西・極彩色の世界を表現したとすれば、"Pet Sounds"はこれまたジャケットと同じく、極めてパーソナルで繊細な若者の心情を綴ったアルバムといった趣です。'Wouldn't It Be Nice'「素敵じゃないか」や'I Just Wasn't Made For These Times'「駄目な僕」というタイトルからもわかる通り、いつの時代も若者が感じる希望や、挫折感といった内容を、極めて素直に瑞々しく表現しているために、いつの時代も人々に愛されるアルバムになったのだと思います。'God Only Knows'も、歌詞自体はかなり陳腐なラブソングなのですが、メロディーおよび響きの美しさと、タイトルの仰々しさ(!)で、これまた圧倒的に存在感を示しています。

このアルバムでnakaQが一番好きなのは'Here Today'です。Brianのハイトーンなベースと、ピアノ・オルガン・ブラスが一体となった響き、そして特に間奏で、Brianがオーケストラに指示する声が聞こえ、ブラスがプログレッシブに鳴るあたりが、何度聴いてもかっこいい!なんて思ってしまいます。

Rolling Stone誌の"The RS 500 Greatest Albums Of All Time"では1位"Sgt.Pepper's"に続いて2位にランクされています。

nakaQ評価:★★★★★

The Beach Boys "Pet Sounds"(♪全曲試聴可)
Pet Sounds


曲目リスト

1.Wouldn't it be nice
2.You still believe in me
3.That's not me
4.Don't talk
5.I'm waiting for the day
6.Let's go away for a while
7.Sloop John B
8.God only knows
9.I know there's an answer
10.Here today
11.I just wasn't made for these times
12.Pet sounds
13.Caroline no

The Beach Boys "Pet Sounds"(DVD-AUDIO)
Pet Sounds


曲目リスト

1.Wouldn't It Be Nice
2.You Still Believe in Me
3.That's Not Me
4.Don't Talk (Put Your Head on My Shoulder)
5.I'm Waiting for the Day
6.Let's Go Away for Awhile
7.Sloop John B
8.God Only Knows
9.I Know There's an Answer
10.Here Today
11.I Just Wasn't Made for These Times
12.Pet Sounds
13.Caroline No
14.Wouldn't It Be Nice [Session Highlights] [*]
15.Wouldn't It Be Nice [*][Mix]
16.God Only Knows [Session Highlights] [*]
17.God Only Knows [Master Track Mix With a Cappella Tag] [*]
18.I Just Wasn't Made for These Times [*][Mix]
19.Summer Means New Love [*]

Pet Sounds試聴できます
posted by nakaQ at 07:14| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Beatles "Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band" (1967)

このアルバムを聴くと、当時彼らがいかに優れた機材を持っていたかが良くわかります。それほど、同時期の他のアルバムと音質のクリアさが違います。

もちろん、楽器の定位とかは当時の流行に引きずられていますし、今聴いても現代の音楽と何らの遜色がないとまでは言えません。しかし、聴き始めると、30年以上の歳月はどこかに消えてしまい、彼らの構築した架空のライブコンサート会場に居合わせることになってしまいます。

曲としては、The Beatlesのアルバムとしては不思議なくらいヒット曲がありません。強いて言えば'With A Little Help From My Friends','Lucy In the Sky With Diamonds'くらいでしょうか。他の曲も、良い曲ではあるのですが、シングル曲として大ヒットするかというとそうでもない。しかしだからこそ、アルバム全体として聴き通してしまい、終曲'A Day In The Life'のコーダにガーンとくる。というところだと思います。

nakaQのお気に入りはJohn Lennonの歌う'Good Morning,Good Morning'です。The Beatlesには珍しい変拍子で、メロディラインも全然ポップでないのですが、非常に魅力的な曲です。ブラスの使い方も斬新。リードギターもいつもの彼らと違い、粘りがある音ですが、GeorgeではなくPaulが弾いています。終盤の動物の鳴き声も楽しいです。

最後の、メンバーのわいわいがやがやが、CDではフェードアウトにせざるを得なかったのが残念です。LPでは、完全にエンドレスになっていました。自動で針が上がってしまったりはしたのですが。LPというフォーマットを極限まで追求した作品ですね。

なんだか、いつまで経っても歳をとらない、瑞々しさを失わないアルバムという感じがします。やはり永遠の名盤といえるでしょう。

Rolling Stone誌の"The RS 500 Greatest Albums Of All Time"では堂々の1位にランクされています。

nakaQ評価:★★★★★

The Beatles "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band


曲目リスト

1.Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
2.With a Little Help from My Friends
3.Lucy in the Sky With Diamonds
4.Getting Better
5.Fixing a Hole
6.She's Leaving Home
7.Being for the Benefit of Mr. Kite!
8.Within You Without You
9.When I'm Sixty-Four
10.Lovely Rita
11.Good Morning Good Morning
12.Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
13.A Day in the Life
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2006年02月14日

10cc "The Original Soundtrack" (1975)

10ccの名盤"The Original Soundtrack"です。

Original Soundtrackというタイトルは、何かの映画のサウンドトラックではないのですが、音で視覚に訴えるというか、そんな試みが感じられるアルバムです。1曲目の'Une Nuit A Paris'は特にそんな要素が強く、一応3部構成の組曲になっているのですが、演劇的な色彩も濃く、Queenの"A Night At The Opera"の'Bohemian Rhapsody'に驚くほど曲調なりコンセプトが似ています。発売時期からして、元祖はこちらですが。(なお、下のリンクの曲目リストにはもともとはこの曲が入っていません。よもやそんなことはあるまいと思って、nakaQが1曲目を付け加えています。もし本当になかったら申し訳ありません。)

続く'I'm Not In Love'は言うまでもない名曲です。エンドレスに続くコーラスは、おそらくテープをループさせて作り出したものだと思うのですが、サンプラーもなかった時代に溢れるアイデアで勝負した彼らの音作りセンスは大したものだと思います。曲自体のメロディラインも大変よく、コーラスアレンジがなくても名曲になった可能性は大と思いますが、いずれにせよ卓越したアレンジが曲に永遠の命を与えたといってよいと思います。

'The Film Of My Love'はイントロのリズムボックスの音からしてごきげんですが、カンツォーネ風の歌なりコーラスが絶妙です。ほとんど冗談としか思えないような曲ですが、最もオリジナル・サウンドトラックな雰囲気を放つ曲とも言えます。Godley/Cremeの曲ですが、後に'Cry'などのユニークなプロモビデオを制作し大成功を収めるコンビの、音楽的であることを超えた視覚感覚が端的に現れた曲といえるかもしれません。nakaQは大好きです。

nakaQ評価:★★★★★

10cc "The Original Soundtrack"
The Original Soundtrack


曲目リスト

1.Une Nuit A Paris:
a. One Night In Paris
b. The Same Night In Paris
c. Later The Same Night In Paris
2.I'm Not in Love
3.Blackmail
4.Second Sitting for the Last Supper
5.Brand New Day
6.Flying Junk
7.Life Is a Minestrone
8.Film of My Love

10cc - The Original Soundtrack試聴できます
posted by nakaQ at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | Rock&Pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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